「ねえ、ノア。これはどういうつもり?」
「いや、どうもこうも、転移先をいじっただけだよ」
ここは戦士育成学校。
その名の通り、戦士がはじめに通う学校だ。
ガギィン
「こんなところで、優秀な人材は見つからないと思うけど」
「まあな。今はとにかく人手が欲しい。それに…」
バギィ
「意外と使えるやつが居るかも知れないからな」
________________________
この戦士育成学校は、近くに侵略軍が着陸した噂がある。
《絶望の始まり》の日、この学校の横で大きな揺れと音がしたと言う。
ただ、山の中に着陸したと思われるので、誰も見たことないらしい。
「こちらの用紙に、来校目的をご記入ください」
受付の女性に急かされ、紙にこう記した。
『仲間集めのため』
受付の女性は、懐疑的な表情をしていたが、中に入ることができた。
「私は校長のサムザーです」
「俺はノア、こっちが夜です」「どうも」
白髪で長身の老人は、自己紹介を始めた。
細身だが、半袖から見える腕は筋肉質で洗練されていた。
「ご存知かも知れませんが、ここは孤児を引き取って育てています」
「ただ、俺が所属していた騎士団では、ここの学校出身の生徒は優秀だと言われています」
「ええ、私の出自も関係しますが、剣の腕の前に心を鍛えるようにしています」
夜がノアに肘打ちをする。
「長話でしたね。では、生徒達を紹介します」
校長はそう言うと、大道場へ二人を連れて行った。
「ほら皆集合!お客様だ」
[大文字]「よろしくお願いします!」[/大文字]
[小文字]「すごいな、夜」「ほんとだね」[/小文字]
「八木 龍人です!お願いします!」
「うちの最年長、現在この道場で一番強いんですよ」
緑色の髪の少年は、こちらも細身だが筋肉質だ。
「ただ、こいつは自由奔放で…小さいときは手を焼いていました」
「もう、校長先生、やめてくださいよ…」
ハハハ
「では、校長。俺の仲間に、彼を加えていいですか?」
「俺も、この人と旅をしてみたいです!」
「…それは、できません」
「!?なぜ?」
「ノアさん、貴方の魂胆は見えていますよ。この地球侵略に乗じて、なにかしようとしているんでしょう」
ノアだけで無く、夜も背筋に寒気を感じた。
この老人、全てを見通しているような…
「では、お話はこれで。ここの生徒は、そんなことで命を落とすわけには行かない」
「…そこで命を賭けないで、いつ賭けるんですか?」
夜は同じ光景を見ている気分だった。
ノアが煽り、やがて戦いになる、と。
「わかりました、校長先生」
今まで静かにしていた龍人が口を開いた。
「では、この人たちと一緒に旅をして、必ず生きて帰ってきます」
「…」
「なので校長先生!この人についていかせてください!外の世界を見たいんです」
「わかりました。龍人、君の覚悟は感じました」
校長は、腰に帯びていた刀を取った。
「これを持っていきなさい。君が、やる時はやることは知っています」
「じゃあ、俺の仲間ってことで」
「はい!じゃあ、よろしくな!ノア」
「いきなり呼び捨てかよ!」
ハハハ
__________________
侵略軍、学校付近の本部では
「リーダー!学校に、二人組が…」
「フンッ、どうせ賞金稼ぎだろう。ほかっておけ」
「ですが…」
「黙れ!総帥殿も何を考えているのか。こんな辺鄙な所を、この私に…」
『何か文句ある〜?』
「うわっ、そ、総帥殿!な、何か…」
『学校に、ヤギ リュウトってやつとおじいちゃまのサムザーってのが居るから、回収しといて〜」
「生死は…」
『う〜ん…生きてた方がいいけど〜ま、死んでてもいいよ!』
「ははっ!」
「いや、どうもこうも、転移先をいじっただけだよ」
ここは戦士育成学校。
その名の通り、戦士がはじめに通う学校だ。
ガギィン
「こんなところで、優秀な人材は見つからないと思うけど」
「まあな。今はとにかく人手が欲しい。それに…」
バギィ
「意外と使えるやつが居るかも知れないからな」
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この戦士育成学校は、近くに侵略軍が着陸した噂がある。
《絶望の始まり》の日、この学校の横で大きな揺れと音がしたと言う。
ただ、山の中に着陸したと思われるので、誰も見たことないらしい。
「こちらの用紙に、来校目的をご記入ください」
受付の女性に急かされ、紙にこう記した。
『仲間集めのため』
受付の女性は、懐疑的な表情をしていたが、中に入ることができた。
「私は校長のサムザーです」
「俺はノア、こっちが夜です」「どうも」
白髪で長身の老人は、自己紹介を始めた。
細身だが、半袖から見える腕は筋肉質で洗練されていた。
「ご存知かも知れませんが、ここは孤児を引き取って育てています」
「ただ、俺が所属していた騎士団では、ここの学校出身の生徒は優秀だと言われています」
「ええ、私の出自も関係しますが、剣の腕の前に心を鍛えるようにしています」
夜がノアに肘打ちをする。
「長話でしたね。では、生徒達を紹介します」
校長はそう言うと、大道場へ二人を連れて行った。
「ほら皆集合!お客様だ」
[大文字]「よろしくお願いします!」[/大文字]
[小文字]「すごいな、夜」「ほんとだね」[/小文字]
「八木 龍人です!お願いします!」
「うちの最年長、現在この道場で一番強いんですよ」
緑色の髪の少年は、こちらも細身だが筋肉質だ。
「ただ、こいつは自由奔放で…小さいときは手を焼いていました」
「もう、校長先生、やめてくださいよ…」
ハハハ
「では、校長。俺の仲間に、彼を加えていいですか?」
「俺も、この人と旅をしてみたいです!」
「…それは、できません」
「!?なぜ?」
「ノアさん、貴方の魂胆は見えていますよ。この地球侵略に乗じて、なにかしようとしているんでしょう」
ノアだけで無く、夜も背筋に寒気を感じた。
この老人、全てを見通しているような…
「では、お話はこれで。ここの生徒は、そんなことで命を落とすわけには行かない」
「…そこで命を賭けないで、いつ賭けるんですか?」
夜は同じ光景を見ている気分だった。
ノアが煽り、やがて戦いになる、と。
「わかりました、校長先生」
今まで静かにしていた龍人が口を開いた。
「では、この人たちと一緒に旅をして、必ず生きて帰ってきます」
「…」
「なので校長先生!この人についていかせてください!外の世界を見たいんです」
「わかりました。龍人、君の覚悟は感じました」
校長は、腰に帯びていた刀を取った。
「これを持っていきなさい。君が、やる時はやることは知っています」
「じゃあ、俺の仲間ってことで」
「はい!じゃあ、よろしくな!ノア」
「いきなり呼び捨てかよ!」
ハハハ
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侵略軍、学校付近の本部では
「リーダー!学校に、二人組が…」
「フンッ、どうせ賞金稼ぎだろう。ほかっておけ」
「ですが…」
「黙れ!総帥殿も何を考えているのか。こんな辺鄙な所を、この私に…」
『何か文句ある〜?』
「うわっ、そ、総帥殿!な、何か…」
『学校に、ヤギ リュウトってやつとおじいちゃまのサムザーってのが居るから、回収しといて〜」
「生死は…」
『う〜ん…生きてた方がいいけど〜ま、死んでてもいいよ!』
「ははっ!」