放課後のチャイムが鳴ると、教室の中がいっせいにざわめき出した。
私はカバンを肩にかけて、教室の後ろのドアの前でみんなを待っている。
「神奈ー!ごめん!また待たせた!」
「毎回毎回言ってるじゃん。早く準備しなさいって」
胡桃が、ちょっとだけ乱れた制服のまま走ってきて、笑顔で肩をすくめた。
すぐに、健気と颯人もついてくる。
「はぁー、、、今日も疲れた……」
「こら、健気?ため息つくの禁止!中学校生活、まだ始まったばかりでしょ!」
「いや、あいつがうるさすぎるんだよ……俺の体力、朝で持ってかれたんだけど」
健気が隣にいる颯人をちらりと見て言うと、颯人は悪びれもせずににかっと笑った。
「俺、元気が有り余ってんの!毎日が青春ってやつだな!」
「あーもう!!うるさいうるさい!放課後くらい静かにしてろ!」
「やれやれ……」
学校を出て、私たちはいつもの帰り道へと歩き出す。
途中、絢と千鶴が合流した。
「みんな、待って〜」
「、おまたせ、、」
絢が笑いながら走ってきて、千鶴は少し息を弾ませながらも落ち着いた声で挨拶する。
いつもの、6人のメンバーが揃った瞬間。
ちなみに通学路は、ちょうど6人が横並びで歩けるくらいの、広めの歩道。
夕方の風が、少しだけ湿気を帯びていて、夏の訪れを感じさせる。
「あ、ねぇねぇ!みんな知ってる?」
胡桃が、こちらを向いて元気に言った。
「週末に、駅前の神社で夏祭りがあるんだって!」
「「えっ、ほんと?!」」
私の声と、絢の声がかぶった。
「マジか!祭りってアレだろ?夜店とか、花火とか!」
颯人が目を輝かせながら叫ぶ。
、、、もう誰も注意しないみたい(笑)
「そうそう!浴衣着ていく人もいるんだって!」
「へぇ……夏祭り、か……」
健気は、どこか遠い目をしてつぶやいた。
「なによ、その顔」
「いや、去年は宿題に追われて行けなかったから……」
「今年はみんなで行けるといいね」
私がそう言うと、胡桃が嬉しそうに頷いた。
「もちろん!みんなで浴衣着て、夜店まわって、最後は花火見ようよ!」
「、、いいね、、私も、行きたい、、」
「ってことで、もうこれは決定ね!」
絢が両手をあげて宣言する。
「じゃあ、当日は誰かの家で集合する?着替えるのもあるし!」
私がみんなに問いかける。
「それなら、私の家でいいよ」
すると、胡桃が手をあげ、そういった。
「部屋広いし、お母さんも歓迎してくれるって!」
「うぉー!楽しみすぎる!!」
颯人のテンションが急上昇する。
「はぁ、、、うるせぇーよ。ちょっとは黙れ、バカ。」
健気がため息をつくけど、笑ってる。
夕焼けに照らされながら、私たちは笑い合い、歩き続ける。
こうして、週末の予定はあっという間に決まった。
「じゃ、明日は持ち物とか確認しとこうよ。浴衣の帯とかさ」
「了解!おばあちゃんに手伝ってもらおーっと」
「私、着付けできるよ」
「私も。」
「マジで?じゃ、当日は千鶴先生と神奈先生にお願いだな!」
「、、任せて、、」
「綺麗に仕上げてあげる!」
わいわいと話しながら、やがて分かれ道へと差し掛かった。
それぞれの帰る方向に向かって歩き、手を振り合う。
「じゃあね、みんな!週末、楽しみにしてるからね!」
「ばいばーい!」
「、また明日、、」
「またなー!」
歩道に残る足音が一つずつ減っていく中、私はひとりで空を見上げた。
ほんのりと茜色に染まった空に、白い雲が浮かんでいる。
――楽しみだな、夏祭り。
そんなささやかな期待が、胸の奥でふんわりと膨らんでいく。
私はカバンを肩にかけて、教室の後ろのドアの前でみんなを待っている。
「神奈ー!ごめん!また待たせた!」
「毎回毎回言ってるじゃん。早く準備しなさいって」
胡桃が、ちょっとだけ乱れた制服のまま走ってきて、笑顔で肩をすくめた。
すぐに、健気と颯人もついてくる。
「はぁー、、、今日も疲れた……」
「こら、健気?ため息つくの禁止!中学校生活、まだ始まったばかりでしょ!」
「いや、あいつがうるさすぎるんだよ……俺の体力、朝で持ってかれたんだけど」
健気が隣にいる颯人をちらりと見て言うと、颯人は悪びれもせずににかっと笑った。
「俺、元気が有り余ってんの!毎日が青春ってやつだな!」
「あーもう!!うるさいうるさい!放課後くらい静かにしてろ!」
「やれやれ……」
学校を出て、私たちはいつもの帰り道へと歩き出す。
途中、絢と千鶴が合流した。
「みんな、待って〜」
「、おまたせ、、」
絢が笑いながら走ってきて、千鶴は少し息を弾ませながらも落ち着いた声で挨拶する。
いつもの、6人のメンバーが揃った瞬間。
ちなみに通学路は、ちょうど6人が横並びで歩けるくらいの、広めの歩道。
夕方の風が、少しだけ湿気を帯びていて、夏の訪れを感じさせる。
「あ、ねぇねぇ!みんな知ってる?」
胡桃が、こちらを向いて元気に言った。
「週末に、駅前の神社で夏祭りがあるんだって!」
「「えっ、ほんと?!」」
私の声と、絢の声がかぶった。
「マジか!祭りってアレだろ?夜店とか、花火とか!」
颯人が目を輝かせながら叫ぶ。
、、、もう誰も注意しないみたい(笑)
「そうそう!浴衣着ていく人もいるんだって!」
「へぇ……夏祭り、か……」
健気は、どこか遠い目をしてつぶやいた。
「なによ、その顔」
「いや、去年は宿題に追われて行けなかったから……」
「今年はみんなで行けるといいね」
私がそう言うと、胡桃が嬉しそうに頷いた。
「もちろん!みんなで浴衣着て、夜店まわって、最後は花火見ようよ!」
「、、いいね、、私も、行きたい、、」
「ってことで、もうこれは決定ね!」
絢が両手をあげて宣言する。
「じゃあ、当日は誰かの家で集合する?着替えるのもあるし!」
私がみんなに問いかける。
「それなら、私の家でいいよ」
すると、胡桃が手をあげ、そういった。
「部屋広いし、お母さんも歓迎してくれるって!」
「うぉー!楽しみすぎる!!」
颯人のテンションが急上昇する。
「はぁ、、、うるせぇーよ。ちょっとは黙れ、バカ。」
健気がため息をつくけど、笑ってる。
夕焼けに照らされながら、私たちは笑い合い、歩き続ける。
こうして、週末の予定はあっという間に決まった。
「じゃ、明日は持ち物とか確認しとこうよ。浴衣の帯とかさ」
「了解!おばあちゃんに手伝ってもらおーっと」
「私、着付けできるよ」
「私も。」
「マジで?じゃ、当日は千鶴先生と神奈先生にお願いだな!」
「、、任せて、、」
「綺麗に仕上げてあげる!」
わいわいと話しながら、やがて分かれ道へと差し掛かった。
それぞれの帰る方向に向かって歩き、手を振り合う。
「じゃあね、みんな!週末、楽しみにしてるからね!」
「ばいばーい!」
「、また明日、、」
「またなー!」
歩道に残る足音が一つずつ減っていく中、私はひとりで空を見上げた。
ほんのりと茜色に染まった空に、白い雲が浮かんでいる。
――楽しみだな、夏祭り。
そんなささやかな期待が、胸の奥でふんわりと膨らんでいく。