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国たちのカオスな日常

#3

不満

「いいか。まずイタリア。てめえは論外だ。幼稚園から出直してこい!数字の読み方教わらなかったのか?」

「ごめんよ、日本!」

イタリアが泣きながら、どこからか持ってきた白旗を振る。日本は鼻を鳴らしてアメリカに矛先を向けた。

「アメリカ、てめえは絶対に許さない。てめえの言う自由が誰の負担の上に成り立っているのかよく考えろ!この無能が!」

アメリカは死人みたいな顔になって、その場に固まる。

「それからな、そうやって自由、自由と騒ぐ割に、自分の国内産業が荒らされそうになると、途端に関税を作るよな。てめえの言う『自由』は、自分が勝てる時限定のルールなのか?あ?」

何も出来なくなったアメリカを捨て置き、イギリスに振り向く。

「貿易で思い出した。イギリス、てめもだよな。自由貿易って騒いでいるやつ。」

日本はそこで一呼吸置く。

「自分の得意分野だけだよな?自由貿易は。それ以外はどうなんだ?この二枚舌の老害が!」

「さ…差別用語では…」

イギリスが蚊の泣くような声で指摘する。日本が鋭い目で彼女を睨む。

「黙れ!事実だろ。それとも…」

不敵な笑みを浮かべる。

「17世紀まで遡って、てめえの貿易の矛盾点を洗いざらいぶちまけてやろうか?」

「ひっ」

イギリスが黙る。

会場内は地獄だった。中国の歴史や文化に対する扱い方を問い詰め、韓国の外交の仕方を八方美人だと叫び、フランスの伝統を博物館の展示品だと言い切る。

逆に日本を論破しようもんなら、その100倍論破され返される。

(((誰か…この状況から解放してくれ)))

その場にいる全員が切実に願ったその時だった。日本の矛先が向けられたドイツが動いたのは。

作者メッセージ

「はじめに」に書いた通り、実在する国とは一切関係が御座いません。
又、差別する意図は一切御座いません。
そこら辺、よろしくお願いします。

2026/03/24 16:50

映画大好き
ID:≫ 04LvgTD4ssfS.
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