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創世記〈命と自由〉

#58

KEEPER【1】

マドSide

いきなり飛ばされたと思ったら⋯⋯即戦闘とかありえないって。
マドとマリは守り人である石像の一体、KEEPERと会敵していた。
マリのお得意の空間操作で空間ごと自分を移動させ、マドの時間魔術で攻撃ヒットの時間をずらす。
無論、こんな戦い方されたらまず並大抵の人物では勝てないだろう。

並大抵ならば。

相手も、【[漢字]時空[/漢字][ふりがな]スペースタイム[/ふりがな]】を使用する。
その意味とは⋯

「しつっこいな!」
「ちょっとマド!ちゃんと集中してよねぇ!?」

同じように空間ごと相手は移動し、魔術がヒットする直前でタイミングをずらす。
まるで、自分たちの鏡像と戦っているような感覚だ。

「【[漢字]炎[/漢字][ふりがな]フレイネス[/ふりがな]】!」
「【[漢字]光の矢[/漢字][ふりがな]ライネスアーチャー[/ふりがな]】!」

こうなってしまっては手数で攻める他ない。
マリは属性魔術、マドは複合魔術で一気に攻める。

「⋯⋯その程度?」

二人の魔術が、塵のように消え去る。
無詠唱の【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】。
いくら初級魔術とはいえあんな量を一瞬で、しかも無詠唱でだなんてかなりの技術とセンスが要る。
その所業に、さすがのマドも笑顔に一筋に冷や汗が流れる。

「その程度って⋯クソゲーだね」
「口悪いよぉ。言いたくなる気持ちもわかるけど」

あまり2人は肉弾戦は得意ではない。
れっきとした魔術師なのだ。
上昇魔術のバフをかけても、有効な打撃にはならないだろう。

「RULERが聞いて呆れるな。この程度にまで成り下がったとは」

なんで、このデカブツがそれを知ってる?
僕とマリの最悪の汚点である、そのことを。
フツフツと、怒りが込み上げてくる。
なんで、コイツがそんな事知っているのかは関係ない。
舐められたなら、やり返すだけ。

「カッチーン、マリあいつ殺ろうか」
「そうだねぇ、なんでそれを知っているのかはしらないけど、行ってしまったが運の尽きってとこかな?」

いつもの可愛らしい笑顔じゃない。
誑かし、騙し、全てをズタズタに引き裂く、狂気の笑み。
その目に宿るは、執念か憎悪か。
彼らの魔力量が、感情に比例してどんどん解放されていく。

「その名前は捨てたんだけどさ、仕方ないよね?」
「裏切りは死と同じ、だっけあそこの教訓。それから生き残ったボクらのしぶとさ、舐めるんじゃないよ?」

空間は歪み、時間は正しく流れない。
魔術の暴走とも言えるその渦は、どんどん神殿の一室を飲み込んでいく。
完全にその空間が崩壊するまでに見えたのは、彼らのゴミを見るような目。



「「支配者舐めんなよ?」」



聞こえたのは、地を這うような地獄の底から響く声だった。

作者メッセージ

これは⋯⋯10:0でKEEPERが悪いですね、どんまい。
ところどころ魔術の呼び名に変更があるかもしれません。なぜか昔の話がNEWになっていても気にしないでくださいね。

2026/02/09 23:16

AZ
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