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ある物語

#18

16

僕は賢治について覚せい剤使用の捜査をしだした。
僕は空いた時間を署に行き、資料を整理した。
僕は結衣が見つかった時にい備えて、少しでも罪が軽くなるよう、賢治の薬物使用が前からあった事を押さえていたかった。
もし、結衣より賢治の薬物使用が早く見つかれば、結衣の罪も軽くなるだろうと考えていた。
結衣の立ち直りに貢献したかった今はそうだった。
そんな中、警察署の自動販売機で紙コップのカフェオレを飲んでいる時に上司と鉢合わせした。
僕と上司は自動販売機のすぐ手前の緑の椅子の並ぶ中、背中ごしに椅子に座り会話を交わした。上司を気にして目を合わさないようにしていたら、

「芸能会社の覚せい剤疑惑を追っているんだって?」
「はい」
「よくある話だろう。日本の警察はあまり動きたがらない物なんだ。そこの所考えてくれないと困るよ。本店も厄介な犯罪は自分の立場的に動きたくないものなんだ、所轄で担当してほしいんだ。この問題、所轄の担当にしてもらわないと困る」
「どうゆう事ですか」僕はその場を立った。
「東京の本庁に知られては困る。その娘の問題じゃないか。君で処理してほしいな、いいか、警察も組織なんだよ。
本庁の警察から連絡があった。この事件を追っているらしい・・・。
表ざたになると困る。裏で処理してくれないと。暴力団関係だけは困る。上との捜査上を含めてヤクザとの付き合いがあるといろいろと収入もあるんだよ。
こんなヤバい事件に警察が対応できないなんて、しかも警察の若い奴らが関わっていたなんて、
本庁にばれれば首が飛ぶ、本庁だけは困る」そう言った後、「現実を見ろ、俺にはローンも残っているんだ。こんな事で問題になっちゃ困るよ」
「いろいろあるでしょう、本庁の管轄に置くとか、
連絡をちゃんととれるようにするとか、意見を聞いてくれるようにするとか」
「所轄の君が意見できる問題じゃないんだよ!」と声を荒げる。
「君の警察としての地位も保障もどうかと考えるよ」上司は言う。
そう言って、落ち着くと、
「じゃあ」僕はその場を立ち去る。

腐ってる・・・。入りたての頃の自分は理想に燃えていた、だが警察は違う。コップランドのような警察の暗黙のルール。警察もアンタッチャブルなんて今の警察には笑われる。ヤクザみたいなムカつく若い連中しかいない。
僕は思う。
愛した結衣の人生が終わる・・・。

その日は勤務時間内を過ぎても僕は帰らなかった。
僕は警察署の人員が帰るのを見届け、作業室に向かった。
エレベーターのあるフロアを抜けて、細い通路に出る。
そこは警察署の鍵を保管している所である。
カナの捜査資料を調べるためだった。鍵を開け、僕は暗い資料室の電気をつけ、捜査資料を調べた。
捜査資料の部分に印がついていて、そこは赤テープで重要箇所には引いてあった。
僕は確認して、その捜査資料を書き写し、元の場所に戻した。
その後、一人でこの事件を片ずけるため、賢治の暴力団事務所に行く。
扉の前でノックをしても反応がなく、インターホンを何度も鳴らして、

「すいません」と何度も言う。

ヤクザの男が出てきた、「何処の奴だ」
賢治の同僚だ。

「話があります」
「誰」
「警察です」
「それが何だよ」
「警察の職務と一緒に、以前付き合っていた娘の結衣の人生に介入してこないようしてほしいのです。
結衣に肉体的、精神的苦痛を与えたのも貴方だろう?」
「アンタ何の権限で言っているんだよ」
「仕事でなく個人的に言っているんです。結衣の友達です。結衣は精神的にも大変なんです」
「ただ、仕事の付き合いですよ。あの娘、警察の人の知り合いいたんだ」
「要するに、もう関わらないでほしいんだ」
「終わった後」そう賢治は言った後、
「へえ~嫌いじゃなかったけど、あの娘」と、言った。

僕はとっさに、賢治の髪をつかみ、頭を壁に打ち付けた。
男達に緊張が走る。

「クスリを結衣にもう売るのもやめろ。もう関わるな・・・関わるとお前をただじゃ済まさない。」凄い形相で自分は賢治に言う。
「殺すぞ」周りの男が殴りかかる。
僕は、周りとの乱闘騒ぎになった。

「もう帰ってくれ、わかった関わらないよ」と賢治は言った。

その後、僕は無言でヤクザ事務所の扉を閉める。

2024/03/13 06:35

しんたろう
ID:≫ 1eytETH/W5xF6
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