【大規模参加型】 散る宝石は美しく
#1
Scene1
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それは、一人の■■によって始まった_
抗いのない、宿命を封印し、
錆びついた、自由を。
取り戻すために始まった、
一つの小さな、
[漢字]物語[/漢字][ふりがな]希望の宝石[/ふりがな]である。
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六華「はぁ...。」
ただの高校生_[漢字]弾熊 六華[/漢字][ふりがな]はじくま ろっか[/ふりがな]は、放課後の教室の机につっぷしていた。
六華「嫌なこととか、悪いこととか起こらないのはいいんだけどさ.....。」
はぁ、とため息をつき、続ける。
六華「六の高校生活、[漢字]ほんっと面白いことないなぁ...[/漢字][ふりがな]ほんっと極普通だよなぁ...[/ふりがな]。」
そう。六華の高校生活は、信じられないくらい普通で、本当に極普通なのである。
朝起き、朝ご飯を食べ、学校へ行き、授業を受け、昼ご飯を食べ、家に帰り、勉強をして、ご飯を食べて、お風呂に入って、寝る。
休みの日はカラオケとかへ行く。友達と一緒にお店に行く。(あ、言い忘れていた。ちなみに六華は一人暮らし。)
健康を保つために朝は早起きで、30分ほど走り、時間があれば勉強をし、朝、昼、晩、バランス良い食事を取る。
そのおかげで一応健康だ。
六華は、そこまで頭はよくないが、頭が悪すぎるわけでもない。
極・普通だ。
また、六華は全ての教科がバランスよく同じぐらいの成績である。
顔は、まぁまぁ良い...と本人は言うが、そこまでモテるわけでもないし、極・普通。
六華は完璧に極・普通なDK(男子高校生)である。
光「六華〜!ごめん!遅くなった〜!!」
元気よく教室のドアがガラッと空き、六華の幼馴染_[漢字]鳳 光[/漢字][ふりがな]おおとり ひかり[/ふりがな]が教室へ入ってくる。
光「ちょっと、野球部の助っ人頼まれてさ!遅くなっちゃったの!ごめん!」
六華「いや、いいよ。」
光は六華とは正反対_というか大違いだ。
頭もよければ運動もできるし、お菓子や可愛いものが好きで、普通に女子の中の人気者。
顔もいいので男子にもモテる。
光は、いつも笑っていて、本心で人生を楽しんでるって感じの完璧人間だ。
欠点があるとすれば、太らないのだが、いつもすこーし(だいぶ)お菓子を食べ過ぎてしまって、健康に悪いのだ。
六華「で、なんで六と急に話がしたいだなんて言ったんだ?」
六華が聞く。
六華は、光に「話がしたいから、放課後も教室にいて!!」と言われ、教室にいたのだ。
光「いや、単刀直入に言うよ?驚かないでね。実はさ....。」
少しの間があき、光が告げる。
[太字][大文字]光「六華!...アタシと、旅をしない!?」[/大文字][/太字]
六華「...」
あまりにも急すぎて、六華は声も出なかった。
また、少しの間があく。
六華「なんで急に?」
光「うちのお母さんが、そろそろ旅できるようになりなさいって言って、私を旅させることにしたんだ。」
六華(そうだ、そういえば光の家はお金持ちで、お母さんは旅が好きな写真家だったな...。)
光「でも、私一人だと不安だから、一人暮らしの六華くんに一緒に旅をしてもらいなさい!!って言われたんだ!!」
六華(待て待て待て待て。)
六華は心の中で待てを×5も口にした。
六華「な、なんで六が光と...?」
光「さっきも言ったけど、六華は一人暮らしでしょ?あと、幼馴染だからだってさ。」
六華「ええ...(困惑)」
六華は困惑(という名の呆れ)した。
そして、
六華「か、仮に六が旅に行くとして、学校はどうするの?」
光「お母さんが1年分プリントを用意してくれるから大丈夫だよ。食料も用意してくれるし。....嫌なら別にいいけど。」
六華は思った。
光は、頭が良いが、性格は少し天然で、人を信じやすく、旅先で騙されてしまうかもしれない。
そういうことも含めて、性格が用心深い六に、光ママは六に旅の付き添いを頼もうとしたのかも。
そう思うと、六華は断れなくなってきた。
そして、はぁ、とため息を付き、言う。
六華「わかったよ。....。」
2つの宝石が、■■にはまった。