スピカの魔法方程式

たとえば、それは式のようなものだった。
生まれがよければ、魔法はよく育つ。
学校でいい成績をとれば、未来は約束される。
優れた使い魔がいれば、一人前に近づく。
——そんな『方程式』を、私はいつから信じていたのだろう?
あたしは誰よりも真面目に魔法を学び、誰よりも早く強くなろうとした。
だってあたしは、そうやって特別な存在になれるはずだったから。
けれど、それだけではダメだと分かった。
そんな私のもとに、彼女が現れた。
自由奔放で、謎だらけで、天才で──まるで『式』の外側にいるような人間。
あたしのルームメイトで、ちょっと変だけれどとても眩しいひと。
彼女と出会ったあの日から、方程式に嵌ったこの人生は、すこしずつ変わりはじめた。
これがあたしの、新しい魔法方程式!

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