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【参加型】【童話パロ】命短し暴れろ主役【枠制限無し】【〆予定日5 / 20】

#23





同時刻、表門にて。

「もう、なんでオレが表門で暴れるなんて大役......ッ!」

ベストを翻して、オレは石造りの巨大な門を見上げた。
後ろには雪女と笛吹きもいる。

「アラジン、無駄口を叩いている暇があるなら動いてください。......行きますよ。」

雪女がそう言って門の扉を凍らせる。
次の瞬間、

ガラガラガシャンッ!

凄まじい音を立てて扉が崩れ落ちた。

「それじゃあ、始めよか。」

笛吹きが冷たく言い放つと同時に、城内からおびただしい数の魔女たちが飛び出して来る。

「侵入者だね?アンタ達。」

「マダム達の魂が目当てかい、若造ども。あの灰被りとか言う女も随分偉くなったもんだねぇ。」

「...その変な能力、あの悪名高い御伽噺保全委員会の連中かしら。
 あたし達の城には一歩も入れさせないよ!」

魔女たちがそう言い放つ。
恐ろしい老婆から端正な顔の美女まで...一体何人居るのやら。
ひえ〜この量の魔女がこの城に住んでいたのかよ、なんてぞっとする。

「よっしゃ! うちらの独壇場やな。アラジン、耳の準備はええか?」

笛吹きが笛を手にする。

「待って笛吹き、まだ心の準備が__ッ!
 おいミスバー! ハータム! 出番だ、派手にやってくれ!」

懐のランプを擦り、指輪を激しく撫でると、オレの両脇から二つの巨大な影が噴き出した。

『ヒッハー! 待ってましたご主人サマ! 指輪の魔神ハータム、参上!』

『...ジン。あまり無茶はしないでくださいね。準備はできています。』

ハータムとミスバーの声が重なる。次の瞬間、オレの願いを受けた二人が動いた。
ハータムが指を鳴らせば、魔女たちの頭上に巨大なタライやチョコレートが降り注ぎ、ミスバーが腕を振るえば、突風が魔女達をなぎ倒していく。

「あはは! 見ろよ、ハータムのせいで魔女がチョコまみれだ!」

「笑ってる場合かアラジン! ほら、左から来てるで!」

笛吹きが鋭く叫び、笛を唇に当てた。オレは慌てて耳を塞ぐ。

「雪女、氷の壁、お願い!」

「言われずとも。...凍てつきなさい。」

乙冬さんが地面を蹴ると、オレたちの周りに氷の結晶が地面から生え、音を遮断する壁となった。
その外側では、デスピナ姉ちゃんの奏でる笛の音__聞いた者を消滅させる音__が響き渡っているはずだ。

「よし...これだけ暴れりゃ、城中の魔女がこっちに釘付けだろ!」

氷の壁の中で、オレは魔神たちの暴れっぷりと仲間の頼もしさに、少しだけ「オレも役に立ってるかも」なんて、柄にもないことを考えながら笑った。



作者メッセージ

戦闘シーン突入です。
ようやく御三方をしっかりと登場されて満足です。
アラジンは書いていて楽しいです、個人的に。

2026/05/11 16:51

おさかな
ID:≫ 1.50.uy/2UmR2
コメント

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暴力表現童話パロ参加型裏社会マフィア

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