ゲーム開始2時間前
卯都「そういや、ルールは詳しく説明されてへんかったなぁ」
ここはビルの屋上。ベンチで足をブラブラとさせながらふと思い出す。
JOKER「そうだっけ?」
JESTER「そうだった!なら説明しないと!」
JOKERとJESTERが同時に柵から飛び降りる。
動きは左右対称で息もピッタリ。多分双子なのだろうけど、謎が多い2人だ。
JOKER「チャレンジャーはトリックスターを見つけたら勝ち!」
JESTER「トリックスターはチャレンジャーを欺き続けたら勝ち!」
いや、勝利条件だけ言われてもなぁ⋯と苦笑いする卯都。
JESTER「『心』と呼ばれる話し合いの時間を5回、『技』と呼ばれる戦闘の時間を5回交互に繰り返すんだ!」
JOKER「管理者の役目はゲームを滞りなく進めること!そして、ジョーカーの役目は⋯」
2人がにっこりと笑い、声を合わせて言葉を放つ。
[大文字][大文字][太字]「「ゲームを盛り上げること!!」」[/太字][/大文字][/大文字]
卯都は呆気にとられる。
卯都「⋯それだけかいな?」
それだけだよー、と返す2人に何だこのゲームと思ってしまう。
JOKER「人狼ゲームやったことない?」
JESTER「人狼ゲームやったことないんだ!」
卯都「人狼ゲームぐらいやったことあるわ!」
ムキになる卯都を見ながらクスクスと笑う。
元来、この2人はこんな性格だから仕方がないのだが。
でもね、とJESTERが言葉を続ける。
JESTER「管理者の邪魔さえしなければ何してもいいんだよ?」
JOKER「そうそう、ゲームが進んだら何してもいいんだよ!」
お、と卯都は悪い笑みを浮かべる。
卯都「言うたからな?何やってもええんやな?」
[斜体]「やり過ぎは、しないようにね」[/斜体]
突如として、優しげな声が聞こえる。
3人が振り向くと、あの仮面の人物が居た。
JOKER「CLOWNだ!」
JESTER「CLOWNのお出ましだ!」
CLOWN、そう呼ばれた人物は卯都に向かって一礼する。
何だかしなくてはいけない気がして、卯都も一礼した。
[斜体]「私はダイヤを担当することになっているけれど、君たちはどこへ行く気だい?」[/斜体]
JOKER「どこにする?」
JESTER「どこにしよう!」
アハハハ〜と笑いながら動き回る二人を横目で見ながら、卯都は考え込む。
卯都「後空いてるんてハート、スペード、クラブやったよね?」
[斜体]「そうだね、どこがいいかな?」[/斜体]
んじゃまあ無難に、と立ち上がる。
卯都「ハートにしましょうかね?」
JOKER「じゃあスペード!」
JESTER「じゃあクラブ!」
フフフ、と仮面の人物が優しく微笑む。
[斜体]「なら決まりだね。2人は準備をしておいで」[/斜体]
はーい!と元気な声が聞こえ、エレベーターの方へ駆け出していく。
それを見送った後、仮面の人物は卯都に向き直った。
[斜体]「人狼ゲームはやったことあるんだろう?」[/斜体]
卯都「せやね、友人に誘われて何回か」
そう言いながら、自分をここに勧めた友人の顔を思い出す。
[斜体]「チャレンジャーは市民、トリックスターは人狼、管理者はゲームマスターと置き換えることができるのだけれど、このジョーカーという役割が一体どこに当てはまるのか、考えながらやっておいで」[/斜体]
では失礼するよ、と仮面の人物もエレベーターへと向かっていく。
もし、オレの考察があっているのなら。
ジョーカーの役割はゲームを盛り上げることやない。掻き回すことや。
そしてそんな役割、人狼ゲームには一個しかあれへん。
俄然、気合入ってきたわ。
卯都「やってやろうやないか」
____の役割を。
卯都「そういや、ルールは詳しく説明されてへんかったなぁ」
ここはビルの屋上。ベンチで足をブラブラとさせながらふと思い出す。
JOKER「そうだっけ?」
JESTER「そうだった!なら説明しないと!」
JOKERとJESTERが同時に柵から飛び降りる。
動きは左右対称で息もピッタリ。多分双子なのだろうけど、謎が多い2人だ。
JOKER「チャレンジャーはトリックスターを見つけたら勝ち!」
JESTER「トリックスターはチャレンジャーを欺き続けたら勝ち!」
いや、勝利条件だけ言われてもなぁ⋯と苦笑いする卯都。
JESTER「『心』と呼ばれる話し合いの時間を5回、『技』と呼ばれる戦闘の時間を5回交互に繰り返すんだ!」
JOKER「管理者の役目はゲームを滞りなく進めること!そして、ジョーカーの役目は⋯」
2人がにっこりと笑い、声を合わせて言葉を放つ。
[大文字][大文字][太字]「「ゲームを盛り上げること!!」」[/太字][/大文字][/大文字]
卯都は呆気にとられる。
卯都「⋯それだけかいな?」
それだけだよー、と返す2人に何だこのゲームと思ってしまう。
JOKER「人狼ゲームやったことない?」
JESTER「人狼ゲームやったことないんだ!」
卯都「人狼ゲームぐらいやったことあるわ!」
ムキになる卯都を見ながらクスクスと笑う。
元来、この2人はこんな性格だから仕方がないのだが。
でもね、とJESTERが言葉を続ける。
JESTER「管理者の邪魔さえしなければ何してもいいんだよ?」
JOKER「そうそう、ゲームが進んだら何してもいいんだよ!」
お、と卯都は悪い笑みを浮かべる。
卯都「言うたからな?何やってもええんやな?」
[斜体]「やり過ぎは、しないようにね」[/斜体]
突如として、優しげな声が聞こえる。
3人が振り向くと、あの仮面の人物が居た。
JOKER「CLOWNだ!」
JESTER「CLOWNのお出ましだ!」
CLOWN、そう呼ばれた人物は卯都に向かって一礼する。
何だかしなくてはいけない気がして、卯都も一礼した。
[斜体]「私はダイヤを担当することになっているけれど、君たちはどこへ行く気だい?」[/斜体]
JOKER「どこにする?」
JESTER「どこにしよう!」
アハハハ〜と笑いながら動き回る二人を横目で見ながら、卯都は考え込む。
卯都「後空いてるんてハート、スペード、クラブやったよね?」
[斜体]「そうだね、どこがいいかな?」[/斜体]
んじゃまあ無難に、と立ち上がる。
卯都「ハートにしましょうかね?」
JOKER「じゃあスペード!」
JESTER「じゃあクラブ!」
フフフ、と仮面の人物が優しく微笑む。
[斜体]「なら決まりだね。2人は準備をしておいで」[/斜体]
はーい!と元気な声が聞こえ、エレベーターの方へ駆け出していく。
それを見送った後、仮面の人物は卯都に向き直った。
[斜体]「人狼ゲームはやったことあるんだろう?」[/斜体]
卯都「せやね、友人に誘われて何回か」
そう言いながら、自分をここに勧めた友人の顔を思い出す。
[斜体]「チャレンジャーは市民、トリックスターは人狼、管理者はゲームマスターと置き換えることができるのだけれど、このジョーカーという役割が一体どこに当てはまるのか、考えながらやっておいで」[/斜体]
では失礼するよ、と仮面の人物もエレベーターへと向かっていく。
もし、オレの考察があっているのなら。
ジョーカーの役割はゲームを盛り上げることやない。掻き回すことや。
そしてそんな役割、人狼ゲームには一個しかあれへん。
俄然、気合入ってきたわ。
卯都「やってやろうやないか」
____の役割を。