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創世記〈命と自由〉

#45

朧月夜

朧げで、淡い記憶。
夢のように優しくて、幻のようにすり抜けて行って、誰かの心の中みたいに暖かい。

[打消し]⋯なんで?[/打消し]

急に暗闇のどん底に落とされる。 
冷たくて、寒くて、痛くて、苦しい。

[打消し]置いていかないで。[/打消し]

眼の前に広がるは、見渡す限りの赤。
今、眼の前で何が起こっている?答えは誰も教えてくれない。

[打消し]嫌だ。[/打消し]

もう一度声を出そうとするも、出ない。封じ込められているように。
動けない。今目の前で起こっている出来事を止めたいのに。

[打消し][漢字]また[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]、何もできなかった。[/打消し]

なんで、笑ってるの?どうして、泣いているの?

[打消し]■■■と、■■■を頼んだよ。[/打消し]

どうして、僕は悲しいの?覚えているはずないのに、もういないのに。





[水平線]
「大丈夫……?」
覗き込まれた、僕の顔。
さっきの夢は、一体何だったんだろ?
「僕の魔法の影響かもね……急に眠ったからびっくりした⋯⋯」
「あはは⋯心配かけてごめんね」
よっこらせ、と立ち上がり空を見上げる。相変わらずの、モノクロの世界。
「⋯中入る?ここじゃバレちゃうかもしれないでしょ?』
「……そうする」
メテオはまだ寝てるのかな〜⋯起きたら説明したらいいし、いいや。
コツ⋯コツ⋯
えーっと、操縦室に案内するでいいかな。
廊下の左手にある扉を開け、中に入る。
「座っていいよ!お茶持ってくるね」
シャッタードはそれには答えず、ただ頷いて席に座る。
お茶⋯何があったかな⋯?
ふと、茶袋を入れている箱に目をやる。
心做しか、減っている気がする。⋯気のせいかな。
一つ茶袋を取り出し、お湯を入れる。
「ごめーん!おまたせ⋯」
操縦室に戻ると、シャッタードの姿が消えていた。
帰った?そんな事があるのだろうか。
探索してる?だとしても黙っていくわけ⋯あるな。
あの子、話すの苦手そうだったしな⋯
取り敢えず空いている席に座り、シャッタードの帰りを待ってみる。





⋯帰ってこない。
「流石に⋯迷子はないよね?」
そこまでこの飛空艇は広くない。普通の一軒家と同じぐらいの間取りだ。縦に長いだけで。
異常を感じたアカリは、席を立ち部屋を出ようとする。

[太字][大文字][大文字]ゴン!![/大文字][/大文字][/太字]

なにか、透明な壁にぶつかった。
「痛い⋯⋯なにこれ!」
パッと顔を上げ、辺りを見回す。
そこで、ある違和感に気づいた。
対角線上に飾られている同じ絵画、向き合う形で置かれている棚、そして⋯
キッチンとは反対側の扉を開ける。
そこも⋯キッチンだった。
「ループしてる⋯?それとも⋯⋯」





一方、いつまで経ってもアカリが帰ってこないことに違和感を抱いたシャッタードは廊下に出ており、同じ異変に気づいていた。
見覚えがある。この魔法は【[漢字]反射[/漢字][ふりがな]リフレクラー[/ふりがな]】。この星でそんな魔法が使える人物を、シャッタードは一人しか見たことがない。
「⋯⋯何がしたいの、ダイ」

2026/01/26 18:30

AZ
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