『 女の子は長く男の子は短くしなさい 』
「ねぇ颯汰、そろそろ髪の毛切りに行く?」
さ、そろそろ宿題に手をつけよう…と思っていた金曜日の夜。
お母さんが部屋へきた。
散髪…
僕は、今は男の子によくあるような短い感じの髪の毛。
でも本当は。
でも本当は、女の子がよくしているようなミディアムくらいになりたいのだ。
サラサラに扱える自信はないけど。
「_颯汰?」
はっと我に返る。
「う、うん明日行く」
僕は適当にそう答えた。
_土曜日。
電車に乗り、お母さんの散髪[小文字](と染髪)[/小文字]が終わるととうとう僕の番。
「今日は同じですね!かしこまりましたっ
それで、颯汰くん…でしたか?颯汰くんはどういう感じにしたい!とか…これは嫌!ってありますか?」
後ろからお姉さんが言う。
少し奥に行くとあるソファに座っているお母さんの視線が痛くて、本当の事なんて言えやしないな。
でも。
本当に、自分はそれでいいのか。
僕は、いま“普通”の、“男の子らしい”髪型にして後悔しないか。
答えは決まっている。NOだ。
後悔しまくるに違いない。
「…颯汰くん?」
僕はいつもよりも大きな声を出して、こう言った。
「僕はっ、“男の子らしく”とかじゃなくて少し長い方がいいんです」
[大文字]「颯汰!!」[/大文字]
一回り小さい部屋に、お母さんの大きな声が響いた、
「なんの為に来たのよ」
お姉さんは、少し戸惑った顔をしていた。
「では、髪の毛をすくだけにしましょうか…!
少し伸びたら、ウルフカットとかにしたいとか思ったらまた切りに来ていただければ良いですよっ」
「ありがとうございます、っ」
お姉さんは変わらずに髪の毛をすいてくれた。
お会計まで何も無く終わり、お姉さんは最後に言った。
[小文字]「私も実は短かった時期ありますよっ、今でも同性愛者です」[/小文字]
と。
幸い部屋に響くことは無かった。
それに、お母さんもそれ以上何かを言うことも、肯定してくることも無かった。
_「次はどんな髪型にしようかな」
さ、そろそろ宿題に手をつけよう…と思っていた金曜日の夜。
お母さんが部屋へきた。
散髪…
僕は、今は男の子によくあるような短い感じの髪の毛。
でも本当は。
でも本当は、女の子がよくしているようなミディアムくらいになりたいのだ。
サラサラに扱える自信はないけど。
「_颯汰?」
はっと我に返る。
「う、うん明日行く」
僕は適当にそう答えた。
_土曜日。
電車に乗り、お母さんの散髪[小文字](と染髪)[/小文字]が終わるととうとう僕の番。
「今日は同じですね!かしこまりましたっ
それで、颯汰くん…でしたか?颯汰くんはどういう感じにしたい!とか…これは嫌!ってありますか?」
後ろからお姉さんが言う。
少し奥に行くとあるソファに座っているお母さんの視線が痛くて、本当の事なんて言えやしないな。
でも。
本当に、自分はそれでいいのか。
僕は、いま“普通”の、“男の子らしい”髪型にして後悔しないか。
答えは決まっている。NOだ。
後悔しまくるに違いない。
「…颯汰くん?」
僕はいつもよりも大きな声を出して、こう言った。
「僕はっ、“男の子らしく”とかじゃなくて少し長い方がいいんです」
[大文字]「颯汰!!」[/大文字]
一回り小さい部屋に、お母さんの大きな声が響いた、
「なんの為に来たのよ」
お姉さんは、少し戸惑った顔をしていた。
「では、髪の毛をすくだけにしましょうか…!
少し伸びたら、ウルフカットとかにしたいとか思ったらまた切りに来ていただければ良いですよっ」
「ありがとうございます、っ」
お姉さんは変わらずに髪の毛をすいてくれた。
お会計まで何も無く終わり、お姉さんは最後に言った。
[小文字]「私も実は短かった時期ありますよっ、今でも同性愛者です」[/小文字]
と。
幸い部屋に響くことは無かった。
それに、お母さんもそれ以上何かを言うことも、肯定してくることも無かった。
_「次はどんな髪型にしようかな」
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