如月の朝焼け
「おわ、……きれい…」
橙色をした綺麗な髪の毛を2つに束ねている少女_ビオラは、ほうきに[漢字]跨[/漢字][ふりがな]また[/ふりがな]がり宙に浮きながら、所謂"朝焼け"に向かってそんな事を呟いた。
人間でも早起きしない人は滅多に見ないものだが、ビオラにとっては見れたものではなかったのだ。
ビオラは、19年前_魔女の世界に生命を授かった。
3年もすると歩いたり話したりができるようになったが、ビオラの心の中は「どうして夜が明けないのか?」という疑問でいっぱいだった。
そこである日、思い切ってお母様に聞いてみることにした。
だが、お母様は苦笑いをするだけで一切答えてくれなかった。
どうして答えてくれないのか不思議に思ったビオラは、おばあさまをはじめとした友達やら先生やら…色々な人たちに答えてくれない理由を聞いてまわった。
同い年、あるいは年が近い友達はビオラと同じくどうして答えてくれないのか不思議がったが、おばあさまや先生はやはり苦笑を浮かべるだけなのだ。
ビオラは、そんな世界に期待なんて失ってしまった。
どうせ夜は明けないんだ_と悟った、生まれて14年経ったあの日から。
「そして今に至るって訳だけど…今考えるとほんとになんで夜は明けなかったのかしらね…」
昔のことを思い出しながら、ビオラはため息と一緒に独り言を吐く。
そんな独り言は、紫からオレンジへと美しくグラデーションを奏でる空に消えていった。
それにしても綺麗な空だな、と思ったビオラは、この空の果てが気になってきた。
まるであの時の様に。
でも、今はほうきだってあるし飛ぶことだってできる。
そう思うと、心が軽くなると同時に好奇心が湧き上がってくる。
彼女は、この空の遠く奥へ進むことに決めた。
「今度は人に聞かないで、自分で真相を見つけ出してやるわ!」
と意気込むと、拙い魔法ではあれどどんどんとあの空の果てに近づいていく。
今度は、あの空の果ての果てまで。
冷たい追い風は彼女の魔法を手助けをして、少しだけ眩しい太陽は彼女の心を熱くさせてくれる。
彼女は白い息を漏らすと、昨晩の星屑に向かって笑みをこぼした。
橙色をした綺麗な髪の毛を2つに束ねている少女_ビオラは、ほうきに[漢字]跨[/漢字][ふりがな]また[/ふりがな]がり宙に浮きながら、所謂"朝焼け"に向かってそんな事を呟いた。
人間でも早起きしない人は滅多に見ないものだが、ビオラにとっては見れたものではなかったのだ。
ビオラは、19年前_魔女の世界に生命を授かった。
3年もすると歩いたり話したりができるようになったが、ビオラの心の中は「どうして夜が明けないのか?」という疑問でいっぱいだった。
そこである日、思い切ってお母様に聞いてみることにした。
だが、お母様は苦笑いをするだけで一切答えてくれなかった。
どうして答えてくれないのか不思議に思ったビオラは、おばあさまをはじめとした友達やら先生やら…色々な人たちに答えてくれない理由を聞いてまわった。
同い年、あるいは年が近い友達はビオラと同じくどうして答えてくれないのか不思議がったが、おばあさまや先生はやはり苦笑を浮かべるだけなのだ。
ビオラは、そんな世界に期待なんて失ってしまった。
どうせ夜は明けないんだ_と悟った、生まれて14年経ったあの日から。
「そして今に至るって訳だけど…今考えるとほんとになんで夜は明けなかったのかしらね…」
昔のことを思い出しながら、ビオラはため息と一緒に独り言を吐く。
そんな独り言は、紫からオレンジへと美しくグラデーションを奏でる空に消えていった。
それにしても綺麗な空だな、と思ったビオラは、この空の果てが気になってきた。
まるであの時の様に。
でも、今はほうきだってあるし飛ぶことだってできる。
そう思うと、心が軽くなると同時に好奇心が湧き上がってくる。
彼女は、この空の遠く奥へ進むことに決めた。
「今度は人に聞かないで、自分で真相を見つけ出してやるわ!」
と意気込むと、拙い魔法ではあれどどんどんとあの空の果てに近づいていく。
今度は、あの空の果ての果てまで。
冷たい追い風は彼女の魔法を手助けをして、少しだけ眩しい太陽は彼女の心を熱くさせてくれる。
彼女は白い息を漏らすと、昨晩の星屑に向かって笑みをこぼした。
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