二人がシドニーに着いた頃は季節は春から夏へ変わっていた。
シドニーを歩いていると、サンタクロースの恰好をした人が子供達に風船とクリスマスカードを渡していた。子供達ははしゃいで受け取っている。
シドニーはクリスマスパレードに沸いていた。
クリスマスパレードとゆう事もあって、学生の楽器の太鼓やトランペットの飾りをつけた演奏隊がシドニーの道を行進している。
道端で行列をつくって多くの人がその行進を見届けていた。
その人波の中に二人も混じってパレードを楽しんで見ていた。
「北アメリカを出た頃は春だったのに。夏なのにサンタクロース?」
「オーストラリアは南半球なんだ。オーストラリアのクリスマスは夏なんだ」
「南半球?」
「地球の赤道より南の所を指すんだ」
その問に美波は答える。
「日本はどっちなの?」
「日本は北半球だよ。北アメリカ州も北だ」
「オーストラリアはオセアニア州ってとこで南半球。南アメリカ州おおよそかな。
オーストラリアの祭日くらいは知っている、16、17、18はイースターだ。25日はアンザックデーだ」
「ちょっと休まない?」
詩織は公園を指さして言った。
公園には多くの小鳥たちがいて、
二人はシドニーの公園のベンチに座ると、
「私はあの島を出てもう2年になる」
と呟いた。
美波には祐介に特別な感情が生れていた。もう彼がいないと自分は生きていけない事。それ以前に彼女は祐介の人間性に強く惹かれていた。
「私はこれから学んでやっていける人間になりたい。あの島を出てから、私は最初あの島の世界しかないと思っていた。でも違った、貴方と出会えて本当によかった。でも今のままではこの世界の人間としてやっていけない。
この世界は広すぎて、私の中では素晴らしいと感じた。
でもこの世界でやっていくには努力が必要。
私はその大切な時間をあの島で取られてしまった」
勉強もしていない。私はこの広い世界で通用するだろうか。世界は統一されて平和でやっていけるだろう。でも知識人の祐介の妻としてはどうだろうか・・・。知識とゆうより自分は子供すぎやしないだろうか・・・。
「私、努力する。お願いがあります」
その問いに祐介は言う。
「何?」
「私と付き合ってください」
それを聞いて、祐介は少し考えた。
詩織はもう成人すぎている。失っていたその大切な時間を取り返すには僕が頑張らないと、けっして美波に満足できていないんじゃなかった。
自分の理想の女性だ。僕の事も考えてくれている。
だが、別の女性との人生とゆうものもあるんじゃないか。
そう言って、祐介は詩織を見つめる。
まだ20を過ぎてまもない彼女。自分の事を1番に考えてくれて、
彼女となら・・・。
そう思って、詩織に答える。
「なぁ。そうゆう事は普通男が女に言う事じゃないか。その答えはこの旅行が終わったら言おうと思う」
詩織のプロポーズがいきなりすぎて、祐介は戸惑いを少し感じていたのである。
祐介はそこ答えをもう決めていた。ただ、今すぐには言わなかった。
旅の終わりに言おうと決めていたのである。
祐介がすぐに言わないの詩織は残念がった。自分は祐介にとって・・・。でも努力すればと感じていたのに。
「私は祐介の彼女になれないのか・・・」
そう詩織はその場でそう感じた。
夏の日差しは暖かく二人を包む。
シドニーを歩いていると、サンタクロースの恰好をした人が子供達に風船とクリスマスカードを渡していた。子供達ははしゃいで受け取っている。
シドニーはクリスマスパレードに沸いていた。
クリスマスパレードとゆう事もあって、学生の楽器の太鼓やトランペットの飾りをつけた演奏隊がシドニーの道を行進している。
道端で行列をつくって多くの人がその行進を見届けていた。
その人波の中に二人も混じってパレードを楽しんで見ていた。
「北アメリカを出た頃は春だったのに。夏なのにサンタクロース?」
「オーストラリアは南半球なんだ。オーストラリアのクリスマスは夏なんだ」
「南半球?」
「地球の赤道より南の所を指すんだ」
その問に美波は答える。
「日本はどっちなの?」
「日本は北半球だよ。北アメリカ州も北だ」
「オーストラリアはオセアニア州ってとこで南半球。南アメリカ州おおよそかな。
オーストラリアの祭日くらいは知っている、16、17、18はイースターだ。25日はアンザックデーだ」
「ちょっと休まない?」
詩織は公園を指さして言った。
公園には多くの小鳥たちがいて、
二人はシドニーの公園のベンチに座ると、
「私はあの島を出てもう2年になる」
と呟いた。
美波には祐介に特別な感情が生れていた。もう彼がいないと自分は生きていけない事。それ以前に彼女は祐介の人間性に強く惹かれていた。
「私はこれから学んでやっていける人間になりたい。あの島を出てから、私は最初あの島の世界しかないと思っていた。でも違った、貴方と出会えて本当によかった。でも今のままではこの世界の人間としてやっていけない。
この世界は広すぎて、私の中では素晴らしいと感じた。
でもこの世界でやっていくには努力が必要。
私はその大切な時間をあの島で取られてしまった」
勉強もしていない。私はこの広い世界で通用するだろうか。世界は統一されて平和でやっていけるだろう。でも知識人の祐介の妻としてはどうだろうか・・・。知識とゆうより自分は子供すぎやしないだろうか・・・。
「私、努力する。お願いがあります」
その問いに祐介は言う。
「何?」
「私と付き合ってください」
それを聞いて、祐介は少し考えた。
詩織はもう成人すぎている。失っていたその大切な時間を取り返すには僕が頑張らないと、けっして美波に満足できていないんじゃなかった。
自分の理想の女性だ。僕の事も考えてくれている。
だが、別の女性との人生とゆうものもあるんじゃないか。
そう言って、祐介は詩織を見つめる。
まだ20を過ぎてまもない彼女。自分の事を1番に考えてくれて、
彼女となら・・・。
そう思って、詩織に答える。
「なぁ。そうゆう事は普通男が女に言う事じゃないか。その答えはこの旅行が終わったら言おうと思う」
詩織のプロポーズがいきなりすぎて、祐介は戸惑いを少し感じていたのである。
祐介はそこ答えをもう決めていた。ただ、今すぐには言わなかった。
旅の終わりに言おうと決めていたのである。
祐介がすぐに言わないの詩織は残念がった。自分は祐介にとって・・・。でも努力すればと感じていたのに。
「私は祐介の彼女になれないのか・・・」
そう詩織はその場でそう感じた。
夏の日差しは暖かく二人を包む。
- 1.新世界より~地球統一パレード~
- 2.孤島
- 3.脱出
- 4.旅の予感
- 5.旅立ち
- 6.世界樹~ユグドラシルの木~
- 7.リオデジャネイロの客人
- 8.航海日誌
- 9.航海日誌2
- 10.航海日誌3
- 11.オーストラリア横断
- 12.西オーストラリアの州塔
- 13.グレートバリアリーフ
- 14.夏への扉
- 15.旅の終わり
- 16.2部 暗黒時代~冬編~プロローグ
- 17.冬の初め
- 18.捜査依頼
- 19.捜査報告書
- 20.精神病院
- 21.墓地
- 22.ヤマクラにて
- 23.解剖
- 24.潜入捜査
- 25.迷宮
- 26.システムでの決戦
- 27.ラストメッセージ
- 28.退職
- 29.暗殺者
- 30.終編
- 31.3部~火星・デューン・砂の惑星~
- 32.新天地を求めて~箱舟~
- 33.火星先カンブリア紀
- 34.火星の夜明け
- 35.インターステラー
- 36.地球
- 37.研究所
- 38.帰還
- 39.希望の終わり
- 40.終編