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異世界勇者、20世紀に転生す ~現代社会でもハッスルハッスル~

#2

其の二 「コミュニケーション不可」

[太字]朝田視点[/太字]
なんだコイツは。会話が通じない。会話が通じないという表現は、全く以て比喩ではない。事実である。つまり、使用する言語が決定的に違うのだ。この男には、日本語はおろか、英語すら通じない。
「あんた、どこから来たんだよ?」「^-.@/@p]][/}}{!」
このありさまである。誰か、食べるだけで相手の言語が判明するコンニャクを持っていないか?
クソ。らちが明かない。とりあえず、いつ死んでもおかしくない交差点のど真ん中から引きずり、路地の方に投げる。この男、どうやら俺と同い年、またはそれより少し上か、だ。重い。剣とかいう時代に見合ってない貴金属を装着していやがるせいで、余計に重い。さて、こいつは一体どういうモノに頼るのが正解なんだろうか。精神科か、または銃刀法違反で通報するか。

[太字]ジーク視点[/太字]
なんだ、この人。伝わらない言語でブツブツブツブツ、僕は目の前の男に呪われているんじゃなかろうか。
とはいえ、見た感じ安全なところに連れてきてくれたのはありがたい。さて、ここはどこなんだ。[漢字]鈍色[/漢字][ふりがな]にびいろ[/ふりがな]に光る周囲の景色に気圧されているのを感じる。全く、これは建造物なのか?メタリックドラゴンの鱗で作られているのか、悪趣味だな。果たしてここはどこの国の集落なのか。
ひょっとすると、僕は助かったのかもしれん。いやしかし、こんな人が密集している集落を僕は知らない。王国か、それ以上の規模の集落。ダメだ、皆目見当がつかない。そしてこの男。伝わらないって言ってるだろ。しかし、僕が覚えているすべての言語を駆使してみても、彼が使う言語に該当するものはなかった。
そして身に着けているものも、初めて見るものばかりだ。なんだ、あの珍妙な上衣は。生地の材質なんて、どの大陸にもないものだ。そして、手首の方に...あれはなんだ、時計盤か?あんなに小さくなるものなのか?しかも、護身を携えてない。そりゃああまりに警戒が薄すぎるってもんじゃないですかい、君。
おぉう、急に腹が減って来た。最後に何かを食べたのは4日前だ。無理もないか。視界がグラグラと揺れる。上下左右の感覚が消し飛び、視界が暗くなってゆく。目の端に、狼狽する男の姿が見えた。悪いね、あんちゃん。

[太字]朝田視点[/太字]
マズいぞ。意識を失いやがった。
ここで放置するのも悪く無いが、万が一この後コイツが目を覚まして俺に復讐しに来たら大変だ。特に銃刀法違反という言葉そのもののアンチテーゼのようなモノを携えていやがる以上、ここに置いて去るわけにもいくまいて。
仕方がない。言葉が通じんヤツを連れるのは不快だが、我が家まで運んでやるとしよう。
...しかし、言葉が通じないのは問題だな。どうにかせねば。

作者メッセージ

おっす、オラ素数。異世界転生って、言語問題激しそうだよね。

2026/01/08 18:19

人生ガチ勢
ID:≫ 4p8kMu1mK/PwE
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