近所に居たのは怪物だった.
ピーポー、ピーポー…
家の窓越しに聞こえる。
救急車の音が鳴り響いていた。
_「あなたの近所には怪物が住んでるわ」
家で遊んでいた、友達の[漢字]梨芽[/漢字][ふりがな]りめ[/ふりがな]が言った。
「突然どうしたの?しかも、「あなた」って…いつもは「めあこ」って呼んでるのに」
梨芽から、何かが取り憑いている感じがした。
ぞわ、っと背筋が凍る。
「あなた、ボーッとしちゃ駄目よ。探しに行かなきゃ」
そういうと梨芽はすくっと立って、部屋のドアを開ける。
「さ、行くわよ?」
梨芽は、にっと笑って私の手をとった。
「はぁ、はぁ…どこまで行くの…」
そこから梨芽は、“怪物がいる”場所に向かって走っていく。
いつもの梨芽と違って、走るのがとてつもなく早い。
「ついたわ。ここよ。あなたと共に戦って倒すわ」
禍々しい空気が漂う、廃墟。
廃墟からは、「うぅゔ…」と誰かがうめくような声も聞こえてくる。
「さぁ、この[漢字]御札[/漢字][ふりがな]オフダ[/ふりがな]を持って。」
梨芽がこっちを向かないまま御札をすっと渡してきた。
「これで戦えっての…?」
「いいから行くわよ!!!この世界を“変える”ために」
梨芽が廃墟のドアをバン!とわざと音を立てて開けると、中にいる怪物の正体がわかった。
[大文字]「…りめ?」[/大文字]
そこには、梨芽の変わり果てた姿があった。
え?でも、後ろには梨芽が_
後ろを振り向くと、梨芽は居なかった。
[明朝体]「ごめんね、御札で私を救って欲しいの」[/明朝体]
上から梨芽の声が聞こえる。
「…やってやるわ」
ぎゅっと握っていた御札を怪物の方へ向けて、じっと念じる。
[大文字]どうか正気に戻って[/大文字]…!!
_「めあこ…?」
しゅうぅ…と音がしたあと、みるみると元に戻っていった。
さっきの体験と、戻ってくれた嬉しさで私は目が霞んだ。
「…良かった、」
手にある御札に、「ありがとう」とはっきり書いてある。
梨芽の筆跡だった。
家の窓越しに聞こえる。
救急車の音が鳴り響いていた。
_「あなたの近所には怪物が住んでるわ」
家で遊んでいた、友達の[漢字]梨芽[/漢字][ふりがな]りめ[/ふりがな]が言った。
「突然どうしたの?しかも、「あなた」って…いつもは「めあこ」って呼んでるのに」
梨芽から、何かが取り憑いている感じがした。
ぞわ、っと背筋が凍る。
「あなた、ボーッとしちゃ駄目よ。探しに行かなきゃ」
そういうと梨芽はすくっと立って、部屋のドアを開ける。
「さ、行くわよ?」
梨芽は、にっと笑って私の手をとった。
「はぁ、はぁ…どこまで行くの…」
そこから梨芽は、“怪物がいる”場所に向かって走っていく。
いつもの梨芽と違って、走るのがとてつもなく早い。
「ついたわ。ここよ。あなたと共に戦って倒すわ」
禍々しい空気が漂う、廃墟。
廃墟からは、「うぅゔ…」と誰かがうめくような声も聞こえてくる。
「さぁ、この[漢字]御札[/漢字][ふりがな]オフダ[/ふりがな]を持って。」
梨芽がこっちを向かないまま御札をすっと渡してきた。
「これで戦えっての…?」
「いいから行くわよ!!!この世界を“変える”ために」
梨芽が廃墟のドアをバン!とわざと音を立てて開けると、中にいる怪物の正体がわかった。
[大文字]「…りめ?」[/大文字]
そこには、梨芽の変わり果てた姿があった。
え?でも、後ろには梨芽が_
後ろを振り向くと、梨芽は居なかった。
[明朝体]「ごめんね、御札で私を救って欲しいの」[/明朝体]
上から梨芽の声が聞こえる。
「…やってやるわ」
ぎゅっと握っていた御札を怪物の方へ向けて、じっと念じる。
[大文字]どうか正気に戻って[/大文字]…!!
_「めあこ…?」
しゅうぅ…と音がしたあと、みるみると元に戻っていった。
さっきの体験と、戻ってくれた嬉しさで私は目が霞んだ。
「…良かった、」
手にある御札に、「ありがとう」とはっきり書いてある。
梨芽の筆跡だった。
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