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創世記〈命と自由〉

#44

シャッタード

他人の空似というにはあまりにも似すぎているこの2人。
お互いの顔をまじまじと見合い、訝しげな顔を浮かべる。
「え、っと⋯君は、誰なのかな?僕はアカリ」
「え、え、え、え⋯っと⋯[小文字][小文字][小文字]シャッタード、です⋯[/小文字][/小文字][/小文字]」
お互いドギマギしながらの自己紹介。また、無言が訪れる。
「シャッタード、くん⋯かな?えっと、僕は君の持ってる宝玉を譲り受けたいんだけど⋯」
あ、と小さく驚いた顔をする。
やっぱりこの人が話に聞いていたシャッタードらしい。
「…!隠れて⋯」
シャッタードが小さく飛空艇を指さし、隠れろという。
アカリは何が何だか分からないまま、とりあえず言われた通りに隠れた。
「【[漢字]夢幻[/漢字][ふりがな]イリュージョナー[/ふりがな]】」
魔法を唱え、すぐに飛空艇が霧に包まれる。その中に、走ってシャッタードが飛び込んだ。
「静かにしててね⋯」
「う、うん」
しばらく大人しく黙っていると、霧の外側から声が聞こえた。
「おかしいな、ここに確かに謎の飛空艇が着陸したとの報告があったのだが⋯」
「通報者が場所間違えたんじゃないか?」
「そうかもね、他の場所を当たりましょう」
コツコツと、靴音が遠ざかっていく。
完全に聞こえなくなると、2人は霧の中からゆっくりと抜け出す。
「【[漢字]夢幻[/漢字][ふりがな]イリュージョナー[/ふりがな]】⋯相手に幻覚を見せる上級魔法だよね」
「そう⋯ここは機密事項とかが多いから、データを盗られないように警備の人が沢山いる⋯」
ポツリポツリと言葉を紡ぐシャッタードに、アカリは笑いかける。
「でも、僕を守ってくれたでしょ?君はいい人だよ!」
「⋯⋯ありがとう⋯」
フッと、風が頬を撫でる。
その風にある事を思い出させられた。
「えっと、ダイって人は?一緒にいるって聞いたんだけど⋯」
デルタ達の情報では、基本一緒に行動していると聞いたのだが今は居ないようだ。
「ダイ⋯?ダイは、『クソ兄貴が来たから会わない』ってどこかに行っちゃって⋯探してた」
「お兄さんがいるんだね⋯シャッタードくんは会ったことある?」
こてん、と首を傾げて尋ねてみる。
シャッタードも同じように首を傾げて、話し出す。
「会ったことあるよ⋯もう絶縁してるみたいだけど⋯あと」
ちょっと気まずそうに、シャッタードが口を開く。
「僕女だから⋯ちゃん付けでいいよ⋯」
「あ⋯ごめん」

2026/01/24 20:05

AZ
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