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『 こんばんは、お嬢さん 』

「なぁなぁ…お嬢ちゃん。」




寒い風が頬をつき通る。



誰かが後ろから声をかけた。







「あ、やっとこっち向いた。ごめんなぁ、急に。俺は[漢字]璃音[/漢字][ふりがな]りお[/ふりがな]や。」








璃音というおにいさんは、首に龍のタトゥー…?がしてあった。









むかし居た、お母さんが言ってた。





「怖いなって思った人には近付いたり話したりしちゃ駄目よ。」


、って。










「あ、あの…ッわぁ!?」





私がやめてください、と言おうとするとおにいさんは私を軽々と持ち上げた。






「ごめんなぁ?でもちょっと聞きたいことがあるんや」

















私は気を失っていたのか、暖かい部屋で目が覚めた。








映画とかでよく見る、木の家。










暖かみが溢れる部屋には、璃音さん含め4人のやんきーさん(?)が座っていた。









たばこ吸ってる…









凄く怖くなって、逃げ出そうと思った。










でも、体が動かない。










「嬢ちゃん、ちょっとだけ聞きたくてな。」




璃音さんではない、金髪の人が近付いてくる。











「…嬢ちゃんのお母さんは、どんな人やったか、覚えてるか?」




おかあさんの、事?














私のお母さんは、私が3歳の頃に自殺したって聞いた。





私が今9歳だから、[小文字]えーと…[/小文字]6年前かな?







なんで死んじゃったの?ってお父さんに聞いたら、「あんたのお兄ちゃんのせいらしい」だって。






お兄ちゃんとか居ないんだけどね。










「ごめんなさい、お母さんは自殺したからわかんない。」









金髪の人は、持っていたたばこを机に落とした。










「ばか!焼けるやろ」






璃音さんが叫んで、金髪の人がはっと我に返った様に火を消した。










「ごめんな、なんか聞いてもうて。」












おお母さんの話で、ふと思い出した。





「そういえばッ、璃音さんの苗字ってなんですか?」











もしかしたら、璃音さんが、お兄ちゃん…かもしれない。










「え?どうしたんや急に?…えっとな、俺の苗字は春乃や。」








春乃。









私と同じ苗字だった。












「…もしかしてさ、璃音の妹ちゃうん?」




金髪のおにいさんが言った。












「たしかに…でもうちの親父ってこんな小さい子を1人で出かけさせへんねんな。俺もそうやった」










璃音さんは凄く悩んでいた。





でも何を悩んでいるのかは分からなかった。










「あの、私はただ1人ででてきただけで…結構いつもは禁止されてます」






理由もなく出かけてきたのだ。













「…そっかぁ…おーん、ここにおってもええけどどうする?」










金髪のおにいさんが言った。





璃音さんも他の2人も頷いている。












別にお父さんと一緒に暮らしたい訳ではないけど、ここの方がきっと居心地は良いよね。
































「_ちょっと璃音さん?昨日私の部屋漁ったでしょ?」







あれから、9年の月日が経った。






璃音さんと、金髪のおにいさん・[漢字]実央[/漢字][ふりがな]みお[/ふりがな]さんと3人で暮らしている。









…なんか残りの2人の…[小文字]誰だっけ[/小文字][漢字]碧[/漢字][ふりがな]あおい[/ふりがな]さんと[漢字]日瑠[/漢字][ふりがな]ひる[/ふりがな]さんは同居するから、と言って今は一緒に住んでいない。








「ごめんて…!でもしゃーないねんて、実央が今日は掃除の日やとか言うからさぁ?」







あの時と全く変わらない璃音さんが居る。















「ふふっ、もぉ良いですよ、その代わり今日のお昼ご飯カレーにして」










なぜかは分からないけど、笑みがこぼれた。





「はいはい、わかったわかったぁ」










「ちょっとそこの金髪、手伝ってくれ」






「うるせぇ黒髪だまれ」











喧嘩も良い…のか?












「でもタトゥーあるしなぁ」

作者メッセージ

こんばんわ!
どうぞこれからよろしくです!

2025/01/16 19:43

醉夢まちゃ。
ID:≫ 4sDvBSaOEcmHM
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