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創世記〈命と自由〉

#41

暗い__の底【2】

暗雲が、立ち込めている。
視界は良好とは言えず、暗い靄がかかっていた。
だがそんなもの、メテオには関係なかった。
「おわっ、マジかよッ!」
靄の中から攻撃したデルタをすぐに受け止める。
「この靄…ダーマか」
ダーマの闇魔法の応用で、こんな事もできるのはお互いよく知っている。
目を細め、しばらく睨み合う。
「目ぇ、覚ませ!!」
先に切りかかったのはデルタ。
だがメテオは軽くいなし、即反撃に転じる。
靄に隠れては死角から追撃をするを何度も繰り返し、いい加減飽きてきた頃だろう。
「【[漢字]洗脳[/漢字][ふりがな]ブレインウォッシャー[/ふりがな]】」
その声を、聞いてしまった。ダーマの得意魔法、【[漢字]洗脳[/漢字][ふりがな]ブレインウォッシャー[/ふりがな]】。その声を聞いたものを洗脳する魔法で、効果時間は相性と魔力量による。
狂人状態とはいえ、食らったものは一瞬効果を発揮する。
その隙を、待っていた。
「元に、戻って。メテオ!!」
頭上から一気に、全体重をのせて拳骨を落とす。
そうして、メテオは闇の濁流に飲まれていった。

「作戦はこうだ」
まず、ダーマの靄で視界を悪くしデルタが死角から攻める。
「コイツらは死角から物理で攻撃してくる⋯そう思い込ませるんだ」
「本番はここから⋯そうだろう、主よ」
ダーマが作戦を説明しているデルタに目配せをする。
こうしている間にも時間は過ぎていく。いつメテオが見つけて襲ってくるかわからない。
「いくら[漢字]狂人[/漢字][ふりがな]バーサーカー[/ふりがな]でも、魔法を食らえば一瞬動きが止まる。そこを、お前が叩け」
デルタの瞳は、まっすぐアカリを見据えている。
「わかった、頑張るよ」

そして今、最大出力の【[漢字]上昇[/漢字][ふりがな]アップ[/ふりがな]】をかけた拳骨をメテオにぶつけ、濁流に飲まれていった。
「これで、いいんだよね」
アカリがポツリと呟く。
それに反応したのはダーマだった。
「ああ、この技はさっきの魔法とは比べ物にならないほどの魔力が込められている。それに⋯」
「お前のパンチの威力は気絶レベルだからな、しばらくは大人しくしてると思うぜ」
デルタも大剣を担ぎながら、こちらに歩み寄ってくる。
闇の濁流が少しずつ消えていくのを眺めながら、アカリはこれからのことを考えていた。
















おまけ
チクチク死角から攻撃して刷り込みをしていたときの会話。(【[漢字]読心[/漢字][ふりがな]マインド[/ふりがな]】でお互いの心を読み合ってる)
アカリ(⋯そろそろ出たいんだけど)
デルタ(いや、まだまだだな)
アカリ(見てるこっちが辛いの!)
ダーマ(仕方ないだろう、そういう作戦だ)
アカリ(⋯もう飛び出してこようかな)
デルタ(カウンターとか迎撃されても俺は知らねぇからな)
ダーマ(その前に我が洗脳させて止めなければ、致命傷をもらうぞ)
アカリ(う⋯わかった⋯)

メテオ(なんか策あるなこれ)
冷静に会話を聞いていたものの、急襲には対応しきれなかったメテオだった。

2026/01/16 19:01

AZ
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