閲覧前に必ずご確認ください
死、鬱などの鬱展開があります、閲覧は自己責任でお願いします。これらが苦手な方は閲覧しない事をお勧めします。
また、作中に過激な発言などもありますが決してそれらを助長するわけではございませんのでご了承ください。
「暇~。燦なんか面白い話無い?」
あれはいつの日の話だったか。ああ、修学旅行のバスの中での話だっけ。
丁度隣だった君が退屈して僕に何か話せとねだって来たんだ。
「あるわけないよ...そっちこそいい話題とか無いの?」
キミは少しう~んと考え、あるにはあるけどと返す。
「怪談話。聞きたい?」
実際僕も暇していたから、二つ返事で了承した。
[水平線]
「これは、私の友達...仮にTちゃんとしようか。その子が体験したお話。」
定番の出だしから始まり、その時まではただの怪談だと思っていた。...のちにそれは間違いだったと知るが。
「Tちゃんはある時、クラスの子から悪口をとても沢山言われていました。」
彼女がつくったモノはゴミと貶し、何かをすればクスクスと笑い、何かミスをすれば永遠にネタとして擦られ続ける。
彼女はとても心を痛めていました。
「一向に状況が改善しないと悟ったTちゃんは、信頼できる友人たちにその子達の事を話す事に」
友人たちはTちゃんの願い、彼らに謝ってほしいという願いを聞き届け協力する事になりました。
そこからが悪夢の始まりだったとも知らずに。
すぐに、友人たちは反撃を始めた。
けどその行為は見るに堪えないもので。
Tちゃんに謝れと怒鳴り散らかし、悪口や暴言を言ってきたら同じく暴言を吐き返し、果てには謝らないと殺すとまで言い始めて。
Tちゃんはただ、自分の行いを認めて欲しかっただけなのに。非を認めて反省して欲しかっただけなのに。
そもそも、皆で証拠を集めてそのまま先生に報告すればよかったのに、友人たちはそれをしなかった。Tちゃん1人では、とてもできない。
結局、Tちゃんを傷つけた人たちは厳重な処罰が下ったが友人たちにも彼らより軽いとはいえ処罰が下る結果となった。
[水平線]
「...恐ろしいね、団結力って」
僕はそう一言口にした。それしか言えなかった。
「人ってね、本当に大切な人の為ならば手段を選ばずに報復できるんだよ。ただ冷静に、現状をどうにかできる人物に伝えればよかったのに」
大事にはしたくなかったのか、自分達だけでどうにかなると思っていたのか、真相は分からないけどね。と付け足す。
「確かにTちゃんをいじめた奴らは悪い。けどだからといって倍返し...この場合は倍返しどころではなかったけれど、やり返しちゃいけないんだよ。冷静に相談すればよかったんだ」
「僕らの周りでも、そういう事は身近にあるもんね」
「だからといってあんたがそうなっちゃダメだからね?」
その日久しぶりに、君は心から笑っているように見えた。
事実、君の話した怪談が今も繰り返されている。
前に言ってた次のターゲットにされちゃった子、その子の友達といじめっ子が今も喧嘩してるよ。
謝れだの、自分は意見を述べただけだの、自分が正しいだの、正しいなんて誰が決めるんだよって感じ。誰も怖くて先生に言えてない。
皆が考えている事って多少の差異はあっても、だいたい同じって前に君が言ってたっけ。
...そろそろ言いに行ってくるよ。今までだったら怖くて言えてなかっただろうけど、今は[漢字]君が背中を押してくれる[/漢字][ふりがな]きみのゆいごんがある[/ふりがな]から。
もっと、君と色んなことを話したかったよ。
あれはいつの日の話だったか。ああ、修学旅行のバスの中での話だっけ。
丁度隣だった君が退屈して僕に何か話せとねだって来たんだ。
「あるわけないよ...そっちこそいい話題とか無いの?」
キミは少しう~んと考え、あるにはあるけどと返す。
「怪談話。聞きたい?」
実際僕も暇していたから、二つ返事で了承した。
[水平線]
「これは、私の友達...仮にTちゃんとしようか。その子が体験したお話。」
定番の出だしから始まり、その時まではただの怪談だと思っていた。...のちにそれは間違いだったと知るが。
「Tちゃんはある時、クラスの子から悪口をとても沢山言われていました。」
彼女がつくったモノはゴミと貶し、何かをすればクスクスと笑い、何かミスをすれば永遠にネタとして擦られ続ける。
彼女はとても心を痛めていました。
「一向に状況が改善しないと悟ったTちゃんは、信頼できる友人たちにその子達の事を話す事に」
友人たちはTちゃんの願い、彼らに謝ってほしいという願いを聞き届け協力する事になりました。
そこからが悪夢の始まりだったとも知らずに。
すぐに、友人たちは反撃を始めた。
けどその行為は見るに堪えないもので。
Tちゃんに謝れと怒鳴り散らかし、悪口や暴言を言ってきたら同じく暴言を吐き返し、果てには謝らないと殺すとまで言い始めて。
Tちゃんはただ、自分の行いを認めて欲しかっただけなのに。非を認めて反省して欲しかっただけなのに。
そもそも、皆で証拠を集めてそのまま先生に報告すればよかったのに、友人たちはそれをしなかった。Tちゃん1人では、とてもできない。
結局、Tちゃんを傷つけた人たちは厳重な処罰が下ったが友人たちにも彼らより軽いとはいえ処罰が下る結果となった。
[水平線]
「...恐ろしいね、団結力って」
僕はそう一言口にした。それしか言えなかった。
「人ってね、本当に大切な人の為ならば手段を選ばずに報復できるんだよ。ただ冷静に、現状をどうにかできる人物に伝えればよかったのに」
大事にはしたくなかったのか、自分達だけでどうにかなると思っていたのか、真相は分からないけどね。と付け足す。
「確かにTちゃんをいじめた奴らは悪い。けどだからといって倍返し...この場合は倍返しどころではなかったけれど、やり返しちゃいけないんだよ。冷静に相談すればよかったんだ」
「僕らの周りでも、そういう事は身近にあるもんね」
「だからといってあんたがそうなっちゃダメだからね?」
その日久しぶりに、君は心から笑っているように見えた。
事実、君の話した怪談が今も繰り返されている。
前に言ってた次のターゲットにされちゃった子、その子の友達といじめっ子が今も喧嘩してるよ。
謝れだの、自分は意見を述べただけだの、自分が正しいだの、正しいなんて誰が決めるんだよって感じ。誰も怖くて先生に言えてない。
皆が考えている事って多少の差異はあっても、だいたい同じって前に君が言ってたっけ。
...そろそろ言いに行ってくるよ。今までだったら怖くて言えてなかっただろうけど、今は[漢字]君が背中を押してくれる[/漢字][ふりがな]きみのゆいごんがある[/ふりがな]から。
もっと、君と色んなことを話したかったよ。