「ふぅ」
ベッドの隣に座っていたドイツは、今さっきようやく眠りについた日本の寝顔を見て、ため息をついた。心を決めて椅子から立ち上がり、自分用のブラックコーヒーを淹れる。
(あの時も、こんなだったよな)
そう、忘れもしない。あの惨劇は1942年、ミッドウェー海戦で日本が初めて惨敗した夜のことであった。
[水平線]
「本当に申し訳ございません」
イタリアとドイツに深々と頭を下げる日本。気を張っていないと、今にも倒れてしまいそうだった。
「気にするな。それより、自分の心配をしろ」
「そうだよ。顔、真っ青だよ?」
「しかし、本当に面目ないです」
日本はずっと頭を下げたままだ。ドイツはこの几帳面すぎる同盟国の肩を叩く。
「次に影響が出る。切り替えることも大切だ」
しかし、そう声を掛けるドイツの内心はあまり穏やかではなかった。
「…はい」
ようやく日本が顔を上げた。そのときイタリアがわざと明るい声で提案した。
「ねえ、景気づけにワインを飲まない?」
「そんな暇があったら、次の作戦を考えろ!」
ドイツが秒で却下する。だが、落ち着きを取り戻し始めた日本がいつものにこやかな笑みを浮かべて、2人の間を取り持つ。
「これから、ワインを飲む暇もなくなってしまうと予想されます。気分転換にも、良いと思いますよ」
日本のやんわりとした提案をドイツは却下することが出来なかった。数秒思案して、小さく頷いた。
「分かった。少しだけな」
ベッドの隣に座っていたドイツは、今さっきようやく眠りについた日本の寝顔を見て、ため息をついた。心を決めて椅子から立ち上がり、自分用のブラックコーヒーを淹れる。
(あの時も、こんなだったよな)
そう、忘れもしない。あの惨劇は1942年、ミッドウェー海戦で日本が初めて惨敗した夜のことであった。
[水平線]
「本当に申し訳ございません」
イタリアとドイツに深々と頭を下げる日本。気を張っていないと、今にも倒れてしまいそうだった。
「気にするな。それより、自分の心配をしろ」
「そうだよ。顔、真っ青だよ?」
「しかし、本当に面目ないです」
日本はずっと頭を下げたままだ。ドイツはこの几帳面すぎる同盟国の肩を叩く。
「次に影響が出る。切り替えることも大切だ」
しかし、そう声を掛けるドイツの内心はあまり穏やかではなかった。
「…はい」
ようやく日本が顔を上げた。そのときイタリアがわざと明るい声で提案した。
「ねえ、景気づけにワインを飲まない?」
「そんな暇があったら、次の作戦を考えろ!」
ドイツが秒で却下する。だが、落ち着きを取り戻し始めた日本がいつものにこやかな笑みを浮かべて、2人の間を取り持つ。
「これから、ワインを飲む暇もなくなってしまうと予想されます。気分転換にも、良いと思いますよ」
日本のやんわりとした提案をドイツは却下することが出来なかった。数秒思案して、小さく頷いた。
「分かった。少しだけな」