探偵社って、暗殺の依頼も受けるんですか⁉〜ポートマフィアの方が向いてる気がするけど〜
#1
ちょっとそれは聞いてない
「とある中学校から依頼が入った」
朝、会議があるとかで社長(福沢諭吉)に集められた探偵社員の目が一気に険しくなる。
「へえ、中学校からねえ」
そう言ったのは与謝野晶子。彼女は凄腕の専属医なのだが…みんなから(なぜか)恐れられている。
「中学校で大きな事件って起きるんですか?」
宮沢賢治が口を挟む。彼は怪力の持ち主なのだ。腕相撲をやったら、恐らく彼に勝てる人は居ないだろう。
「たしかに、あまり聞いたことが無いな」
国木田独歩が手帳を開く。彼はメモ魔だ。その手帳には、恐ろしいほどぎっしりと文字で埋め尽くされている。
「で、社長。結局要件は何ですか?」
太宰治が会議を進めるために、社長に聞いた。社長は咳払いをすると、口を開いた。
「その中学校に教師と生徒として、潜入して欲しい。とのことだ」
部屋が絶叫でゆれた。
[水平線]
僕は教室のドアを開けて、自分の席に座った。いつも通りの風景だけど、少しガヤガヤしている。
「おはよう、[漢字]渚[/漢字][ふりがな]なぎさ[/ふりがな]!」
「おはよう、[漢字]業[/漢字][ふりがな]かるま[/ふりがな]くん。めずらしいね、朝から教室にいるなんて」
カルマくんは僕の机に腰掛けて言った。
「今日は、あの暗殺計画があるからね」
僕はそれを聞いて思い出した。
「そういえばそうだったね」
「うん。前よりも当てられる可能性は高いと思うよ」
初心に立ち返った暗殺計画。うまくいくといいな。
「成功するといいね」
カルマくんがそう言ったとき、チャイムがなった。「じゃ、またね」と言って、カルマくんは自席に帰っていった。教室のドアが開く。僕たちの担任、いやターゲットの殺せんせーが入ってきた。名簿表を教卓に置くと、いつもの通り笑いながら言う。
「ヌルフフフ。それでは今日の日直の人、挨拶をお願いします」
僕はいつも通りを心がけて言った。
「起立!」
みんなが一斉に立つ。
「気を付け!」
クラス全員が緊張しているのがわかる。僕は少し力を込めた。
「礼!」
誰も礼をしない。その代わり、手には銃が握られていた。
「おはようございます!」
全員の銃口が殺せんせーに向けられる。
『おはようございます!』
言い終わると同時に一斉射撃がはじまった。殺せんせーはマッハ20ですべての玉を避けている。銃声で朝の朝の連絡はなにも聞き取れなかった。結局、弾切れでこの暗殺計画は終わった。転がった玉を掃除しながら、教室のあちこちから悔しそうな声が聞こえる。
「律がいたのにな」
「あれ全部避けるって、どういうことだよ」
「最初よりもうまくなったから、いけると思ったのに」
片付けが一段落ついたところで、殺せんせーが言った。
「さあ皆さん、今日は転校生と新しい先生が来ますよ」
教室が驚きの声で揺れた。
朝、会議があるとかで社長(福沢諭吉)に集められた探偵社員の目が一気に険しくなる。
「へえ、中学校からねえ」
そう言ったのは与謝野晶子。彼女は凄腕の専属医なのだが…みんなから(なぜか)恐れられている。
「中学校で大きな事件って起きるんですか?」
宮沢賢治が口を挟む。彼は怪力の持ち主なのだ。腕相撲をやったら、恐らく彼に勝てる人は居ないだろう。
「たしかに、あまり聞いたことが無いな」
国木田独歩が手帳を開く。彼はメモ魔だ。その手帳には、恐ろしいほどぎっしりと文字で埋め尽くされている。
「で、社長。結局要件は何ですか?」
太宰治が会議を進めるために、社長に聞いた。社長は咳払いをすると、口を開いた。
「その中学校に教師と生徒として、潜入して欲しい。とのことだ」
部屋が絶叫でゆれた。
[水平線]
僕は教室のドアを開けて、自分の席に座った。いつも通りの風景だけど、少しガヤガヤしている。
「おはよう、[漢字]渚[/漢字][ふりがな]なぎさ[/ふりがな]!」
「おはよう、[漢字]業[/漢字][ふりがな]かるま[/ふりがな]くん。めずらしいね、朝から教室にいるなんて」
カルマくんは僕の机に腰掛けて言った。
「今日は、あの暗殺計画があるからね」
僕はそれを聞いて思い出した。
「そういえばそうだったね」
「うん。前よりも当てられる可能性は高いと思うよ」
初心に立ち返った暗殺計画。うまくいくといいな。
「成功するといいね」
カルマくんがそう言ったとき、チャイムがなった。「じゃ、またね」と言って、カルマくんは自席に帰っていった。教室のドアが開く。僕たちの担任、いやターゲットの殺せんせーが入ってきた。名簿表を教卓に置くと、いつもの通り笑いながら言う。
「ヌルフフフ。それでは今日の日直の人、挨拶をお願いします」
僕はいつも通りを心がけて言った。
「起立!」
みんなが一斉に立つ。
「気を付け!」
クラス全員が緊張しているのがわかる。僕は少し力を込めた。
「礼!」
誰も礼をしない。その代わり、手には銃が握られていた。
「おはようございます!」
全員の銃口が殺せんせーに向けられる。
『おはようございます!』
言い終わると同時に一斉射撃がはじまった。殺せんせーはマッハ20ですべての玉を避けている。銃声で朝の朝の連絡はなにも聞き取れなかった。結局、弾切れでこの暗殺計画は終わった。転がった玉を掃除しながら、教室のあちこちから悔しそうな声が聞こえる。
「律がいたのにな」
「あれ全部避けるって、どういうことだよ」
「最初よりもうまくなったから、いけると思ったのに」
片付けが一段落ついたところで、殺せんせーが言った。
「さあ皆さん、今日は転校生と新しい先生が来ますよ」
教室が驚きの声で揺れた。