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【短編集】四季を彩る言葉たち

#3

〚夏〛夕暮れに染まるあなたの隣

「今日は塾もないしゆっくりできるね〜」

「ほんとだ、久しぶりかも」




部活の帰り道。少し涼しい風の中を、親友と一緒に電車までの道のりをてくてくと歩いている。






私達の上にあるのは、綺麗なオレンジ色の空。


雲はあまりなくて、太陽がまだまだ照らし続けている。









いつもは、この後すぐに…という訳では無いけれど、少しすると塾があるから空色を伺う余裕なんてなかったから_なんだか新鮮な気持ちだ。









「それにしても夕方だから涼しいね、朝の暑さが嘘みたい」






隣を歩く彼女がふとそう言った。









「確かに、今日の朝めっちゃ暑かったよね。ジリジリって感じしてた」











そう笑う私達の間を、生ぬるい空気が突き抜けていく。







近くの風鈴がチリン、と音を鳴らす。










「うわ~夏の風物詩だ。家に風鈴ないからここで聞いておかないと」



「もはや義務じゃん」










耳に手を当てる真似をする彼女を見て、また笑い合った。












ふと彼女の方を向くと、彼女は美しい夕焼け色に照らされていた。



瞳が普段より輝いて見える。









ずっとこうだったらいいのに_と本心を零しかけた。











「…なにどした、もしかして顔になんかついてる?」


「あ、ううん!全然そんなんじゃないよ!…内緒!」

作者メッセージ

Q 夏=夕焼け っていうイメージしかないんですか?
A そういう訳じゃないんですけど、小さい時の経験上そういうイメージが強くなってるだけです。

ということで。こんばんは!醉夢まちゃ。です!歩いている時に空を見るのはやめましょう。一度電柱にぶつかりかけました。危ないです。

2026/04/10 22:25

醉夢まちゃ。
ID:≫ 4sDvBSaOEcmHM
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