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マスターブルー~完全版~

#38

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ティムは、ホテルで友人と会話した後
自分は新聞記者だが、やっと落ち着ける
あの死んでいった反政府軍の捕虜の事を思う。そう振り返りながら、
その後、ティムは少しため息を吐いた。夜、ティムはベルカの友人とレストランで食事をしていた。

「ティム。本の売れ行きは好調のようだな」
「ええ」
「私の新聞社は利益を大きく上げれると思う」
「私の妻も喜んでいる」

本が好評の聞いて、ティムの顔もほころぶ。
煙草を取り出して吸いながら、

「うれしいよ」
「君も新聞社の顔だ。これからも頑張ってほしい」

仕事の事やとりとめのない話をして、レストランを出て、友人とのその日の夜の別れの所だった。
抱きしめて、友人の妻にキスをして、外に出た。そのまま、使用人の仕事をしている車に乗り込んだ。
「旦那さん。何処までかね」と使用人の運転手は言う。

「フィフイシア大通りまで」
「大分、酔ってるね。あいわかりました」

そのまま、ティムは、自分の腕時計に目をやった。
時間は、10時を回っていてた。
ペテルブルグのような建築が立ち並ぶ、ディレクタス。フィフィシア大通りはパリの凱旋門大通りのような感で、
多くの街灯が通り沿いに光って道を明るくしている。
だが、ティムは、運転席の鏡から、
自分の車をじっと跡を付けている黒い車がいる事に気ずいた。
「尾行だな・・・」ティムは思うと、
ティムは、使用人の運転手に、

「あの後ろの黒い車を振り切ってくれないか?」
「どの車です?」
「あの、乗ってからずっとぴったりと付けている車だ」
「どの車?」
「あの車だ」ティムは車をミラー越しに指さすと、
「この道をぬければ、フィフィシア大通りだ」
運転手は、うなずくと、タクシーを大通りに繋ぐ別の道に変わろうとした。
「別に大通りにすぐ行く道じゃなくてもいいんだ。あの後ろの奴をまいてくれて、
そのうち通りにつけばそれでいい」とティムは言った。使用人の運転手は、ミッションのギアを入れて、速度を上げた。
後ろの黒い車は、それに気ずいたのか、速度を上げて追ってくる。
「くそっ、何としても振り切れ」ティムは言う。
「わかってます」運転手は言った。

黒い車は尾行を感ずかれたと速度を緩めた。
そうするうちに黒い車は見えてこなくなった。
角を曲がった所でティムは、

「ここでいい。フィフィシア大通りまでは歩くよ」と言った。

「はは、ティムさんが振り切れっていうから、最初面倒になるんじゃないか困った」

ティムは運転手にチップを渡すと、

「とにかくありがとうと言った」
「ありがとう」と運転手は申し訳なさそうに言った。

ティムは車を出ると、
角を曲がり、大通りに急ぎ足で家に向かう。

2024/03/17 11:01

しんたろう
ID:≫ 1eytETH/W5xF6
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