戦士育成学校で、八木龍人の仲間入りが決まった夜、事件はおきた。
『敵襲!敵襲!敵は10人ほど、全員2mを越しているようです!』
敵襲の鐘の音で目が覚めた。
戦士育成学校というが、情報伝達は魔法らしい。
魔法も器用につかいこなせるのか、と驚いた。
[漢字]戦士育成学校[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]出身の戦士が優秀な理由の一つだろう。
ノアと夜は、校長のサムザーに連れられ高台へ向かった。
入口には、扉を蹴破ったヒト形の怪物が居る。
「サムザーさん、本当に龍人だけで良いんですか?」
「ええ、あいつの唯一の弱点、それが[太字]実践経験[/太字]です」
龍人は準備体操をしながら、背に担いだ剣を抜く。
「…ここで死ぬようだったら、必要ないでしょ」
「まあ、確かに」
「僕を連れてきたのも、実力があったから。いくら強くても、それが雑魚相手だったら意味が無い」
夜の言うとおりだろう。
この学校に訪れたのも、強くて頼れる味方を集めるためだ。
「…フー、よぉーし!来い!」
龍人が剣を構える。
敵軍の一人が、同じく剣を構える。
「チェンジ・アップ!」
龍人が高速で相手に走り込む。
相手が受けの構えを取り、そこに一撃目、二撃目と打ち込む。
だが…
「なあ、校長。昼間の稽古より、威力が落ちてないか?」
「なぁに、これからですよ」
サムザーはニヤリ、と口角を上げる。
暗闇で遠くは見えないが、剣と剣がぶつかる火花のおかげで、お互いの姿が瞬間瞬間見える。
そしてその火花は、段々と大きくなり、敵も押されているようだ。
「これが龍人の能力、チェンジ・アップ!攻撃を与えるごとに、威力が増すんです!」
なかなかに強い。ただでさえ重い一撃が、さらに重くなるのか。
「ノア、僕は下へ行ってくるけど」
「ああ、俺も行こう。強さは確認できた」
「?お二人とも、なぜ下へ行かれるんですか?」
「まあちょっと、力試しに」
______________________
「く…ッ」
戦闘経験の少なさ。それは、対複数人だと大きく作用する。
まさに、今回がその一例だろう。
「おい!一対五は卑怯だぞ!」
「何が卑怯だ!これはまだ、序の口に過ぎない!」
敵のコンビネーションにより、龍人がつけていた鎧は、すでにボロボロだ。
「ハハッ、おいガキ!お前がヤギ・リュウトだな!総帥のため、その体差し出してもらおう!」
「なるほどねぇ…それが目的だったか!」
ノアの声が響く。
刹那、龍人の傷がたちまち治っていく。
「これは…」
「僕の魔法。リーダーからの伝言がある」
龍人の横に、暗闇と同化しそうな色のマントに身を包んだ、夜が話し始める。
「『まだ、見せてないのがあるだろう?俺が許可を出すから、能力を使え』」
龍人は、驚いた表情を見せたが、すぐに顔が明るくなった。
そして、剣を構えると、敵に走っていった。
「神を砕く一撃!」
龍人がそう叫ぶと、空気が重くなった。
そして、その剣を受けた敵は、一瞬にして消え去った。
正確には、敵が構えた剣をへし折り、頭から体を真っ二つにした。
その後、風圧と熱、あふれるエネルギーによって、敵の体は塵になった。
「やっぱりな」
「ノア…」
「どいつもこいつも、本気を見せたくないのか?なぁ」
ノアが夜に目を向けると、鋭い肘打ちが入る。
「ま、お前の戦闘不足は、これから見に着いてくる。期間は長く考えろ」
自身の攻撃で、エネルギーを使い果たしたのか、龍人は座り込んでいた。
そして、ノアは龍人の手を取り、立ち上がらせた。
「これからよろしく?龍人」
『敵襲!敵襲!敵は10人ほど、全員2mを越しているようです!』
敵襲の鐘の音で目が覚めた。
戦士育成学校というが、情報伝達は魔法らしい。
魔法も器用につかいこなせるのか、と驚いた。
[漢字]戦士育成学校[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]出身の戦士が優秀な理由の一つだろう。
ノアと夜は、校長のサムザーに連れられ高台へ向かった。
入口には、扉を蹴破ったヒト形の怪物が居る。
「サムザーさん、本当に龍人だけで良いんですか?」
「ええ、あいつの唯一の弱点、それが[太字]実践経験[/太字]です」
龍人は準備体操をしながら、背に担いだ剣を抜く。
「…ここで死ぬようだったら、必要ないでしょ」
「まあ、確かに」
「僕を連れてきたのも、実力があったから。いくら強くても、それが雑魚相手だったら意味が無い」
夜の言うとおりだろう。
この学校に訪れたのも、強くて頼れる味方を集めるためだ。
「…フー、よぉーし!来い!」
龍人が剣を構える。
敵軍の一人が、同じく剣を構える。
「チェンジ・アップ!」
龍人が高速で相手に走り込む。
相手が受けの構えを取り、そこに一撃目、二撃目と打ち込む。
だが…
「なあ、校長。昼間の稽古より、威力が落ちてないか?」
「なぁに、これからですよ」
サムザーはニヤリ、と口角を上げる。
暗闇で遠くは見えないが、剣と剣がぶつかる火花のおかげで、お互いの姿が瞬間瞬間見える。
そしてその火花は、段々と大きくなり、敵も押されているようだ。
「これが龍人の能力、チェンジ・アップ!攻撃を与えるごとに、威力が増すんです!」
なかなかに強い。ただでさえ重い一撃が、さらに重くなるのか。
「ノア、僕は下へ行ってくるけど」
「ああ、俺も行こう。強さは確認できた」
「?お二人とも、なぜ下へ行かれるんですか?」
「まあちょっと、力試しに」
______________________
「く…ッ」
戦闘経験の少なさ。それは、対複数人だと大きく作用する。
まさに、今回がその一例だろう。
「おい!一対五は卑怯だぞ!」
「何が卑怯だ!これはまだ、序の口に過ぎない!」
敵のコンビネーションにより、龍人がつけていた鎧は、すでにボロボロだ。
「ハハッ、おいガキ!お前がヤギ・リュウトだな!総帥のため、その体差し出してもらおう!」
「なるほどねぇ…それが目的だったか!」
ノアの声が響く。
刹那、龍人の傷がたちまち治っていく。
「これは…」
「僕の魔法。リーダーからの伝言がある」
龍人の横に、暗闇と同化しそうな色のマントに身を包んだ、夜が話し始める。
「『まだ、見せてないのがあるだろう?俺が許可を出すから、能力を使え』」
龍人は、驚いた表情を見せたが、すぐに顔が明るくなった。
そして、剣を構えると、敵に走っていった。
「神を砕く一撃!」
龍人がそう叫ぶと、空気が重くなった。
そして、その剣を受けた敵は、一瞬にして消え去った。
正確には、敵が構えた剣をへし折り、頭から体を真っ二つにした。
その後、風圧と熱、あふれるエネルギーによって、敵の体は塵になった。
「やっぱりな」
「ノア…」
「どいつもこいつも、本気を見せたくないのか?なぁ」
ノアが夜に目を向けると、鋭い肘打ちが入る。
「ま、お前の戦闘不足は、これから見に着いてくる。期間は長く考えろ」
自身の攻撃で、エネルギーを使い果たしたのか、龍人は座り込んでいた。
そして、ノアは龍人の手を取り、立ち上がらせた。
「これからよろしく?龍人」