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実際の人物,団体には一切関係ありません。
へたくそですが,温かい目で見ていただけるとうれしいです。

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ねこ。

#2

2.俺の日中

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シオリが出かけて行った。

[太字]バタン[/太字]とドアの閉まる音がして,続いて[太字]ガチャリ[/太字],と鍵の閉められる音がした。

シオリは,両親と近くに住んでいる。シオリが仕事の時には,定年退職をしたシオリの母が暇つぶしがてら,
家に来て面倒を見てくれるのだ。
きっとそろそろ,この家にやって来る。

ドアが開く音がして,シオリの母が入ってきた。

シオリの母は,どうやら俺たちネコが好きらしい。
いつも少し高価な食事や,「ちゅる~る」という――。
いわゆる猫用のおやつのようなものを持ってきて,俺に貢いでくれる。
きっとシオリでいう,「猫バカ」ってやつだろう。

俺は,シオリの母がずっと前に買ってきてくれた,キャットタワーに上って,
シオリの母を待ち構える。

シオリたちの一族は,基本的におとなしいため,一緒にいても,穏やかでいられる。
だから,俺は,シオリたちを気に入っているのだ。

キャットタワーの頂上にある,猫鍋に入ってシオリの母を眺めている。
シオリの母は,「ちゅる~る」を道具で開封する。
そして,俺のほうへ差し出してきた。(といっても,背の低いシオリの母は,俺の座っているところには届かないのだが。)

シオリの母のほうへ降りると,俺は,「ちゅる~る」を口にした。
今日の「ちゅる~る」はマグロ味なのだと,シオリの母が熱く語る。(まあ,話の半分は聞いていないのだが。)
そんなシオリの母のおしゃべりを聞きながら,夢中で食べる「ちゅる~る」は格別だ。

[水平線]

その後も猫じゃらしに飛びついたり,昼寝をしているシオリの母の上にのっかったり――――。
あっという間に一日は過ぎ,シオリの母は帰っていく。

・・・もうすぐシオリの帰ってくる時間だ。
また俺は,いつものように猫鍋に入り,まるくなる。

鍵が開く音―――。続いて,ドアがあく音が,部屋中にこだまして,響き渡った。

[水平線]

作者メッセージ

「ちゅる~る」。なぜに猫を引き付けるのか。
不思議なものです。
美味しいのでしょうか。
生まれ変わったら,ネコになって,一度,「ちゅる~る」を口にしてみたいです。

2025/06/13 14:21

だてまき
ID:≫ 5ikBHbnUw0HcY
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