我が帝国は崩壊した。
前々から、政治の枯渇、天変地異、少子高齢化、資源減少等が訴えられていたが、人間みな考えることは同じで、誰かがやっているだろうという怠惰であった。
もう皆が気づいたころには手の施しようがなかったのである。
破滅の行進は車と同じように直ぐには止められない。
幾ら悔やみ、悔やんでも遅いのである。
普通なら他の帝国から物資の支援などを受ける筈だが、この時の国王殿下はまるで怠惰を煮詰めたような人間だった。
さらに故傲慢で嫉妬深く。生まれ持った地位を存分に己の為だけに使うような人間であった。
勿論、他の帝国の同盟や、支援などは先延ばしを繰り返していたため、所謂‘貸し‘が無い状態だった。
その結果が今の有り様である。
道端には当然のように死体や、腐った何かも分からないような物が、あちらこちらにあった。
ほんのばかりか残った国民は、なけなしの武器を持ち、下らない紛争をしていた。
そのほんのばかりか残った国民の一人が十八の御子柴司である。
結構良いお家柄の血筋であって、何不自由ない、まあまあな贅沢をしていた。
そんな暮らしをしていた最中、帝国は崩壊した。
司は阿保で何もしない大人より色々な面で優れていて、こうなることも少しばかりか視野に入れていて対策を施していた。
そして、崩壊したその日、視野には入れていたが、絶望に包まれ、現実からの逃亡、なんて絵空事を見ていた。
司はまだ十八の未熟な人間である。
出来る事は生にしがみつくだけのみとなった。
司は毎日そこら辺にある汚い食い物や、少し汚染された水を飲み、何とか生き永らえていた。
まあ、然し、何にでも限りはある。
そろそろ底が見えてきたのであった、司は又もや絶望し、死への恐怖に打ちのめされる。
そんな最中であった。
ある男が司の前に現れたのだ。
このことについて司は物資を取られるかも知れない。殺されるかもしれないと背筋が凍った。
ゴクリと唾を飲み込む
結果から言うと、まあ、予想は外れたのである。
その男は屈み、司の顔を見つめる。
「お前は生きたいか?」
これが幸せの始まりなのか、不幸の始まりなのかは分からなかった。
前々から、政治の枯渇、天変地異、少子高齢化、資源減少等が訴えられていたが、人間みな考えることは同じで、誰かがやっているだろうという怠惰であった。
もう皆が気づいたころには手の施しようがなかったのである。
破滅の行進は車と同じように直ぐには止められない。
幾ら悔やみ、悔やんでも遅いのである。
普通なら他の帝国から物資の支援などを受ける筈だが、この時の国王殿下はまるで怠惰を煮詰めたような人間だった。
さらに故傲慢で嫉妬深く。生まれ持った地位を存分に己の為だけに使うような人間であった。
勿論、他の帝国の同盟や、支援などは先延ばしを繰り返していたため、所謂‘貸し‘が無い状態だった。
その結果が今の有り様である。
道端には当然のように死体や、腐った何かも分からないような物が、あちらこちらにあった。
ほんのばかりか残った国民は、なけなしの武器を持ち、下らない紛争をしていた。
そのほんのばかりか残った国民の一人が十八の御子柴司である。
結構良いお家柄の血筋であって、何不自由ない、まあまあな贅沢をしていた。
そんな暮らしをしていた最中、帝国は崩壊した。
司は阿保で何もしない大人より色々な面で優れていて、こうなることも少しばかりか視野に入れていて対策を施していた。
そして、崩壊したその日、視野には入れていたが、絶望に包まれ、現実からの逃亡、なんて絵空事を見ていた。
司はまだ十八の未熟な人間である。
出来る事は生にしがみつくだけのみとなった。
司は毎日そこら辺にある汚い食い物や、少し汚染された水を飲み、何とか生き永らえていた。
まあ、然し、何にでも限りはある。
そろそろ底が見えてきたのであった、司は又もや絶望し、死への恐怖に打ちのめされる。
そんな最中であった。
ある男が司の前に現れたのだ。
このことについて司は物資を取られるかも知れない。殺されるかもしれないと背筋が凍った。
ゴクリと唾を飲み込む
結果から言うと、まあ、予想は外れたのである。
その男は屈み、司の顔を見つめる。
「お前は生きたいか?」
これが幸せの始まりなのか、不幸の始まりなのかは分からなかった。