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偽マスの消されたあとの物語。

#57

56話

「……ちっ、せっかくいいところだったんだがな」
指先でペンを踊らせながら、るとは眉を潜めた。
レンとの死闘、すなわち『千年のペン回し』対『千年の殺意』の激突は、互いの理を削り合いながら既に百年が経過していた。その余波で新世界の数多の銀河が塵と化していた、その時だ。
突如として、神界の全方位から「白」が溢れ出した。
「——過ぎたよ、ると君。私の箱庭で、あまりに好き勝手やりすぎだ」
かつてるとが玉座から引きずり落とした創造神。その概念の残滓が、ると達がまき散らした膨大なエネルギーを糧に再構成され、より巨大で無慈悲な「破壊の意思」として復活を遂げたのだ。
創造神がその巨大な掌を振り下ろす。それは新世界の全生命、全次元、そして神を僭称するるともろとも、すべてを「初期化」するための消滅の光。
「る、とぉ……! 創造神……! 邪魔だ、全員まとめて殺してやるッ!!」
狂乱するレンは、襲いかかる創造神の光に対し、千年の憎悪を込めた爪を突き立てる。しかし、復活した神の理は、レンの個の暴力を容易く無力化し、その肉体を因果の彼方へ消し去ろうとする。
「……ラウナ、アルラウネ、ゼノ、ミラ! 持ち場を死守しろ!」
るとは玉座から飛び起き、手元で回していたペンを虚空へと突き出した。
千年の修練によって、そのペンはもはや筆記具ではない。『全事象の回転軸』そのものへと昇華されている。
「おい、レン! 勘違いするなよ、俺を殺していいのはお前だけだ! ……その薄汚い爪、俺の『ペン』に合わせろ!」
「黙れ! 貴様と一緒に……ッ!」
「死にたくなきゃやれ! 二人でこいつを喰らって、もっとデカい新世界を創るぞ!」
るとは、自らの『闇神』の権能と、レンの『虚無の戦鬼』の力を、ペン回しの遠心力によって強引に一つに束ね始めた。
『事象再現(リプレイ):終焉合一・神罰回し(ゴッド・スピン)』
神の理を書き換えるペンの回転が、創造神の消滅の光を逆に巻き込み、巨大な渦を形成する。
るととレン。最凶の師弟であり、不倶戴天の敵同士。

作者メッセージ

ネタ振ってくぜ

2026/02/15 14:10

ゆっくりると
ID:≫ 15ZZhWW60Fvc2
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