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創世記〈命と自由〉

#43

実験都市リフレージュ

メテオ視点
正直言って、ずっと気まずいまま。
同じ空間にいるのも苦しくて、申し訳なくて、部屋に戻った。
「⋯ダイに、会うのか」
もう会うことはないと思っていたが、こんな奇妙な縁でまた会うことになるとは。
ベッドに沈み、うずくまる。身を縮めて、何かに怯えるように。
あいつは、私のことをすべて知っている。私も、あいつのことをすべて知っている。
お互いがお互いの弱みを握り、睨み合っている。そんなクソみたいな状況。
ついでに、シャッタードのことも気がかりだ。
気が弱くて、すぐ感情を表に出すから。ダイにいつも引っ付いていた。
あの子は、ちゃんとダイの面倒を見れているだろうか。
じゃじゃ馬で身勝手すぎるあいつと、仲良くやれているだろうか。
「⋯やめよう」
ポツリとそうつぶやき、もう一眠りすることにした。



アカリ視点
「シャッタードと、ダイ」
次の目的地、リフレージュに住む宝玉を持つ人物の名を静かに反芻する。
「なんで、メテオに覚悟とかそんな話をしたんだろう⋯」
そんなに、行くのが辛い場所なのか。
それとも、なにかこの2人と因縁でもあるのだろうか。
アカリがいくら考えを巡らせても、答えが出てくるわけではない。
そして眼の前の机に置かれた、一つのメモ。
夢の中で起きた出来事をまとめたメモだ。全員の分を照らし合わせるのは時間がかかった。
・場所は古代神殿?
・対戦していたのは全員で6人
使用魔法
一人目【引率】会敵→アカリと謎の人物
二人目【防壁】会敵→メテオと謎の人物2人
三人目【時空】会敵→マド、マリ
四人目【夢幻】会敵→デルタ、ダーマ
五人目【束縛】会敵→チェイン、シアン
六人目使用魔法不明 会敵→おそらくダイ、シャッタード

「見たことあるのは⋯気の所為、だよね」
謎の人物3人、何故か見覚えがある。まるでずっと長い間一緒に居たような感じだ。
その時、アラームが鳴った。
『着陸体制に入ります』
どうやら⋯着いたようだ。



降り立ってから見えた星の景色は、機械や人工物ばかりの近未来的な都会の風景。
メテオが入っているであろう部屋は鍵がかけられていたので、一度自分だけで探索することにした。
「色⋯鮮やかではないね」
人工物まみれだからか、目に見えるのは灰色や黒などのモノクロの景色ばかりで、空が紫色なことぐらいしか鮮やかな色は殆ど見受けられない。
「この星では⋯色鮮やかな方が珍しいんだよ⋯旅人さん」
か細く、だが確かに声が聞こえた。
アカリがバッと後ろを振り返る。
そこに居たのは⋯
「ぼ⋯く?」
灰色の、自分だった。

2026/01/24 16:30

AZ
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