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死を連想させる表現があります。ご注意ください。
その後の攻略は簡単だった。
闇の水に触れないように移動しながら、反射しているところを【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】で効果を解いていく。
機械の残骸、崩れた石壁、故障して不気味な音を鳴らす装置。
その全てが、濁流に乗って流されていく。
⋯僕の全ても、洗い流せたら良いと思ったのは他の二人には秘密にしておこう。
[水平線]
「⋯ここ?」
「の、ようだな」
だだっ広い広間。
ところどころ傷や亀裂、損壊もあり崩れそうなほどではないが、かなり場所的に不安なところだった。
シャッタードは外で待機しておくとのこと。
「⋯⋯そのアマも一緒かよ」
「誰がアマだって?」
「アカリ、抑えろ」
影の隙間から出てきたのは、ここに呼びつけた張本人であるダイ。
会って早々の暴言にアカリは手が出かけたが、メテオの一声で制す。
ゆっくりと、アカリの方を指さし魔力を込める。
「当事者以外の部外者は手ェ出すんじゃねぇよ、出てけ」
気づけば、広間に入る扉の入口にまで戻されてしまった。
使った魔法は、おそらく【[漢字]転移[/漢字][ふりがな]ムービング[/ふりがな]】。
比較的簡単な魔法だが無口頭、それに的確な位置に転移させているのと対象をしっかりと選べている点では、たしかにメテオと同レベルの技術だろう。
「アカリも、出されちゃったの⋯?」
「シャッタード⋯」
すぐ隣には、シャッタード。
退屈することはなさそうだが、緊張は一向にほぐれる気はしない。
アカリは、緊張で震えている。
シャッタードも、震えている。
同じ、緊張での震えなのだろうか。
「あの⋯さ、答えたくなかったら答えなくて良いんだけど。何か、僕らがいない間に怖いことでもあった?」
アカリがいなくなったのを確認すると、ダイは落ちていたガラスの破片を一斉にメテオに投げつける。
同時操作⋯【[漢字]操作[/漢字][ふりがな]オペレーター[/ふりがな]】 の技術も段違いに昔より上がっている。
「いきなり攻撃とは、随分と無礼者になったな!」
「うるせぇよ、クソが。俺達の戦いに合図も何もねェんだよ」
ダイの刺々しさは相変わらず、攻撃の速度と威力は激化していく。
「っ、争いたくはないんだがな!」
「じゃあ宝玉はやんねー!!」
銃の発砲音が3回鳴り響く。
1つ目は【[漢字]衝撃[/漢字][ふりがな]ショック[/ふりがな]】
2つ目は【[漢字]夢幻[/漢字][ふりがな]イリュージョナー[/ふりがな]】
3つ目は【[漢字]束縛[/漢字][ふりがな]チェイン[/ふりがな]】
ここまでひどい魔力消費も、平行使用も、初めてだった。
全て上級魔術以下とはいえ、3つ以上の併用はなかなかできることじゃない。
「テメェも最低じゃねーか⋯」
大量の魔力の糸に縛られながらも、不機嫌そうな顔は崩さない。
⋯今、ここで気づけていたらどんなに良かったことか。
「私は、貴様がなんの幻を見たのかは知らない。勝手に言ってろ⋯」
そうして、体力と魔力の激しい消耗により座り込もうとした瞬間。
爆発を巻き起こすほどの、激しい魔力解放が起きた。
心に受けた【[漢字]衝撃[/漢字][ふりがな]ショック[/ふりがな]】のせいなのか、はたまた見せた【[漢字]夢幻[/漢字][ふりがな]イリュージョナー[/ふりがな]】が悪かったのか。今となっては知る由もない。
「そうだよな。テメェは昔からそういう奴だった」
ブチブチと、魔力の糸が切れる嫌な音がする。
「大っ嫌いだよ、テメェの全てが。だから絶縁したんじゃねェか」
自分と全く同じ姿で生まれ、魔術も、技術も、同じぐらい才があった。
でも、唯一違ったのは。性格だけで。鏡写しのように正反対の道を歩んだ、双子の弟。
「死んでくれよ、クソ兄貴」
「⋯ここからが、本番というわけか」
闇の水に触れないように移動しながら、反射しているところを【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】で効果を解いていく。
機械の残骸、崩れた石壁、故障して不気味な音を鳴らす装置。
その全てが、濁流に乗って流されていく。
⋯僕の全ても、洗い流せたら良いと思ったのは他の二人には秘密にしておこう。
[水平線]
「⋯ここ?」
「の、ようだな」
だだっ広い広間。
ところどころ傷や亀裂、損壊もあり崩れそうなほどではないが、かなり場所的に不安なところだった。
シャッタードは外で待機しておくとのこと。
「⋯⋯そのアマも一緒かよ」
「誰がアマだって?」
「アカリ、抑えろ」
影の隙間から出てきたのは、ここに呼びつけた張本人であるダイ。
会って早々の暴言にアカリは手が出かけたが、メテオの一声で制す。
ゆっくりと、アカリの方を指さし魔力を込める。
「当事者以外の部外者は手ェ出すんじゃねぇよ、出てけ」
気づけば、広間に入る扉の入口にまで戻されてしまった。
使った魔法は、おそらく【[漢字]転移[/漢字][ふりがな]ムービング[/ふりがな]】。
比較的簡単な魔法だが無口頭、それに的確な位置に転移させているのと対象をしっかりと選べている点では、たしかにメテオと同レベルの技術だろう。
「アカリも、出されちゃったの⋯?」
「シャッタード⋯」
すぐ隣には、シャッタード。
退屈することはなさそうだが、緊張は一向にほぐれる気はしない。
アカリは、緊張で震えている。
シャッタードも、震えている。
同じ、緊張での震えなのだろうか。
「あの⋯さ、答えたくなかったら答えなくて良いんだけど。何か、僕らがいない間に怖いことでもあった?」
アカリがいなくなったのを確認すると、ダイは落ちていたガラスの破片を一斉にメテオに投げつける。
同時操作⋯【[漢字]操作[/漢字][ふりがな]オペレーター[/ふりがな]】 の技術も段違いに昔より上がっている。
「いきなり攻撃とは、随分と無礼者になったな!」
「うるせぇよ、クソが。俺達の戦いに合図も何もねェんだよ」
ダイの刺々しさは相変わらず、攻撃の速度と威力は激化していく。
「っ、争いたくはないんだがな!」
「じゃあ宝玉はやんねー!!」
銃の発砲音が3回鳴り響く。
1つ目は【[漢字]衝撃[/漢字][ふりがな]ショック[/ふりがな]】
2つ目は【[漢字]夢幻[/漢字][ふりがな]イリュージョナー[/ふりがな]】
3つ目は【[漢字]束縛[/漢字][ふりがな]チェイン[/ふりがな]】
ここまでひどい魔力消費も、平行使用も、初めてだった。
全て上級魔術以下とはいえ、3つ以上の併用はなかなかできることじゃない。
「テメェも最低じゃねーか⋯」
大量の魔力の糸に縛られながらも、不機嫌そうな顔は崩さない。
⋯今、ここで気づけていたらどんなに良かったことか。
「私は、貴様がなんの幻を見たのかは知らない。勝手に言ってろ⋯」
そうして、体力と魔力の激しい消耗により座り込もうとした瞬間。
爆発を巻き起こすほどの、激しい魔力解放が起きた。
心に受けた【[漢字]衝撃[/漢字][ふりがな]ショック[/ふりがな]】のせいなのか、はたまた見せた【[漢字]夢幻[/漢字][ふりがな]イリュージョナー[/ふりがな]】が悪かったのか。今となっては知る由もない。
「そうだよな。テメェは昔からそういう奴だった」
ブチブチと、魔力の糸が切れる嫌な音がする。
「大っ嫌いだよ、テメェの全てが。だから絶縁したんじゃねェか」
自分と全く同じ姿で生まれ、魔術も、技術も、同じぐらい才があった。
でも、唯一違ったのは。性格だけで。鏡写しのように正反対の道を歩んだ、双子の弟。
「死んでくれよ、クソ兄貴」
「⋯ここからが、本番というわけか」
- 1.プロローグ
- 2.2人の騎士
- 3.2人の騎士〈2〉
- 4.今日の勉強日誌
- 5.今日の勉強日誌〈2〉
- 6.今日の勉強日誌〈3〉
- 7.フライは過保護?
- 8.記憶
- 9.目覚め
- 10.ライの隠し事
- 11.遥かなる旅人よ
- 12.邂逅
- 13.十の宝玉
- 14.光と闇と
- 15.ティストチェルト
- 16.勝負開始!
- 17.決着
- 18.その後、そして次へ
- 19.いたずらっ子
- 20.マドとマリ
- 21.予知夢
- 22.えーと、後いくつだっけ?
- 23.正直言って一番苦手
- 24.焼けて、焼かれて
- 25.トリックスター
- 26.休戦&取引
- 27.意外な事実
- 28.紺と紫の次は、水色と茜
- 29.2人の魔術の仕組み
- 30.そろそろお暇させて?
- 31.ティンクラーチュアリ
- 32.ようこそホーリー王国へ!
- 33.あ、これガチ勢だ
- 34.わあ、BLだぁ
- 35.お茶会しよーよ
- 36.闇に生きる者と光に生きる者
- 37.秘密の秘密
- 38.狂い咲き
- 39.圧倒的な
- 40.暗い__の底
- 41.暗い__の底【2】
- 42.待てと言われて待つ奴が居るか
- 43.実験都市リフレージュ
- 44.シャッタード
- 45.朧月夜
- 46.ご対面は険悪です
- 47.ヒビ割れは溝へと
- 48.不明瞭すぎる未来
- 49.絶
- 50.屍は蘇る
- 51.悪魔の声
- 52.創り始めの音
- 53.再会と再開
- 54.願の神殿
- 55.動け、踊らされるな
- 56.GUARDIAN【1】
- 57.TRAVELER【1】
- 58.KEEPER【1】
- 59.DREAMER【1】