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マスターブルー~完全版~

#33

32

ティムは13の取材をしたいと考え、13の情報を集めていた。
父を墜とした13。ベルカ戦争の英雄。
(名前は13と捉えてほしい)
ベルカ軍航空師団第7航空連隊黄色中隊大尉
ベルカ内戦は軍にいた。今はウスティオ侵攻のベルカ軍として活躍していて、

「軍にはいる前は少しの期間、数学を教えていた」

その13の話を聞こうと、中学の内戦での長い休日の日に登山を誘われた。
二人で山を荷物をおって登っていくと、
見える景色は、山々の峰は美しく、ところどころで雪が積もっているのが確認できる。
山」の中腹あたりに来るとところどころが丘になっていて、
急になっている所も見られる。ところどころ丘から見える見下ろす平野の景色が広がる。
自分達がいる所がどんなに小さいかを実感する。
そして、一面の針葉樹林が多くあったが、高くなるにつれ、その景色がごつごつとした、
岩肌に覆われていた。気温が高くなるにつれ、雪が溶けてティムの目にその水滴が確認できた。
山を二人は無言で登っていた。
呼吸が荒くなるのを自分で感じると、
雪ぶかい高原を、よく見える頂きを越えていった。
険しい道を階段を登るかのように簡単に登っていく。
特に会話する内容もなかったのだろうし、とにかく一番に疲れがあった。
遅く足取りが重いティムと比べて、13は慣れた様子で山を登っていた。
だいぶして、13は、山の頂上の所で休憩の木造小屋を見つけて、そこの前で、
13は、水筒を飲んで、ティムの到着を待っていた。
20分程して、ティムは小屋に遅くたどり着いた。
悲鳴のような凍えるような風が吹いていて、
小屋の中で寒さをしのごうと、
小屋の中へ急いで入る。
小屋の中の窓ガラスは、外から入った雪だろう。
室内は温かく、気温が高いせいか、水蒸気が結露していて曇っていて、
水滴が少し落ちるのが見えた。
彼が特別に作った物で小屋は狩猟で採った、動物の剥製が少し飾られている。
この地帯の山を登るのが好きなようだ。
「疲れるか?だろうな。俺も最初は慣れるまで大変だったよ。一番腰にくる・・・」
それから取り留めのない話をした後、
ティムは、この山を降りたらこんなエピソードをもっとメモに書き留めよう。そう誓った。
父のために。
そう言うと、
13はティムの体が少し寒さのためか震えているのに気付いた。
無言で彼は小屋のキッチンの方に行き、
「コーヒーならあるよ」と言った。
「お願いします」とティムは答えた。
そして、赤く錆びた所がところどころ見うけられる安そうなポットに水を入れて、
沸かしてくれた。沸かしている水が少ないせいだろう、数分で湯気の蒸気が小さく隙間から出てきた。
「こう古くなると大変だ」と呟いて。
沸かした水に持参したコーヒー豆をフィルターに2つ入れて、
ティムの前の机に置いてくれた。
「この辺は水がよくてね。コーヒーも美味しいよ」と13は言う。
小屋は杉の木材で出来ていて、四角いテーブルと黒いシワだらけのソファーとキッチンと、
ストーブと簡単な清掃用の箒とゴミ入れだけがあり、壁には彼の採った剥製と時計が掛けてある。
時計を13は見て、「あの時計は少し遅れていてね」と沈黙の中、少し言う。
ティムは一口、急いでそれを飲んだが、熱さのためか、反射的に口を離して、
一息入れた。
30後半か40代か。俺がベルカ空軍に入隊したのが18の時だったな。
はは、そういや歳の話なんて、仲間なのに聞いてなかったな・・・。それぐらいだろう。
1等航空兵だった。戦闘機の番号は変わっていない。黄色で13だ。
よく言っていた記憶がある。俺は軍でいくつもの機を落としたが、それなら英雄。でも軍を辞めれば、
多くの幸せを奪った男だ。政治は常に1流だ。でも1流でも本当に正しい思想とは限らない。
外は日が昇ってきた。取材にこぎついたティムは13と道を歩いていた。
陥落したディレクタスは人どうりも車も走ってない。
橋の所で13は止まると、ティムにいろんな思いで話をしてくれた。
家族の事、少年時代の事、失敗や様々な事を、
ティムは13の心の許せる存在になっていた。

「あなたも戦争が終わると何をしますか?」ティムは尋ねた、
「戦争が終われば、贅沢をしてやりたい事を全部しようと思う。自分について、
恋人もいるから・・・結婚の申し込みもしたいな」
13はそう語った。

2024/03/18 04:05

しんたろう
ID:≫ 1eytETH/W5xF6
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