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偽マスの消されたあとの物語。

#64

63話

「……あ」
静寂。
新世界の全宇宙を統べる理、回転の神、本物のマスターたるるとの手から、究極万年筆『断罪の翼』が、あろうことか重力に従って滑り落ちました。
カラン……カラン……ッ。
体育館の床に響くその乾いた音は、創造神の悲鳴よりも、レンの千年の絶叫よりも、この世界にとって重い意味を持っていました。
「…………落ちたな」
レンが、かつてないほど「良い笑顔」で、広報部長用の拡声器を構えました。
「…………落ちましたわね」
アルラウネが、最高に「艶やかな凶気」を孕んだ笑みを浮かべ、巨大な蔓をうごめかせます。
「主よ。……掟は、掟です」
ラウナが、事務的に、しかしどこか楽しそうに、るとの背後に立ち塞がりました。
「い、いや、待て! 今のは不可抗力だ! 創造神の加齢臭が風に乗ってきて、指の摩擦係数がコンマ数ミリ狂っただけで……!」
「問答無用じゃ! ると君! 私が受けた『肥料コース』か『メタ説教100時間』、どちらか選ぶのじゃな!」
創造神が、泥だらけの姿で嬉々として指を差します。
るとは冷や汗を流しながら、自らが作った「絶対ルール」の重みに直面しました。

作者メッセージ

お前が落としちゃ駄目でしょー。

2026/02/15 14:22

ゆっくりると
ID:≫ 15ZZhWW60Fvc2
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