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捉え方によっちゃバットエンドです
乖離する原罪
#1
第一話 ラプラスの悪魔
開いたままにしていたカーテンに朝になって後悔した。どうやら少し早く起きたようだった。
誰も喋らない空間で体を動かすと、服の擦れる音がして妙にたまらなくなる。
誰にもらったかも覚えていないラジオのアンテナを伸ばし、周波数を調整した。
部屋に転がるゴミを蹴りながら、なにかとデジャヴを感じる。誰もいないキッチンへ足を運んだ。
冷蔵庫には一昨日買ったヨーグルトがあった。少し高かったが、気分で無駄にお金を使ってしまったのだ。
あまり好きじゃないシンガーソングライターの朝なのに無駄にテンションの高い曲が流れて、思わず周波数をずらした。
ホワイトノイズは耳の中がざわつき、なにかに囁かれいると思うと気持ち悪くなり、ニュースが流れるチャンネルにした
「はあ..........」
ありきたりなため息をつき、ゆっくり着替える。
「また、田丸議員は不倫の容疑を認めず.....」
世の中くだらない。そう思えば日々が楽に思えた。
学校に着くと騒がしい教室に入った。
相変わらず頭が痛くなる。
「おい! 塩原」
「えっ.....はい」
まともに反応できない自分に劣等感を覚える
「アンタ、俺の代わりに日直の仕事やれよ〜友達だろ?」
「あっうん...そうだね、へへっ、えっ、とっ友達だね」
「出た! キッショ! おいみろよ坂本! またこいつどもってるぜ!」
「はっ、ははっ.....ごめん、へっ」
これ以上この気持ちになるのは嫌だったから、頭の中でホワイトノイズを流した。
誰か助けてほしいって、もう何回思ったんだろう。
昼休み、誰もいない屋上で朝食べたヨーグルトの余りを食べた。
近づく人影に気づかず_____
「よっ! バカ真面目!」
突然の出来事にスプーンを投げかけてしまった。
「へえ〜陰キャの昼ご飯はちょっと豪華なヨーグルトなんだねえ」
同じクラスの女の子に話しかけられるのは初めての経験で、少し顔が赤くなったのかもしれない。
「えっと、美味しそうだなって、へっ、思って、えっ、っと健康になりたくてへっ、え」
妖艶な笑みを浮かべてこちらを見つめてくる清楚めな女子だった。
「アンタみたいなバカ真面目な男、割と好みかも」
この時、数学の難問を解く時くらい思考回路を回したが、どうしたらこんな展開になるのか、証明はできなかった
「ちょっ...お腹がゆるくなったかも!」
きっとこの時、セリヌンティウスを待たしているメロスより遥かに早く走ったと思う。
そのまま屋上でご飯が食べれない時の物置部屋に逃げ込んだ。
僕の鼓動は人生で一番早い瞬間を迎えた。
例えば僕がラプラスの悪魔だったとしても戸惑うはず。
だって______
辛い時の息苦しさじゃない。
ひどいことを言われた時の息苦しさじゃない。
仲間はずれにされた時の息苦しさじゃない。
この焦燥感、きっと、きっとこれは
恋だ____________________________
誰も喋らない空間で体を動かすと、服の擦れる音がして妙にたまらなくなる。
誰にもらったかも覚えていないラジオのアンテナを伸ばし、周波数を調整した。
部屋に転がるゴミを蹴りながら、なにかとデジャヴを感じる。誰もいないキッチンへ足を運んだ。
冷蔵庫には一昨日買ったヨーグルトがあった。少し高かったが、気分で無駄にお金を使ってしまったのだ。
あまり好きじゃないシンガーソングライターの朝なのに無駄にテンションの高い曲が流れて、思わず周波数をずらした。
ホワイトノイズは耳の中がざわつき、なにかに囁かれいると思うと気持ち悪くなり、ニュースが流れるチャンネルにした
「はあ..........」
ありきたりなため息をつき、ゆっくり着替える。
「また、田丸議員は不倫の容疑を認めず.....」
世の中くだらない。そう思えば日々が楽に思えた。
学校に着くと騒がしい教室に入った。
相変わらず頭が痛くなる。
「おい! 塩原」
「えっ.....はい」
まともに反応できない自分に劣等感を覚える
「アンタ、俺の代わりに日直の仕事やれよ〜友達だろ?」
「あっうん...そうだね、へへっ、えっ、とっ友達だね」
「出た! キッショ! おいみろよ坂本! またこいつどもってるぜ!」
「はっ、ははっ.....ごめん、へっ」
これ以上この気持ちになるのは嫌だったから、頭の中でホワイトノイズを流した。
誰か助けてほしいって、もう何回思ったんだろう。
昼休み、誰もいない屋上で朝食べたヨーグルトの余りを食べた。
近づく人影に気づかず_____
「よっ! バカ真面目!」
突然の出来事にスプーンを投げかけてしまった。
「へえ〜陰キャの昼ご飯はちょっと豪華なヨーグルトなんだねえ」
同じクラスの女の子に話しかけられるのは初めての経験で、少し顔が赤くなったのかもしれない。
「えっと、美味しそうだなって、へっ、思って、えっ、っと健康になりたくてへっ、え」
妖艶な笑みを浮かべてこちらを見つめてくる清楚めな女子だった。
「アンタみたいなバカ真面目な男、割と好みかも」
この時、数学の難問を解く時くらい思考回路を回したが、どうしたらこんな展開になるのか、証明はできなかった
「ちょっ...お腹がゆるくなったかも!」
きっとこの時、セリヌンティウスを待たしているメロスより遥かに早く走ったと思う。
そのまま屋上でご飯が食べれない時の物置部屋に逃げ込んだ。
僕の鼓動は人生で一番早い瞬間を迎えた。
例えば僕がラプラスの悪魔だったとしても戸惑うはず。
だって______
辛い時の息苦しさじゃない。
ひどいことを言われた時の息苦しさじゃない。
仲間はずれにされた時の息苦しさじゃない。
この焦燥感、きっと、きっとこれは
恋だ____________________________