卒業式の涙
_「以上をもちまして、令和_年度、卒業式を終了致します。」
教頭先生の声が、体育館に響き渡る。
隣の席にいた[漢字]晴[/漢字][ふりがな]はる[/ふりがな]から、鼻をすする音がした気がした。
[大文字]「卒業生が、退場致します」[/大文字]
私達は卒業生なので、椅子から立ち上がった。
違う組の人達が退場し終わって、ようやく私の番。
親たちがじっとスマホを向けていて。
なんだか緊張した。
泣いてる人、真顔の人。
あ、このお母さん…なんか見たことあるなぁ。
気付けば私はもう、体育館を出ていた。
__「もう、これでここの学校での生活は終わります」
当たり前のことを前で喋る、少し泣いている先生が前に立つ。
…気付けば、卒業式はもう終わった。
なんだ、終わっちゃった。
「じゃ、廊下に並ぼうか」
生徒も先生もぐしゃぐしゃに泣きながら、最後に廊下に並ぶ。
[明朝体]♪〜〜…
~…𝄞 ♪ ..ιllιlι.[/明朝体]
…?
音楽が聞こえてくる。
なにこれ、泣かせに来てるじゃん。
「…ウッ…グス…ッ」
番号順に並ぶと、あの晴が後ろに来る。
やっぱ泣いてんな、晴。
必死に嗚咽を抑えようとしているのが伝わっていた。
「えっ、??!晴と[漢字]莉音[/漢字][ふりがな]りね[/ふりがな]めっちゃ泣いてるやん…!間に挟まれてる[漢字]依織[/漢字][ふりがな]いお[/ふりがな]の気持ちよ…w」
外に出る為に皆で廊下を歩いていると、少し後ろの男子の声がした。
よく見ると、晴だけでなく莉音まで泣いている。
「ははっ、ほんとじゃん」
私がそう言った瞬間。
笑ったからか顔が緩んで、目の当たりがあつくなってきた。
なんでかな、
頬を、水が流れる。
これを涙というのだろう。
_「改めて、卒業おめでとう」
懐かしい運動場。
そこで、プレゼントらしきものと花を渡す先生。
泣いた跡があるのが見えた。
「あざっす」
…さっきまで泣いてたとは思えないな。
最後まで私はこのまんまか。
「…先生も元気でいてくださいね」
「!」
私が言うと、案の定先生はびっくりしていた。
まあ、そりゃ反抗続きの奴に急にそんな事言われると誰でもビビるよな。
「はは、お前も案外良い奴だな」
なんだそりゃ。
「てか案外って良い奴と思ってなかったんすか」
「正直思ってなかった」
「なんでよ」
渡された花と校舎を代わる代わる見てみる。
あ、やっぱ卒業したんだ。私。
「あ、桜の花弁…」
制服の肩に、花弁が落ちてきた。
ふわりふわりと舞う桜を見る。
「頑張るからね」
そう桜に向かって呟いた。
教頭先生の声が、体育館に響き渡る。
隣の席にいた[漢字]晴[/漢字][ふりがな]はる[/ふりがな]から、鼻をすする音がした気がした。
[大文字]「卒業生が、退場致します」[/大文字]
私達は卒業生なので、椅子から立ち上がった。
違う組の人達が退場し終わって、ようやく私の番。
親たちがじっとスマホを向けていて。
なんだか緊張した。
泣いてる人、真顔の人。
あ、このお母さん…なんか見たことあるなぁ。
気付けば私はもう、体育館を出ていた。
__「もう、これでここの学校での生活は終わります」
当たり前のことを前で喋る、少し泣いている先生が前に立つ。
…気付けば、卒業式はもう終わった。
なんだ、終わっちゃった。
「じゃ、廊下に並ぼうか」
生徒も先生もぐしゃぐしゃに泣きながら、最後に廊下に並ぶ。
[明朝体]♪〜〜…
~…𝄞 ♪ ..ιllιlι.[/明朝体]
…?
音楽が聞こえてくる。
なにこれ、泣かせに来てるじゃん。
「…ウッ…グス…ッ」
番号順に並ぶと、あの晴が後ろに来る。
やっぱ泣いてんな、晴。
必死に嗚咽を抑えようとしているのが伝わっていた。
「えっ、??!晴と[漢字]莉音[/漢字][ふりがな]りね[/ふりがな]めっちゃ泣いてるやん…!間に挟まれてる[漢字]依織[/漢字][ふりがな]いお[/ふりがな]の気持ちよ…w」
外に出る為に皆で廊下を歩いていると、少し後ろの男子の声がした。
よく見ると、晴だけでなく莉音まで泣いている。
「ははっ、ほんとじゃん」
私がそう言った瞬間。
笑ったからか顔が緩んで、目の当たりがあつくなってきた。
なんでかな、
頬を、水が流れる。
これを涙というのだろう。
_「改めて、卒業おめでとう」
懐かしい運動場。
そこで、プレゼントらしきものと花を渡す先生。
泣いた跡があるのが見えた。
「あざっす」
…さっきまで泣いてたとは思えないな。
最後まで私はこのまんまか。
「…先生も元気でいてくださいね」
「!」
私が言うと、案の定先生はびっくりしていた。
まあ、そりゃ反抗続きの奴に急にそんな事言われると誰でもビビるよな。
「はは、お前も案外良い奴だな」
なんだそりゃ。
「てか案外って良い奴と思ってなかったんすか」
「正直思ってなかった」
「なんでよ」
渡された花と校舎を代わる代わる見てみる。
あ、やっぱ卒業したんだ。私。
「あ、桜の花弁…」
制服の肩に、花弁が落ちてきた。
ふわりふわりと舞う桜を見る。
「頑張るからね」
そう桜に向かって呟いた。
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