連合軍の120機大編隊は、バルトライヒ山脈を南に向かっていた。
バルトライヒの山脈にはオーロラが輝いていた。
「敵のレーダ網に引っかかるな。できるだけ低空を維持しろ」
作戦本部の命令が無線で聞こえた。
低空で雪に包まれた山々は暗い。
「視界が悪い。高度に注意しろ」仲間の声が、ラリーに耳元で伝わる。
「今の所どうだ?」
「敵空軍のベルカ軍は見当たりません。順調です」ラリーは答える。
連合軍はオーレリア機の数が多い。
バルトライヒ山脈は2000メートルの山々が連なっている。
まるで、沈黙した巨人達のような、人間の意志に屈せぬ、誇り高い自然の建造物なのを思い描かされる。
途中で雪崩が観測できる。そのうち、風が轟々と悲鳴のような風が吹いてきた。
「高度、3000メートルを維持。」
「今の所ベルカの編隊は見あたらないな」と仲間が安心そうに答えた。
「アルジーニにはもう少しだ」
ラリーは報告をいれる。
若い味方の兵士が、
「中尉、来週僕誕生日なんです・・・。生きて帰れたらいいな・・・」と言った。
「ああ。俺も誕生日だ」
ラリーは言った。
その内、戦闘機のガラスに小雨が降ってきたが、
それは雨から少しずつ雪にかわり、風とともに雪はしだいに吹雪になってきた。
「風が鳴いている・・・」ラリーはそう呟いた。
稲妻の光が輝き、数分感覚で爆音が響く。空が荒れ狂っていた。
今まで、反政府軍の土地だったバルトライヒを抜けている。
アルジーニには着けるだろうか。ラリーはそう思った。
山脈は日の光がなく、暗い白さに包まれていた。山々を確認するには、非常に暗すぎた。
仲間の一人が無線越しから反戦の歌を歌いはじめた。
エストバキア軍の一人が「我々もその歌を歌わせてくれ、その歌は大好きだ」
と言った。
その歌は連隊の皆が歌う歌へと変わっていった。
このままいくとバルトライヒ山脈のハードリアン線を抜けそうだ。と、そう思っていた頃、
レーダーに機影が近づいてくるのが確認できた。
確認できた機影は、初めは少なく、やがて雪崩のようにレーダーに映る機影が多くなっていく。
管制官の声が変わった。
「各機迎撃体制をとれ。おそらくベルカ軍本隊ではない。くりかえす本隊ではない」
「ベルカ軍に気づかれたな」ラリーの仲間のパイロットがそう言った。
「管制官の旦那。簡単に言うなよ。ちびりそうだ・・・」
「突破して、一刻も早く、山脈を抜けるぞ。」
「ただでは通してくれそうにゃあないな」バートレットはかすかに笑って、無線で答えた。
連合軍120機の連隊に迎え撃つ、
ベルカ軍の最新鋭FA18FとF14の機が空を埋め尽くしていた。
総勢、有に100機は超えている。
凄い数だな・・・。それでもわずかながら数はまさっている。ラリーはそう思った。
「おい、きやしたぜ」仲間がラリーに無線で知らせる。
「各機迎撃態勢をとれ」バートレットの声が響く。
ベルカ空軍の特殊部隊のパイロットが、「野犬狩りだ」と同じベルカ軍に伝えた。
「各機に次ぐ、連合軍にハードリアンラインを絶対に通すな」
「壮観だな。ここは通さんぞ」ベルカ語で軍パイロットは答える。
ラリーは、操縦桿を握りしめ、「さあ、いよいよだな」と仲間に伝えた。
初まりは、若い連合軍のパイロットが放った、ミサイルで開戦の幕はきっておとされた。
「フォックス、フォックス、交戦を許可する」管制室の声。
「レーダーロック。ファイア」ミサイルをベルカ軍に打ち込む。
隣で飛んでいた、連合軍の機体は、「engage in」と、無線で述べて、機体を右斜めに傾けると、
離れ、ベルカ軍との交戦に入った。
ラリーは推力推進ノズルを全開にして早い速度で交戦に向かった。
眼下に捉えるのは、黒い山脈のみ、人間の交戦状態に山脈は静かに身を潜めていた。
バートレットの機体は、ベルカ軍の激しいミサイル照射を何度もかい潜り、
空を逃げ回りながら、反撃を伺っていた。
ラリーはバートレットを助けるべく、ベルカ軍機を引きつけて、戦っていた。
「レーダー照射、ロックオン」ベルカ軍の機体が、バートレットの機体にロックオンした。
その時、ラリーの機体は、バートレットを捉えた機に持っている機銃を打ち込む。
黒煙が吹き、ベルカ軍機を1機落とす。
その時、ラリーもロックオンされかけたが、それを察した、ラリーは機体を急旋回させた。
ミサイルをかいくぐると、機銃を向けているベルカ軍機に、
バートレットからのミサイルで、ラリーは危機を脱した。
「言っている場合じゃないが、一つ借りができたな」ラリーはバートレットに言う。
「そんな事言ってると、帰って、英雄にはなれないぜ。生き残った奴だけが、歴史を語れるんだ」
バートレットは言う。
「ミサイルをアルジーニに着くまで、なんとか維持せよ」
仲間が、「そんなわけに行きませんよ。アルジーニに着くまでに全滅しますよ・・・」
「敵、後方から、敵機、ラリー逃げて」
ラリーは、エアブレーキを引くと、一気に減速して、敵機の後ろを取った。そのまま機銃の射程に敵を捉えると、
機銃をぶち込む。敵機は、それを1つ旋回して、ラリーの機影から消える。
さすがに敵軍は強い。
だが内戦下をくぐってきた、ウスティオのエースは冷静だった。
もう一度、機体をロールさせ、スピードで劣る自分の機をもう一度ベルカ機をガンの射程に捉える、
機銃は火を吹いた、ベルカの機は火に包まれた。
連合軍のパイロットの機は1つ、また1つとベルカ軍により堕ちていく。
「管制室より。なんとか突破できるか?」
仲間は、「ハイ、ハイ、やってますよ。上も下も炎ばかりだ」
仲間が、「これが、伝統のベルカ軍の強さですか、くそったれ・・・」
バートレットが、「早いとこ、アルジーニに着かないと、終わっちまうぞ」
「よし、花火の中に突っ込むぞ」ラリーは無線でバートレット達に伝える。
ベルカ軍の強さに震える若いパイロットもいる中、
ラリーは、ベルカ軍機と激戦している仲間達のため、戦火へ突っ込んだ。
だが、さすがにオーレリア、エストバキアの友軍とともに、
伝統のベルカ空軍にも
歴戦のウスティオの精鋭は強かった。
戦況は、ラリーでも把握しきれなかったが、強敵の在ベルカ空軍に一心一体の攻防が続いた。
ラリーは、ベルカのレーダーの中、奮戦していた。
ラリーは経験から、動きを読み、戦況を変える事は上手かったが、
そう簡単には、さすがは、ベルカ。ラリーだけはそうはさせてもらえない。
数の多さにラリーは、歯が立たない状態だったが、味方軍の機の多さだけは、ベルカ軍を抜いている。
ラリーに神経質になっているせいか、疲れから汗が滲んできた。
「ここで、長期戦になるのが、危険だ」
友軍の声が、ラリーに無線で飛んだ。
ラリーは敵の機体を2つ落とした所で、無線を聞いた。
「なんとか、全員で突破しよう」ラリーは味方を元気ずかせようと伝える。
「ここで、君達が白い鳥発射を我々をおいて、アルジーニに飛べ、ベルカ軍に完全に伝わると、ここで君も含めて、
全滅するだろう。一刻も早く、あの化物の発射を阻止してくれ。情報がベルカに完全に漏れるまでだ。
停戦まで、持ちこたえるんだ。平和のためと出撃前誓っただろう」
仲間は言う。「追手は我々で食い止める。アルジーニに行ってくれ。頼む」
「君達を置いていけない。」
「構うな」そう言って、仲間は、無線が切れる。炎とともに友軍機は堕ちていく・・・。
そんな中、ラリーは仲間達のためにベルカ軍機を数機落としていくが、
仲間の声は真剣だった。無線にロスマンの声が響く。
「ここで、時間をとられている場は、残念ながらない」
「ここで、全滅しろと?」ラリーは言う。
「それを覚悟しろ。白い鳥発射を阻止しろ。全滅してもだ。
それが君が基地に帰ってきた条件だ」ロスマンは厳粛に言った。
「口で言うは安しですよ」バートレットは答えた。
「全滅してもだ」ロスマンは強く続けた。
「ラリー、賭けをしようじゃないか。アルジーニに行けると思うか」バートレットは答えた。
「どっちにしろ、生きていたらだ」ラリーは答えた。
「まあ、そうだ」とバートレットは戦場でも明るく答えた。
ハードリアン線は分かっていたが、まさかこのベルカ軍の抵抗で、。
ラリーは激しい空戦の中、「空戦にルールは無い、生きのこるか、死ぬかだ。」と、
仲間達に何度も無線で呼びかけた。
度重なる味方の懇願にラリーの考えは違ってくる。
「何としてもハードリアンを突破しよう。ここで君達戦いたかった」とラリーは言う。「たとえ全滅してもだ」
そんなラリーに仲間達の声が飛ぶ。「平和のためにここで死にます」とゆう若いパイロットも言う。
ハードリアン戦線は何とかする。敵のレーダーは高性能だ、我軍の進路を完全に捉えられる。それまでに、
一刻も早くハードリアン戦線を抜ける」」
ハードリアン戦線を抜けるのは並じゃなかった。仲間機の多くが黒煙を上げてベルカ機により落ちていく。
「ミサイルロックオン」数機のレーダーに捉えられながらも、高速から低速に変えてミサイルを振り切る。
ラリーに「ケツにつかれそうになった」と仲間達に無線でラリーに話しかける。
空は荒れ狂っていた。稲妻が走り、吹雪が立ち込める。
「言っただろう、ラリー。どうせこのままいけば全滅だろうな。それよりここで、全滅するより、南へ飛んでくれ」
仲間達が言う。ラリーは無言で理解して、
「ここで全滅をさけて、我が部隊は、ここを突破する」ラリーは、ハードリアン線を抜けて、
アルジーニに向かう事を決意する。「くそっ、さすがに突破に苦戦するな」仲間がそう言った。
「俺も一緒にいくぜ」バートレットも言う。
心強い。ラリーは操縦桿を持ち激戦の中、疲れた体でアルジーニに飛んでいた。
ベルカ軍の抵抗は激しかったが、仲間達は多くの追手を防いでいた。
「まだ、白い鳥発射まで時間はある」ラリーに管制官からの言葉がかかる。
ラリーの気持ちは今戦場にあった。をなんとしても叩く。予定どうり発射されるとは限らない。
ただ味方の情報では、白い鳥の場所も時間も特定している。今叩くのは順当だろう。
ベルカは、ディレクタスを灰にしたい奴もいるようだ。
そこまでベルカの戦争継続派は追い詰められている。国際世論を敵にしてまで、強かったベルカを取り戻したい妄想に取り憑かれているだけだ。
鼓動が聞こえる。鼓動音とともに仲間達が無線を片手に連絡したり、敵軍によりそのパイロットの機が落とされていったり、様々な戦場の事が走馬灯のように浮かんでいく、
ラリーは自分の心臓の鼓動が速く伝わってくるのを感じた、それは、ハードリアンラインを突破するにつれ、気がつけばやがてゆっくりとした鼓動になっていった。
バルトライヒの山脈にはオーロラが輝いていた。
「敵のレーダ網に引っかかるな。できるだけ低空を維持しろ」
作戦本部の命令が無線で聞こえた。
低空で雪に包まれた山々は暗い。
「視界が悪い。高度に注意しろ」仲間の声が、ラリーに耳元で伝わる。
「今の所どうだ?」
「敵空軍のベルカ軍は見当たりません。順調です」ラリーは答える。
連合軍はオーレリア機の数が多い。
バルトライヒ山脈は2000メートルの山々が連なっている。
まるで、沈黙した巨人達のような、人間の意志に屈せぬ、誇り高い自然の建造物なのを思い描かされる。
途中で雪崩が観測できる。そのうち、風が轟々と悲鳴のような風が吹いてきた。
「高度、3000メートルを維持。」
「今の所ベルカの編隊は見あたらないな」と仲間が安心そうに答えた。
「アルジーニにはもう少しだ」
ラリーは報告をいれる。
若い味方の兵士が、
「中尉、来週僕誕生日なんです・・・。生きて帰れたらいいな・・・」と言った。
「ああ。俺も誕生日だ」
ラリーは言った。
その内、戦闘機のガラスに小雨が降ってきたが、
それは雨から少しずつ雪にかわり、風とともに雪はしだいに吹雪になってきた。
「風が鳴いている・・・」ラリーはそう呟いた。
稲妻の光が輝き、数分感覚で爆音が響く。空が荒れ狂っていた。
今まで、反政府軍の土地だったバルトライヒを抜けている。
アルジーニには着けるだろうか。ラリーはそう思った。
山脈は日の光がなく、暗い白さに包まれていた。山々を確認するには、非常に暗すぎた。
仲間の一人が無線越しから反戦の歌を歌いはじめた。
エストバキア軍の一人が「我々もその歌を歌わせてくれ、その歌は大好きだ」
と言った。
その歌は連隊の皆が歌う歌へと変わっていった。
このままいくとバルトライヒ山脈のハードリアン線を抜けそうだ。と、そう思っていた頃、
レーダーに機影が近づいてくるのが確認できた。
確認できた機影は、初めは少なく、やがて雪崩のようにレーダーに映る機影が多くなっていく。
管制官の声が変わった。
「各機迎撃体制をとれ。おそらくベルカ軍本隊ではない。くりかえす本隊ではない」
「ベルカ軍に気づかれたな」ラリーの仲間のパイロットがそう言った。
「管制官の旦那。簡単に言うなよ。ちびりそうだ・・・」
「突破して、一刻も早く、山脈を抜けるぞ。」
「ただでは通してくれそうにゃあないな」バートレットはかすかに笑って、無線で答えた。
連合軍120機の連隊に迎え撃つ、
ベルカ軍の最新鋭FA18FとF14の機が空を埋め尽くしていた。
総勢、有に100機は超えている。
凄い数だな・・・。それでもわずかながら数はまさっている。ラリーはそう思った。
「おい、きやしたぜ」仲間がラリーに無線で知らせる。
「各機迎撃態勢をとれ」バートレットの声が響く。
ベルカ空軍の特殊部隊のパイロットが、「野犬狩りだ」と同じベルカ軍に伝えた。
「各機に次ぐ、連合軍にハードリアンラインを絶対に通すな」
「壮観だな。ここは通さんぞ」ベルカ語で軍パイロットは答える。
ラリーは、操縦桿を握りしめ、「さあ、いよいよだな」と仲間に伝えた。
初まりは、若い連合軍のパイロットが放った、ミサイルで開戦の幕はきっておとされた。
「フォックス、フォックス、交戦を許可する」管制室の声。
「レーダーロック。ファイア」ミサイルをベルカ軍に打ち込む。
隣で飛んでいた、連合軍の機体は、「engage in」と、無線で述べて、機体を右斜めに傾けると、
離れ、ベルカ軍との交戦に入った。
ラリーは推力推進ノズルを全開にして早い速度で交戦に向かった。
眼下に捉えるのは、黒い山脈のみ、人間の交戦状態に山脈は静かに身を潜めていた。
バートレットの機体は、ベルカ軍の激しいミサイル照射を何度もかい潜り、
空を逃げ回りながら、反撃を伺っていた。
ラリーはバートレットを助けるべく、ベルカ軍機を引きつけて、戦っていた。
「レーダー照射、ロックオン」ベルカ軍の機体が、バートレットの機体にロックオンした。
その時、ラリーの機体は、バートレットを捉えた機に持っている機銃を打ち込む。
黒煙が吹き、ベルカ軍機を1機落とす。
その時、ラリーもロックオンされかけたが、それを察した、ラリーは機体を急旋回させた。
ミサイルをかいくぐると、機銃を向けているベルカ軍機に、
バートレットからのミサイルで、ラリーは危機を脱した。
「言っている場合じゃないが、一つ借りができたな」ラリーはバートレットに言う。
「そんな事言ってると、帰って、英雄にはなれないぜ。生き残った奴だけが、歴史を語れるんだ」
バートレットは言う。
「ミサイルをアルジーニに着くまで、なんとか維持せよ」
仲間が、「そんなわけに行きませんよ。アルジーニに着くまでに全滅しますよ・・・」
「敵、後方から、敵機、ラリー逃げて」
ラリーは、エアブレーキを引くと、一気に減速して、敵機の後ろを取った。そのまま機銃の射程に敵を捉えると、
機銃をぶち込む。敵機は、それを1つ旋回して、ラリーの機影から消える。
さすがに敵軍は強い。
だが内戦下をくぐってきた、ウスティオのエースは冷静だった。
もう一度、機体をロールさせ、スピードで劣る自分の機をもう一度ベルカ機をガンの射程に捉える、
機銃は火を吹いた、ベルカの機は火に包まれた。
連合軍のパイロットの機は1つ、また1つとベルカ軍により堕ちていく。
「管制室より。なんとか突破できるか?」
仲間は、「ハイ、ハイ、やってますよ。上も下も炎ばかりだ」
仲間が、「これが、伝統のベルカ軍の強さですか、くそったれ・・・」
バートレットが、「早いとこ、アルジーニに着かないと、終わっちまうぞ」
「よし、花火の中に突っ込むぞ」ラリーは無線でバートレット達に伝える。
ベルカ軍の強さに震える若いパイロットもいる中、
ラリーは、ベルカ軍機と激戦している仲間達のため、戦火へ突っ込んだ。
だが、さすがにオーレリア、エストバキアの友軍とともに、
伝統のベルカ空軍にも
歴戦のウスティオの精鋭は強かった。
戦況は、ラリーでも把握しきれなかったが、強敵の在ベルカ空軍に一心一体の攻防が続いた。
ラリーは、ベルカのレーダーの中、奮戦していた。
ラリーは経験から、動きを読み、戦況を変える事は上手かったが、
そう簡単には、さすがは、ベルカ。ラリーだけはそうはさせてもらえない。
数の多さにラリーは、歯が立たない状態だったが、味方軍の機の多さだけは、ベルカ軍を抜いている。
ラリーに神経質になっているせいか、疲れから汗が滲んできた。
「ここで、長期戦になるのが、危険だ」
友軍の声が、ラリーに無線で飛んだ。
ラリーは敵の機体を2つ落とした所で、無線を聞いた。
「なんとか、全員で突破しよう」ラリーは味方を元気ずかせようと伝える。
「ここで、君達が白い鳥発射を我々をおいて、アルジーニに飛べ、ベルカ軍に完全に伝わると、ここで君も含めて、
全滅するだろう。一刻も早く、あの化物の発射を阻止してくれ。情報がベルカに完全に漏れるまでだ。
停戦まで、持ちこたえるんだ。平和のためと出撃前誓っただろう」
仲間は言う。「追手は我々で食い止める。アルジーニに行ってくれ。頼む」
「君達を置いていけない。」
「構うな」そう言って、仲間は、無線が切れる。炎とともに友軍機は堕ちていく・・・。
そんな中、ラリーは仲間達のためにベルカ軍機を数機落としていくが、
仲間の声は真剣だった。無線にロスマンの声が響く。
「ここで、時間をとられている場は、残念ながらない」
「ここで、全滅しろと?」ラリーは言う。
「それを覚悟しろ。白い鳥発射を阻止しろ。全滅してもだ。
それが君が基地に帰ってきた条件だ」ロスマンは厳粛に言った。
「口で言うは安しですよ」バートレットは答えた。
「全滅してもだ」ロスマンは強く続けた。
「ラリー、賭けをしようじゃないか。アルジーニに行けると思うか」バートレットは答えた。
「どっちにしろ、生きていたらだ」ラリーは答えた。
「まあ、そうだ」とバートレットは戦場でも明るく答えた。
ハードリアン線は分かっていたが、まさかこのベルカ軍の抵抗で、。
ラリーは激しい空戦の中、「空戦にルールは無い、生きのこるか、死ぬかだ。」と、
仲間達に何度も無線で呼びかけた。
度重なる味方の懇願にラリーの考えは違ってくる。
「何としてもハードリアンを突破しよう。ここで君達戦いたかった」とラリーは言う。「たとえ全滅してもだ」
そんなラリーに仲間達の声が飛ぶ。「平和のためにここで死にます」とゆう若いパイロットも言う。
ハードリアン戦線は何とかする。敵のレーダーは高性能だ、我軍の進路を完全に捉えられる。それまでに、
一刻も早くハードリアン戦線を抜ける」」
ハードリアン戦線を抜けるのは並じゃなかった。仲間機の多くが黒煙を上げてベルカ機により落ちていく。
「ミサイルロックオン」数機のレーダーに捉えられながらも、高速から低速に変えてミサイルを振り切る。
ラリーに「ケツにつかれそうになった」と仲間達に無線でラリーに話しかける。
空は荒れ狂っていた。稲妻が走り、吹雪が立ち込める。
「言っただろう、ラリー。どうせこのままいけば全滅だろうな。それよりここで、全滅するより、南へ飛んでくれ」
仲間達が言う。ラリーは無言で理解して、
「ここで全滅をさけて、我が部隊は、ここを突破する」ラリーは、ハードリアン線を抜けて、
アルジーニに向かう事を決意する。「くそっ、さすがに突破に苦戦するな」仲間がそう言った。
「俺も一緒にいくぜ」バートレットも言う。
心強い。ラリーは操縦桿を持ち激戦の中、疲れた体でアルジーニに飛んでいた。
ベルカ軍の抵抗は激しかったが、仲間達は多くの追手を防いでいた。
「まだ、白い鳥発射まで時間はある」ラリーに管制官からの言葉がかかる。
ラリーの気持ちは今戦場にあった。をなんとしても叩く。予定どうり発射されるとは限らない。
ただ味方の情報では、白い鳥の場所も時間も特定している。今叩くのは順当だろう。
ベルカは、ディレクタスを灰にしたい奴もいるようだ。
そこまでベルカの戦争継続派は追い詰められている。国際世論を敵にしてまで、強かったベルカを取り戻したい妄想に取り憑かれているだけだ。
鼓動が聞こえる。鼓動音とともに仲間達が無線を片手に連絡したり、敵軍によりそのパイロットの機が落とされていったり、様々な戦場の事が走馬灯のように浮かんでいく、
ラリーは自分の心臓の鼓動が速く伝わってくるのを感じた、それは、ハードリアンラインを突破するにつれ、気がつけばやがてゆっくりとした鼓動になっていった。
- 1.プロローグ
- 2.1
- 3.2
- 4.3
- 5.4
- 6.5
- 7.6
- 8.7
- 9.8
- 10.9
- 11.10
- 12.11
- 13.12
- 14.13
- 15.14
- 16.15
- 17.16
- 18.17
- 19.18
- 20.19
- 21.20
- 22.21
- 23.22
- 24.23
- 25.24
- 26.25
- 27.26
- 28.27
- 29.28
- 30.29
- 31.30
- 32.31
- 33.32
- 34.33
- 35.34
- 36.35
- 37.36
- 38.37
- 39.38
- 40.39
- 41.40
- 42.41
- 43.42
- 44.43
- 45.44
- 46.45
- 47.46
- 48.47
- 49.48
- 50.49
- 51.50
- 52.51
- 53.52
- 54.53
- 55.54
- 56.55
- 57.56