息子は旦那の元妻の連れ子

家族という言葉は、本来とても単純なはずだ。血が繋がっているかどうか、名字が同じかどうか、そういう基準で分けてしまえばいい。

けれど現実は、そんなに綺麗にはできていない。

誰かと暮らし続けること。
同じ食卓を囲むこと。
泣き声やため息や、どうでもいい会話を毎日重ねること。

それらは血縁とは無関係に、じわじわと人の関係を変えていく。

この物語に出てくる三人は、最初から家族だったわけではない。むしろ、どこを探しても繋がりのない場所から始まっている。

それでも、彼らは同じ時間を選び続けた。

これは、名前でも戸籍でもなく、「一緒にいる」という選択だけで形づくられていく、少し不器用な家族の記録である。

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