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◆
組織が手配した帰りの馬車が揺れる。
「...あの...ぼーっとしておりますが...どうされたのですか?」
その声で現実に戻される。
「ごめん...考え事...」
「そうでございますか。」
「ところで...あなた...何の末裔...?」
違和感がなさすぎて忘れていた。
彼とは今日が初対面なのだ。
「そういえば、まだ名乗っておりませんでしたね。
ミィの名前はキャット・クレバーでございます。
名前の通り、長靴をはいた猫の末裔でございます。
キミはどの方の末裔なのでございますか?」
「わたし...リラ・クロフォード...赤ずきんの末裔...」
「そうでしたか。街への帰りの馬車が同じなのも何かの縁でございます。
宜しくお願い致します、アカズキン。」
「...よろしく」
「おや、もう街が見えてきましたよ。」
遠くに沢山の石造りの建物が見える。
「ほんとだ...」
「ミィはマッチの売店まで行く予定です。アカズキンは?」
「わたしも...そこ...」
「おやおや、本当に奇遇でございますね。それじゃあ一緒に行きましょうか。」
たまには誰かと行くのも悪くないだろう。
そう思ってわたしは静かに頷いた。
◇
馬車から降りるとそこはもう売店の直ぐ側。
ワイワイガヤガヤ、実に賑やかな街である。
「マッチはいらんかねーマッチはー」
「マッチ売り...ライター...2つ...」
アカズキンがそう売店の中の女性に声をかける。
「あいよ、赤ずきん、長靴をはいた猫。」
ぶっきらぽうに返事をされて売店の後ろに通された。
「ま、そのへんに座んな。
珍しいね、あんたちが一緒に来るなんて。ていうか初めてじゃないか?」
「そうでございます、マッチウリノショウジョ。」
眼の前にいるのはマッチ売りの少女こと、晦日燐である。
ミィたちが彼女に会いに来たのは勿論、理由があってのことで。
「あんたたち、拷問結果で来たんだよねぇ?」
「情報...知りたい...」
「その通りでございます。」
そう、それぞれの担当エリアを暴れていた輩が吐いた情報目当てである。
「残念ながらまだ始まったばっかりでね、聞き出せてないよ全く。
なかなか口が堅いやつばっかさ。」
「そう...灰被りは...?」
「生憎だけど、あたしはここ最近あいつとは会ってないよ。」
どうやら赤ずきんは灰被りに会いたいらしい。
「そっか...ありがとう...それじゃ...わたし...ここで...」
「残念でございますがミィもここで。三男様が家で待っておりますので...。」
暗くなる前に帰らないと三男様に怒られてしまうし。
「そうかい。あんたたち忙しいんだねぇ。
またいつでも来な、その時には結果報告してやるから。」
「はい。ありがとうございました。失礼します。」
「マッチ...またね...」
店を出た瞬間、ミィは三男様が待っている家に急いで走り出した。
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組織が手配した帰りの馬車が揺れる。
「...あの...ぼーっとしておりますが...どうされたのですか?」
その声で現実に戻される。
「ごめん...考え事...」
「そうでございますか。」
「ところで...あなた...何の末裔...?」
違和感がなさすぎて忘れていた。
彼とは今日が初対面なのだ。
「そういえば、まだ名乗っておりませんでしたね。
ミィの名前はキャット・クレバーでございます。
名前の通り、長靴をはいた猫の末裔でございます。
キミはどの方の末裔なのでございますか?」
「わたし...リラ・クロフォード...赤ずきんの末裔...」
「そうでしたか。街への帰りの馬車が同じなのも何かの縁でございます。
宜しくお願い致します、アカズキン。」
「...よろしく」
「おや、もう街が見えてきましたよ。」
遠くに沢山の石造りの建物が見える。
「ほんとだ...」
「ミィはマッチの売店まで行く予定です。アカズキンは?」
「わたしも...そこ...」
「おやおや、本当に奇遇でございますね。それじゃあ一緒に行きましょうか。」
たまには誰かと行くのも悪くないだろう。
そう思ってわたしは静かに頷いた。
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馬車から降りるとそこはもう売店の直ぐ側。
ワイワイガヤガヤ、実に賑やかな街である。
「マッチはいらんかねーマッチはー」
「マッチ売り...ライター...2つ...」
アカズキンがそう売店の中の女性に声をかける。
「あいよ、赤ずきん、長靴をはいた猫。」
ぶっきらぽうに返事をされて売店の後ろに通された。
「ま、そのへんに座んな。
珍しいね、あんたちが一緒に来るなんて。ていうか初めてじゃないか?」
「そうでございます、マッチウリノショウジョ。」
眼の前にいるのはマッチ売りの少女こと、晦日燐である。
ミィたちが彼女に会いに来たのは勿論、理由があってのことで。
「あんたたち、拷問結果で来たんだよねぇ?」
「情報...知りたい...」
「その通りでございます。」
そう、それぞれの担当エリアを暴れていた輩が吐いた情報目当てである。
「残念ながらまだ始まったばっかりでね、聞き出せてないよ全く。
なかなか口が堅いやつばっかさ。」
「そう...灰被りは...?」
「生憎だけど、あたしはここ最近あいつとは会ってないよ。」
どうやら赤ずきんは灰被りに会いたいらしい。
「そっか...ありがとう...それじゃ...わたし...ここで...」
「残念でございますがミィもここで。三男様が家で待っておりますので...。」
暗くなる前に帰らないと三男様に怒られてしまうし。
「そうかい。あんたたち忙しいんだねぇ。
またいつでも来な、その時には結果報告してやるから。」
「はい。ありがとうございました。失礼します。」
「マッチ...またね...」
店を出た瞬間、ミィは三男様が待っている家に急いで走り出した。
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