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正しい道を切り開いていく

#2

episode1.「桜の花言葉」



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コツ、コツ、コツ。

シャープペンシルを叩く音。

前を見ると、一人の女の子が、隣の女の子に話しかけていた。

女の子1「ねぇねぇ、面白い話見つけたの。」

女の子2「?...なぁに?」

女の子1「ふふふ...、美咲にわかるかなぁ?」

話しかけられた女の子は、美咲と言うらしい。

美咲「もったいぶってないで教えてよ〜!里奈。」

もう一人の女の子は、里奈と言う女の子みたいだ。

里奈「あのね...、この学校でね、三年前の話らしいけど。」

美咲「うんうん。」

里奈「すっご〜く、可愛い女の子の、瑠流っていう子がいたんだって。」

美咲「へぇ。」

里奈「でね、ある日。」

里奈「瑠流にヤキモチをやいた女の子がね。彼氏にね...。」

美咲「なになに?」

里奈「...『貴方は私とあの子、どっちが好きなの?』って聞いたの。そしたら...。」

美咲「...。」

美咲という女の子が聞き耳を立てる。

里奈「彼氏はね、『勿論瑠流さ。』って答えたんだって!」

美咲「え!?それ最低なやつじゃないの?」

里奈「そうそう。それでその女の子、自殺しちゃったんだって...。」

美咲「うわぁ〜...。」

里奈「噂だけどね。」

美咲「その彼氏最低だね。」

里奈「ホントね。そんな彼氏、私は嫌だわぁ〜...。」

その話を盗み聞きしていた私_[漢字]花音椎羅[/漢字][ふりがな]かのんしいら[/ふりがな]は、ふぅっと息を吐いた。

教室も寒い。

椎羅「海、早くこないかなぁ。」

私が呟いた瞬間、いいタイミングで

ガラララララララ

と教室のドアが開く音が聞こえた。

海「ごっめーん!遅くなっちゃった!」

教室のドアから私の友人_[漢字]華菓子 海[/漢字][ふりがな]はなかし うみ[/ふりがな]が顔を出した。

椎羅「別にそんなに待ってないからいいよ。」

ホントのことを言うと、私は30分ぐらい待ったが、特に気にしないし、いいや。

海「そんじゃあ遊びに行こう!」

時刻は午前10時。

私は海と一緒に、教室を出た。

とその前に、振り返る。

椎羅「...?」

海「どーしたの椎羅?」

椎羅「...いや、なんでもない。」

あの女の子たちは、いつの間にか居なくなっていた。








2025/11/16 09:31

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