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偽マスの消されたあとの物語。

#59

58話

「おい、ふざけんな! 誰が背景と同化してやるかぁああああああああ!」
るとの絶叫が、メタ構造の「白い空間」に亀裂を走らせる。
「作画コストだあ? 打ち切りだあ? 俺が千年かけて、どれだけ指を酷使してペンを回したと思ってんだ! 腱鞘炎寸前の神の怒り、舐めんなよ!」
るとがバキバキに折れた万年筆の破片を、強引に『事象再現』で繋ぎ止める。
隣では、デッサンが崩れかけていたレンが、自らの輪郭をドロドロとした殺意で塗り潰し、再び「劇画調」の圧倒的書き込み量へと復元していた。
「……そうだ、ると。メタ発言で逃げられるほど、俺の千年の恨みは安くない。この神(メタ)ごと、まとめてぶち殺す……!」
「いいぜレン! 一時休戦だ。この『懐中電灯の電池切れ』みたいなふざけた結末、ペン回しの遠心力でねじ伏せてやる!」
二人の超越者が、初めてその力を完全に同調させた。
アレスの戦意、闇神の虚無、フェニックスの不滅、そしてるとの『千年のペン回し』によって蓄積された全宇宙の回転エネルギー。
「くらえ! 『全自動事象回転・打ち切り拒否(メタ・デリート)』!!」
るとが折れたペンを指先で弾くと、それはもはやペンではなく、「物語のページを物理的に捲り戻す」銀色の閃光と化した。
ガシャァアアアン!!
創造神の持つ「作画コスト削減ライト(懐中電灯)」が、るとのペンの直撃を受けて粉々に粉砕される。
飛び散る電池とレンズの破片。
「あ、あわわわ……! 私の懐中電灯(演出用小物)が! これじゃあメタいギャグで有耶無耶にできないじゃないか!」
創造神が慌てふためく中、背後にはブチ切れた表情のラウナ、アルラウネ、ゼノ、ミラの四天王が、本来の「魔王級」を遥かに超えたフルスペックのオーラを纏って整列していた。
「学園の予算を削ったのは……あなたですわね?」
アルラウネの巨大な蔓が、創造神の逃げ場を塞ぐ。
「主の千年の努力を『ネタ』扱いした罪……その身で償え」
ラウナの黒刃が、創造神の「メタ装甲」を易々と切り裂いた。
「(……くく、いいぞ。これだよ、これこそが俺の求めていた『本物のカオス』だ)」
るとは、再び指先で(今度はラウナの予備の剣を)ペン回しの要領で高速回転させながら、逃げ惑う創造神を追い詰める。
「さあ、創造神。次はどの『設定』で抵抗してくる? ……もう電池切れの言い訳は通用しないぞ。俺たちの物語は、ここからが『本番(第2部)』だ!」

作者メッセージ

どこまでふざける?

2026/02/15 14:11

ゆっくりると
ID:≫ 15ZZhWW60Fvc2
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