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息子は旦那の元妻の連れ子

#4

第4話 結婚しませんか

「……ねえ」

ある日、瑠衣は言った。

キッチンで、何気ないタイミングで。

「結婚……しませんか」

言った瞬間、自分で少しびっくりする。

「あ、いや、違くて」

急に言葉が崩れる。

「ほら、その方が楽じゃん。いろいろ」

遊星はぽかんとしている。

「小星も育てやすいし」

沈黙。

数秒後。

「……それ、プロポーズ?」

「違う」

即答。

「合理的な提案」

「夢ないなあ」

笑う。

でも、その笑いは嫌じゃない。

「で、どうするの」

「うーん……」

少し考えて。

「まあ、確かにその方が楽かも」

軽い。

でも、それでいい。

この日から、伊瀬瑠衣は倉中瑠衣になった。

作者メッセージ

感情ではなく合理性で結婚を決める、という歪なようで現実的な選択です。恋愛の延長ではない関係を書くための転換点でした。

2026/05/05 08:51

ミジンコと
ID:≫ 1439dMBJAC7Go
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