名探偵コナン 暗黒の真心
#1
第1話
イギリスの裏通り。
男が錆びた外階段を駆け上がっている。
静かな通りに男の息遣いと足音だけが響いていた。
男が息を切らしながら屋上に辿り着くと同時にバァン
と銃声が響き渡った。
「お願いだ、見逃してくれ」
懇願する男に容赦なく拳銃を構える女のシルエットが月明かりに照らされた。
「金ならある。見逃してくれたらいくらでも払う!」
女は興味深そうに
「いくら?」
と聞いた。
「いくらでもいい!!お前が望むだけ渡そう!!」
女は少し考え込むふりをしてハハッと笑って
「メリットがないや」
と言った。
「じゃあ何がほしい!?何だってやるよ!」
慌てた男は財布からカードや名刺を取り出し、女に見せた。
「欲しいものねぇ~」
女はそれらに見向きもせず煙草を取り出した。
火を点け、ふうっと煙をはいた。
「あぁ、そうだ」
のろりと女が言った。
「何がほしい!?なんでもいいぞ!?」
女は男の顔をまじまじと見て、
「あんたの幸せぇ〜」
と言い、男の頭を撃ち抜いた。
額から血を流し、グラっと後ろに倒れた男の胸を2発撃った。
キィと音を立てて誰かが外階段を登ってきた。
「終わった?」
サラリと揺れた金髪が輝いて見えた。
「あぁ、ベルモット?」
拳銃を構えた手をふっと下ろし、地面に転がった男を足で示した。
それを見たベルモットと呼ばれた女は上出来よ、と言いながら電話をかけ始める。
「良かったわね、今から貴方は私達の仲間。」
「ん〜」
死体の処理をしながら返事をした。
電話を終えたベルモットは妖艶な顔で言った。
「貴方のコードネームはミモザよ」
するとミモザは笑いながら
「ミモザなんて似合わないと思うけど?」
と言う。
「あら、知ってるのね?ミモザのカクテル言葉」
からかうようにベルモットは言った。
「だって、そうじゃない?こんなところで社会的地位のある人間を殺してる女よ?なのに"真心"なんて」
「文句はボスに行って頂戴。さあもう行くわよ。」
「行くってどこに?」
「日本よ」
男が錆びた外階段を駆け上がっている。
静かな通りに男の息遣いと足音だけが響いていた。
男が息を切らしながら屋上に辿り着くと同時にバァン
と銃声が響き渡った。
「お願いだ、見逃してくれ」
懇願する男に容赦なく拳銃を構える女のシルエットが月明かりに照らされた。
「金ならある。見逃してくれたらいくらでも払う!」
女は興味深そうに
「いくら?」
と聞いた。
「いくらでもいい!!お前が望むだけ渡そう!!」
女は少し考え込むふりをしてハハッと笑って
「メリットがないや」
と言った。
「じゃあ何がほしい!?何だってやるよ!」
慌てた男は財布からカードや名刺を取り出し、女に見せた。
「欲しいものねぇ~」
女はそれらに見向きもせず煙草を取り出した。
火を点け、ふうっと煙をはいた。
「あぁ、そうだ」
のろりと女が言った。
「何がほしい!?なんでもいいぞ!?」
女は男の顔をまじまじと見て、
「あんたの幸せぇ〜」
と言い、男の頭を撃ち抜いた。
額から血を流し、グラっと後ろに倒れた男の胸を2発撃った。
キィと音を立てて誰かが外階段を登ってきた。
「終わった?」
サラリと揺れた金髪が輝いて見えた。
「あぁ、ベルモット?」
拳銃を構えた手をふっと下ろし、地面に転がった男を足で示した。
それを見たベルモットと呼ばれた女は上出来よ、と言いながら電話をかけ始める。
「良かったわね、今から貴方は私達の仲間。」
「ん〜」
死体の処理をしながら返事をした。
電話を終えたベルモットは妖艶な顔で言った。
「貴方のコードネームはミモザよ」
するとミモザは笑いながら
「ミモザなんて似合わないと思うけど?」
と言う。
「あら、知ってるのね?ミモザのカクテル言葉」
からかうようにベルモットは言った。
「だって、そうじゃない?こんなところで社会的地位のある人間を殺してる女よ?なのに"真心"なんて」
「文句はボスに行って頂戴。さあもう行くわよ。」
「行くってどこに?」
「日本よ」