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死を連想させる表現があります。ご注意ください。
マドSide
いきなり飛ばされたと思ったら⋯⋯即戦闘とかありえないって。
マドとマリは守り人である石像の一体、KEEPERと会敵していた。
マリのお得意の空間操作で空間ごと自分を移動させ、マドの時間魔術で攻撃ヒットの時間をずらす。
無論、こんな戦い方されたらまず並大抵の人物では勝てないだろう。
並大抵ならば。
相手も、【[漢字]時空[/漢字][ふりがな]スペースタイム[/ふりがな]】を使用する。
その意味とは⋯
「しつっこいな!」
「ちょっとマド!ちゃんと集中してよねぇ!?」
同じように空間ごと相手は移動し、魔術がヒットする直前でタイミングをずらす。
まるで、自分たちの鏡像と戦っているような感覚だ。
「【[漢字]炎[/漢字][ふりがな]フレイネス[/ふりがな]】!」
「【[漢字]光の矢[/漢字][ふりがな]ライネスアーチャー[/ふりがな]】!」
こうなってしまっては手数で攻める他ない。
マリは属性魔術、マドは複合魔術で一気に攻める。
「⋯⋯その程度?」
二人の魔術が、塵のように消え去る。
無詠唱の【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】。
いくら初級魔術とはいえあんな量を一瞬で、しかも無詠唱でだなんてかなりの技術とセンスが要る。
その所業に、さすがのマドも笑顔に一筋に冷や汗が流れる。
「その程度って⋯クソゲーだね」
「口悪いよぉ。言いたくなる気持ちもわかるけど」
あまり2人は肉弾戦は得意ではない。
れっきとした魔術師なのだ。
上昇魔術のバフをかけても、有効な打撃にはならないだろう。
「RULERが聞いて呆れるな。この程度にまで成り下がったとは」
なんで、このデカブツがそれを知ってる?
僕とマリの最悪の汚点である、そのことを。
フツフツと、怒りが込み上げてくる。
なんで、コイツがそんな事知っているのかは関係ない。
舐められたなら、やり返すだけ。
「カッチーン、マリあいつ殺ろうか」
「そうだねぇ、なんでそれを知っているのかはしらないけど、行ってしまったが運の尽きってとこかな?」
いつもの可愛らしい笑顔じゃない。
誑かし、騙し、全てをズタズタに引き裂く、狂気の笑み。
その目に宿るは、執念か憎悪か。
彼らの魔力量が、感情に比例してどんどん解放されていく。
「その名前は捨てたんだけどさ、仕方ないよね?」
「裏切りは死と同じ、だっけあそこの教訓。それから生き残ったボクらのしぶとさ、舐めるんじゃないよ?」
空間は歪み、時間は正しく流れない。
魔術の暴走とも言えるその渦は、どんどん神殿の一室を飲み込んでいく。
完全にその空間が崩壊するまでに見えたのは、彼らのゴミを見るような目。
「「支配者舐めんなよ?」」
聞こえたのは、地を這うような地獄の底から響く声だった。
いきなり飛ばされたと思ったら⋯⋯即戦闘とかありえないって。
マドとマリは守り人である石像の一体、KEEPERと会敵していた。
マリのお得意の空間操作で空間ごと自分を移動させ、マドの時間魔術で攻撃ヒットの時間をずらす。
無論、こんな戦い方されたらまず並大抵の人物では勝てないだろう。
並大抵ならば。
相手も、【[漢字]時空[/漢字][ふりがな]スペースタイム[/ふりがな]】を使用する。
その意味とは⋯
「しつっこいな!」
「ちょっとマド!ちゃんと集中してよねぇ!?」
同じように空間ごと相手は移動し、魔術がヒットする直前でタイミングをずらす。
まるで、自分たちの鏡像と戦っているような感覚だ。
「【[漢字]炎[/漢字][ふりがな]フレイネス[/ふりがな]】!」
「【[漢字]光の矢[/漢字][ふりがな]ライネスアーチャー[/ふりがな]】!」
こうなってしまっては手数で攻める他ない。
マリは属性魔術、マドは複合魔術で一気に攻める。
「⋯⋯その程度?」
二人の魔術が、塵のように消え去る。
無詠唱の【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】。
いくら初級魔術とはいえあんな量を一瞬で、しかも無詠唱でだなんてかなりの技術とセンスが要る。
その所業に、さすがのマドも笑顔に一筋に冷や汗が流れる。
「その程度って⋯クソゲーだね」
「口悪いよぉ。言いたくなる気持ちもわかるけど」
あまり2人は肉弾戦は得意ではない。
れっきとした魔術師なのだ。
上昇魔術のバフをかけても、有効な打撃にはならないだろう。
「RULERが聞いて呆れるな。この程度にまで成り下がったとは」
なんで、このデカブツがそれを知ってる?
僕とマリの最悪の汚点である、そのことを。
フツフツと、怒りが込み上げてくる。
なんで、コイツがそんな事知っているのかは関係ない。
舐められたなら、やり返すだけ。
「カッチーン、マリあいつ殺ろうか」
「そうだねぇ、なんでそれを知っているのかはしらないけど、行ってしまったが運の尽きってとこかな?」
いつもの可愛らしい笑顔じゃない。
誑かし、騙し、全てをズタズタに引き裂く、狂気の笑み。
その目に宿るは、執念か憎悪か。
彼らの魔力量が、感情に比例してどんどん解放されていく。
「その名前は捨てたんだけどさ、仕方ないよね?」
「裏切りは死と同じ、だっけあそこの教訓。それから生き残ったボクらのしぶとさ、舐めるんじゃないよ?」
空間は歪み、時間は正しく流れない。
魔術の暴走とも言えるその渦は、どんどん神殿の一室を飲み込んでいく。
完全にその空間が崩壊するまでに見えたのは、彼らのゴミを見るような目。
「「支配者舐めんなよ?」」
聞こえたのは、地を這うような地獄の底から響く声だった。
- 1.プロローグ
- 2.2人の騎士
- 3.2人の騎士〈2〉
- 4.今日の勉強日誌
- 5.今日の勉強日誌〈2〉
- 6.今日の勉強日誌〈3〉
- 7.フライは過保護?
- 8.記憶
- 9.目覚め
- 10.ライの隠し事
- 11.遥かなる旅人よ
- 12.邂逅
- 13.十の宝玉
- 14.光と闇と
- 15.ティストチェルト
- 16.勝負開始!
- 17.決着
- 18.その後、そして次へ
- 19.いたずらっ子
- 20.マドとマリ
- 21.予知夢
- 22.えーと、後いくつだっけ?
- 23.正直言って一番苦手
- 24.焼けて、焼かれて
- 25.トリックスター
- 26.休戦&取引
- 27.意外な事実
- 28.紺と紫の次は、水色と茜
- 29.2人の魔術の仕組み
- 30.そろそろお暇させて?
- 31.ティンクラーチュアリ
- 32.ようこそホーリー王国へ!
- 33.あ、これガチ勢だ
- 34.わあ、BLだぁ
- 35.お茶会しよーよ
- 36.闇に生きる者と光に生きる者
- 37.秘密の秘密
- 38.狂い咲き
- 39.圧倒的な
- 40.暗い__の底
- 41.暗い__の底【2】
- 42.待てと言われて待つ奴が居るか
- 43.実験都市リフレージュ
- 44.シャッタード
- 45.朧月夜
- 46.ご対面は険悪です
- 47.ヒビ割れは溝へと
- 48.不明瞭すぎる未来
- 49.絶
- 50.屍は蘇る
- 51.悪魔の声
- 52.創り始めの音
- 53.再会と再開
- 54.願の神殿
- 55.動け、踊らされるな
- 56.GUARDIAN【1】
- 57.TRAVELER【1】
- 58.KEEPER【1】
- 59.DREAMER【1】