ただの優等生かと思ったら激重ヤンデレだった
「葵~出てこ~い~」
俺は神原葵。(ヤンキー高校2年生)
今ひっじょ~~~~にピンチになっている。
まず今の状況になるまでを整理しよう…
«回想»
「葵!こんな所にいたのか
一緒に昼飯たべようぜ」
「るっせぇ!!失せろカス!」
この話掛けてくる男は八宮孝平。3年生。
まぁまぁな優等生。
今俺を某ブルーベリー色の巨人
みたいに探している男だ。
あとこの男、何故か俺の居る位置がわかる
そして必ず俺の前に現れ、話し掛けて来る。
校舎裏にいても、体育館倉庫にいても、
自分の教室にいても、
「葵!タバコ隠れて吸ったらだめだろ!」
「葵!ちゃんと授業に出ろ!」
「葵!勉強わかってるか?教えようか?」
……と、こんな感じに毎回俺の前に現れる
今考えるとなんで接点もないただのヤンキーに
優等生(しかも先輩)が話し掛けにくるんだ…?
そんなこんなで、
いつものように話し掛けてきたコイツに俺は
自らで墓穴を掘ってしまった
今日は我慢の限界が来て、
つい強く言ってしまった。
«回想の回想»
「葵~!弁当作ってきたんだ!
一緒に食べようぜ!」
「…………………ウッゼェンだよ!!
毎日毎日俺に付きまといやがって!!
GPSでもつけてんのか!
もう俺に付きまとうな!!!」
「…………は?」
「とっとと失せろよストーカー!!」
「……………なんでGPSつけてること
わかつたの?」
「……………………………ハァ?」
「それにストーカーしてるのも………
完璧に勘づかれないようにしてたのに… 」
「エッおまGPSつけてストーカーも
してたのかよ?!」
「バレちゃったからには……
黙らすしかないよね」 スッ………
「ハァ?!チョッおま スッ…と出した物騒な
縄と催眠スプレーしまえよって…ウワッ
こっちくんなぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」
«回想の回想終わり»
…………そして今に至る……
思い出しても意味わかんねぇな…
なんで男にGPSつけてストーカーしてんだ…
ちなみに今俺の隠れている所は
体育館倉庫の跳び箱台の中だ………
よっぽどの事がなければ見つからないだろう…
まぁアイツ体育館倉庫の中に入って来てるけど
「葵~早く出てこい~…………………………」
なんだ………?いきなり静かに…………
………! コッチに近付いてきてる?!
バレるなバレるなバレるな………
息を殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ………………
「早く出てきなよ。今すんなり出てきたら
縄も睡眠スプレーも使わないよ。」
バレたか……!?いや…まだ気づいて……
「体育館倉庫の奥にある跳び箱台の中にいる
神原葵君?」
アッ バレテター………
「俺から逃げれるとでも思った?」
跳び箱台をどかされてとうとう
見つかってしまった………
「…………俺をどうする気だよ……
あと俺に付きまとう理由を今話せ。」
「………俺はね…葵を一目見たときから
いとおしくていとおしくて好きなんだ……」
「エッ…アーー……エト………LGBT……?
多様性……………??」
「俺はLGBTなんて視点で葵を見てない。
男が女に恋をするように、異性を見るような
視点で俺は葵に恋をしたんだよ。」
「ハァーーソウスカ……んでGPSとストーカーを
した理由を言え」
「そりゃあ俺の愛する人が他のヤンキーに
モブレでもされて処女を奪われたら
俺は殺人を犯してしまう……
俺はそうなる前に葵がどこに居るのか
逐一チェックしてるんだ」
「モブレってなんだよ………
っていうか処女って女で使う言葉だろ?
なんで男の俺に向かって言うんだよ」
「ア”ア”ッモブレという言葉を知らないこの
純白さ!!!
処女が女性だけではないという事を知らない 純粋さ!!!! 可愛い過ぎる…………」
「オマエ優等生のくせに結構気色悪いンだな
で、結局俺をどうする気だ?」
「ではそんなファンサをしてくれた葵に
2択選ばせてあげよう。」
「2択……?」
「その1。催眠スプレーを浴びて縄ぐるぐる
その2。俺とこの倉庫で楽しい事をする」
「…1は論外だか置いといて、
おい、その“楽しい事“ってなにすんだ?」
「そりゃあ楽しい事は楽しい事だよ」
「フーン……じゃあ2だ。」
「ホントにいいのか?後悔はないんだな?」
「あ?楽しい事に後悔する事なんてあんのか」
「わかった……じゃあマットを1枚
出してきてくれるか?」
「マット?何に使うんだよンなもん……」
その時、チラッと見たアイツの顔を見たとき、
俺は選択肢を間違えた事を確信した。
そして……案の定、俺は選択肢を間違った…
お わ り
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