[斜体]「今回のゲームは⋯すぐに終わりそうだね」[/斜体]
仮面の人物は、5つのモニターを見ながらゆっくりと椅子に深く腰掛ける。
[斜体]「ジョーカーの成果も上々、一人交代で良さそうだ。トリックスターも頑張っているね」[/斜体]
「失礼します」
そうして、一人の管理者が入ってくる。
[斜体]「どうしたんだい?愚者の[漢字]玲乃[/漢字][ふりがな]れの[/ふりがな]くん」[/斜体]
玲乃「クズは褒め言葉やないんですか?__サン」
管理者4人の中のひとり『0番【愚者】』の役目を与えられた青年、[漢字]迂月[/漢字][ふりがな]うづき[/ふりがな] [漢字]玲乃[/漢字][ふりがな]れの[/ふりがな]。
玲乃「俺の担当してるハートの部屋が決着つきましたよ、ちゅう報告しに来たんや」
[斜体]「ありがたいね。どちらが勝ったのかな?」[/斜体]
声色は優しめだが、なんとも言えない圧が玲乃を襲う。
玲乃「トリックスターの勝利や。ジョーカーがええ働きしてくれたんでね」
その時、暗い部屋に光が差し込む。
「報告しに来ました〜」
「報告です」
二人の女性が扉を開け、部屋に入ってきたようだ。
玲乃「なんや、今俺が報告しとんねん」
「すみません〜、では後にしましょうか〜?」
いや、ええわ。と玲乃が帰ろうとするのを制す。
玲乃「んで、言うてはった次のジョーカー候補生が来とるんやと。俺からの報告は以上や」
[斜体]「ありがとう、[漢字]最終決戦[/漢字][ふりがな]ラストステージ[/ふりがな]に備えて準備をお願いするよ」[/斜体]
んじゃ、失礼しました。と玲乃が出ていく。
そして、二人が一歩前に歩み出た。
湊「私の担当区域、クラブの部屋の決着がつきました〜。チャレンジャーの勝利です〜」
『17番【星】』[漢字]星月[/漢字][ふりがな]ほしつき[/ふりがな] [漢字]湊[/漢字][ふりがな]みなみ[/ふりがな]
七海「私の担当区域、スペードの部屋も同じく終了。勝者はチャレンジャーです」
『18番【月】』[漢字]星月[/漢字][ふりがな]ほしつき[/ふりがな] [漢字]七海[/漢字][ふりがな]なみ[/ふりがな]
2人が報告を終えると、もう一度画面の方を向き直る。
後決着がついていないのは、ダイヤの部屋。『19番【太陽】』の担当区域だ。
流石に急かすことなどしないが。
[斜体]「報告ありがとう、もう戻って一緒に準備しておいで」[/斜体]
七海「承知致しました。湊、行くぞ」
湊「わかりました〜、では失礼します〜」
ガチャリ、と重厚な音を立ててドアが閉まる。
[斜体]「入っておいで、ジョーカー」[/斜体]
そう虚空に声を掛けると、闇に紛れて2人の人物が現れる。
「お呼びかな?」
「お呼びだよ!」
クスクスと笑う2人を見て、仮面の人物は仮面の下で微笑む。
[斜体]「そう、私からのお呼びだよ。次のゲームから入ってくる新入りのジョーカーを迎えに行ってやってくれ」[/斜体]
「仲間が増えるね?どう思う?」
「仲間が増えるよ!やったね!」
またケラケラと笑いながら、闇に溶け込んでいく。
一方、新入りのジョーカーこと[漢字]裏寝屋[/漢字][ふりがな]うらねや[/ふりがな] [漢字]卯都[/漢字][ふりがな]うと[/ふりがな]は真っ暗な部屋に招待されていた。
卯都「なんやねんここ⋯真っ暗でよう見えへんし⋯」
手探りでゆっくり進んでいくと、どこからか声が聞こえた。
「居たね、あの子かな?」
「居たよ、あの子だよ!」
その瞬間、一斉に照明がつく。暗闇に慣れきった目は、その光が眩しすぎた。
そうして、声の正体が近寄ってくる。逆光でほとんど姿が見えない。
「居た、新入りのジョーカーくん!」
「ようこそ!我らはジョーカー!」
JOKER「ボクはJOKER!」
JESTER「ボクはJESTER!」
ケラケラと笑う二人組に、卯都は複雑な気持ちになる。
興奮か、恐怖か、驚愕か、歓喜か。
卯都「⋯めっちゃ」
自分でも口角が上がるのがわかる。こんなに面白そうなことは初めてだ。
[大文字][太字]卯都「面白そうやん」[/太字][/大文字]
次のゲーム開始まで
残り_日
仮面の人物は、5つのモニターを見ながらゆっくりと椅子に深く腰掛ける。
[斜体]「ジョーカーの成果も上々、一人交代で良さそうだ。トリックスターも頑張っているね」[/斜体]
「失礼します」
そうして、一人の管理者が入ってくる。
[斜体]「どうしたんだい?愚者の[漢字]玲乃[/漢字][ふりがな]れの[/ふりがな]くん」[/斜体]
玲乃「クズは褒め言葉やないんですか?__サン」
管理者4人の中のひとり『0番【愚者】』の役目を与えられた青年、[漢字]迂月[/漢字][ふりがな]うづき[/ふりがな] [漢字]玲乃[/漢字][ふりがな]れの[/ふりがな]。
玲乃「俺の担当してるハートの部屋が決着つきましたよ、ちゅう報告しに来たんや」
[斜体]「ありがたいね。どちらが勝ったのかな?」[/斜体]
声色は優しめだが、なんとも言えない圧が玲乃を襲う。
玲乃「トリックスターの勝利や。ジョーカーがええ働きしてくれたんでね」
その時、暗い部屋に光が差し込む。
「報告しに来ました〜」
「報告です」
二人の女性が扉を開け、部屋に入ってきたようだ。
玲乃「なんや、今俺が報告しとんねん」
「すみません〜、では後にしましょうか〜?」
いや、ええわ。と玲乃が帰ろうとするのを制す。
玲乃「んで、言うてはった次のジョーカー候補生が来とるんやと。俺からの報告は以上や」
[斜体]「ありがとう、[漢字]最終決戦[/漢字][ふりがな]ラストステージ[/ふりがな]に備えて準備をお願いするよ」[/斜体]
んじゃ、失礼しました。と玲乃が出ていく。
そして、二人が一歩前に歩み出た。
湊「私の担当区域、クラブの部屋の決着がつきました〜。チャレンジャーの勝利です〜」
『17番【星】』[漢字]星月[/漢字][ふりがな]ほしつき[/ふりがな] [漢字]湊[/漢字][ふりがな]みなみ[/ふりがな]
七海「私の担当区域、スペードの部屋も同じく終了。勝者はチャレンジャーです」
『18番【月】』[漢字]星月[/漢字][ふりがな]ほしつき[/ふりがな] [漢字]七海[/漢字][ふりがな]なみ[/ふりがな]
2人が報告を終えると、もう一度画面の方を向き直る。
後決着がついていないのは、ダイヤの部屋。『19番【太陽】』の担当区域だ。
流石に急かすことなどしないが。
[斜体]「報告ありがとう、もう戻って一緒に準備しておいで」[/斜体]
七海「承知致しました。湊、行くぞ」
湊「わかりました〜、では失礼します〜」
ガチャリ、と重厚な音を立ててドアが閉まる。
[斜体]「入っておいで、ジョーカー」[/斜体]
そう虚空に声を掛けると、闇に紛れて2人の人物が現れる。
「お呼びかな?」
「お呼びだよ!」
クスクスと笑う2人を見て、仮面の人物は仮面の下で微笑む。
[斜体]「そう、私からのお呼びだよ。次のゲームから入ってくる新入りのジョーカーを迎えに行ってやってくれ」[/斜体]
「仲間が増えるね?どう思う?」
「仲間が増えるよ!やったね!」
またケラケラと笑いながら、闇に溶け込んでいく。
一方、新入りのジョーカーこと[漢字]裏寝屋[/漢字][ふりがな]うらねや[/ふりがな] [漢字]卯都[/漢字][ふりがな]うと[/ふりがな]は真っ暗な部屋に招待されていた。
卯都「なんやねんここ⋯真っ暗でよう見えへんし⋯」
手探りでゆっくり進んでいくと、どこからか声が聞こえた。
「居たね、あの子かな?」
「居たよ、あの子だよ!」
その瞬間、一斉に照明がつく。暗闇に慣れきった目は、その光が眩しすぎた。
そうして、声の正体が近寄ってくる。逆光でほとんど姿が見えない。
「居た、新入りのジョーカーくん!」
「ようこそ!我らはジョーカー!」
JOKER「ボクはJOKER!」
JESTER「ボクはJESTER!」
ケラケラと笑う二人組に、卯都は複雑な気持ちになる。
興奮か、恐怖か、驚愕か、歓喜か。
卯都「⋯めっちゃ」
自分でも口角が上がるのがわかる。こんなに面白そうなことは初めてだ。
[大文字][太字]卯都「面白そうやん」[/太字][/大文字]
次のゲーム開始まで
残り_日