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マスターブルー~完全版~

#3

2

兄の名はラリー
ラリーは、基地の自分の部屋で眠っていた。
目覚ましが鳴り、ベッドで目を覚ました。眠たかったが、
時計を確認して、少し横になる。

「時間だ」

そのまま、部屋のかたずけをしていると、
数日前に無くしていた、大切にしていた父との写真が出てきた。
写真を見て、
ラリーは少し思い出を思い出していた。戦闘機好きで戦闘機だけで戦争にはあまり関心のないラリーに、
父が退役になる日、父がラリーを自分の飛行場に誘ってくれて、見学させてくれていた。
幼く、ラリーは多くの兵士達に可愛がられていた。
当時は、ベルカ戦争の真っ只中で、父の反対の中、
幼かったラリーが父の軍人の様子を見たいと幼心に駄々をこねたから、
父が、笑って、ラリーは学校を休んで基地を見学させてくれた。
ティムは幼く、見学しに行ったのはラリーだけだった。
父の軍の自慢話に、父は当時の自分の憧れだった。
飛行場は、見通しのよい、日当たりが綺麗だった。
その飛行場が戦火に包まれたのは朝ごろだった。
飛行場を散歩していると、突然、警報が鳴り出したのを覚えている。
「北ベルカ軍の新米パイロットの第9航空師団(黄色中隊)の多くの集まりが、
飛行場を落とそうと来ていたとの話しを思い出す。
父は、ラリーを確認すると、同僚の仲間に「こいつの面倒を見てやってくれ」と言い残し、僕の頭を撫でで、
必ず帰ってくると僕に言い残し発進した父の事を覚えている。
その数十分後、多くは敵機を相手にしていた。
数は多い。ここは大丈夫だと僕達を安全な丘に案内すると、父の仲間がラリーを落ち着かせた。
背後の丘をかすめて追いつ追われつつ急上昇していく戦闘機達。
敵を落とした機体は少ない敵を落としたが、やがて、その機体は一瞬で炎に包まれ、
クルクルと周りながら、湖に突き出た岬へと落ちていったのが見えた。
父の機体だった・・・。
その父を落とした戦果を確認して去っていく機体の戦果を確認する撃墜者の機体に黄色で13と書かれていたのを俺はけっして忘れない・・・。
その日から俺は戦争を憎んだ・・・。父への自分の罪滅ぼしだったのかもしれない・・・。軍に入った。
その内、政治を戦争が解決すると思い込んだ。

 朝焼けの中、朝焼けに満ちた空に飛びたとうとしていた。
ガレージに朝わからないように向かった。倉庫に練習機はある。
ガレージに急ぎ、暗く光りに当たっていない所に練習機はあった。暗がりの機体を少し撫でた。
たまたま倉庫を見回りに来た歳のいった整備員が声をかけた。

「練習機を動かすのか?」
「ああ」
「また管制官に奴に怒鳴られるぞ」
「うまく言っておいてほしい」

兄はそう言うと機体に乗り込んだ。エンジンをかけ飛び立つ機体。
それを見て、サングラス姿の管制官は朝のコーヒーを片手に口に入れながら、

「いつもの奴か」と答えた。

管制官が気をきかせて、ポップミュージックをかけてくれた。
兄はそれを聞きながら、高度をあげて何も見えない程の雲の上に出た。
そしてコックピットから朝日を見届けていた。
あの光を見ていると自分も馬鹿らしくなる。そう思いながら、兄の機体は飛びつ続けていた。あと長くはこうしていたい・・・そのまま空中から雲海の景色を眺めていた。雲はとても濃く、機体を覆い隠していた。

2024/03/07 18:57

しんたろう
ID:≫ 1eytETH/W5xF6
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