私 の 大 罪
#1
な ん で
鏡を見るたび 、 嫌になる 。 どうしてあの子は当たり前みたいに 、 かわいいのだろう 。
みんな 、 普通になっちゃえばいいのに 。 私だけが可愛くていいのに 。
私は 、 心も 、 見た目も 、 醜いの 。 それをわかってるのにもかかわらず 。 今も必死に 鏡を見つめ 、 かわいい自分を 探している 。
お母さんに言われた 。 顔 は ひとそれぞれだって 。 外側じゃなくて 、 中身が大切 だって 。
でも 、 みんなが 現実を受け入れる中 、 私だけ かわいい を 求めてた 。
「ななちゃーん」
友達の 美穂 が 、 私を呼んでいる 。
なな「うん 。 なーにー?」
美穂が 、 私の机に だん と 手を置いたと同時に 、 後ろからひょこ っ と 梨衣名 が 現れた 。
なな「あ 、 梨衣名 。 おはよ 」
私が梨衣名に挨拶してる間に 、 美穂はスマホを取り出し 、 私達に 画面を見せてきた 。
美穂「見てこれ 、 私の好きな Classy の ライブ か あんの! 一緒に行かない ?」
Classy というのは 、六人組 アイドルグループの グループ名だった 。
なな「あ 、 ごめん 。 用事 。」
咄嗟に断っていた 。
美穂「そっか ぁ ~ 梨衣名は ? 」
梨衣名「 う ー ん 、 その日はオッケー かも」
美穂「や った !」
そんな二人の様子を見ながら 、私は考えた 。
やっぱり 、 私だけが 見た目にとらわれている 。
自分よりも 何倍も美しいものに 触れるのが ななは 怖かった 。