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偽マスの消されたあとの物語。

#68

67話 

「……ふん。概念を消した、か。随分と安っぽい手を使ってくれるじゃないか、多次元の創造神さんよ」
るとは、力なく転がったペンを一瞥し、自嘲気味に笑った。指先にはもう、あの吸い付くような回転の感覚はない。全能の創造主として君臨していた黄金のオーラが霧散し、彼の佇まいは、かつて無の空間で目を覚ました時の、あの胡散臭い『偽マスター』のそれへと戻っていく。
「ラウナ、アルラウネ、ゼノ、ミラ。……そして、復讐のついでだ、レン。お前も来い」
るとは、着慣れた神の法衣を脱ぎ捨て、ボロボロになったあのタクティカルウェアを『事象再現』で呼び出した。
「神様ごっこは一時休業だ。俺たちの魂に刻まれた『回転』の記憶まで消せたと思うなよ。……失われた概念(オレたちのアイデンティティ)を取り戻しに、多次元のツラ拝みに行ってやる」
「……主。偽物に戻った貴方の方が、よほど活き活きとして見えますね」
ラウナが影から現れ、かつての「護衛騎士」としての位置に控える。
「ハッ、当たり前だ。俺は元々、ハッタリだけで神を欺いてきた男だからな」
るとは次元の裂け目に手をかけ、無理やりこじ開けた。その先には、見たこともない色をした星々や、歪んだ法則が支配する未知の宇宙が広がっている。
「行くぞ。ターゲットは『概念を盗んだ泥棒神』だ。……久しぶりに、次元のゴミ溜めから這い上がった時の『偽物』の底力、見せてやろうじゃないか

作者メッセージ

いやー本気出すぞ〜

2026/02/15 14:34

ゆっくりると
ID:≫ 15ZZhWW60Fvc2
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