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偽マスの消されたあとの物語。

#48

47話

「……さあ、そろそろこの箱庭を、修羅の巷へと変えてやるとしよう」
レイ(ると)は不敵に目を細め、神界の自分、そして学園長アルラウネへと不可視の通信を送る。
『アルラウネ、全校生徒に告げろ。「無能力者レンを討った者に、学園の序列一位と神の雫(エリクサー)を授ける」とな。……そして、この島を“起動”させろ』
「えっ……嘘だろ!?」
レンの耳に、島中に響き渡るアルラウネの非情な宣告が届く。
直後、大地が生き物のように脈動を始めた。島全体に張り巡らされたアルラウネの根が活性化し、巨大なシダ植物が牙となって生徒たちを襲い、大地そのものが「巨大な捕食植物」へと変貌して逃げ場を奪う。
「レン、ぼうっとしてるな! 四方八方、千人の精鋭がこっちに向かってるぞ!」
「せ、千人!? レイ、もう無理だよ、逃げよう!」
「逃げ場なんてないさ。……見ろ、空から『絶望』が降ってくる」
雷鳴と共に、上空から重力波を纏った漆黒の影が叩きつけられた。騎士ゼノだ。魔王級のステータスを持つ「神の防人」が、ついにその剣を引き抜く。
「……不合格だ、最下位共。貴様らの『イレギュラー』、ここで私が断ち切ってやろう」
ゼノの放つ圧に、周囲に集まってきた千人の生徒たちさえも戦慄し、足を止める。だがアルラウネの甘い香りが彼らの理性を狂わせ、全員が「レンを殺せば救われる」という狂信的な殺意に染まっていく。
「(いいぞ……。千人の精鋭、島の捕食システム、そして魔王級の騎士ゼノ。……これだけの『壁』があれば、お前の魂の奥にある真の力が、完全に爆ぜるだろう?)」
レイは怯えたフリをしてレンの背中に隠れ、その耳元で悪魔のように囁いた。
「レン、お前はもう『無能力者』じゃない。……お前が、この世界の理(ルール)をブチ壊すんだ。拳を固めろ。……来るぞ!」
「……ああああ、もう、どうにでもなれえええ!!」
レンが覚醒し、ラウナ級の筋力が爆発する。
ゼノの重力剣と、レンの剥き出しの拳が激突した瞬間、島全体の空気が一瞬で吹き飛んだ。
【現在の戦況:デッド・ガーデン極限事変】
VS 千人の生徒: 狂乱した精鋭たちが波のように押し寄せる。
VS 島(アルラウネ): 大地が口を開け、全てを飲み込もうとする。
VS ゼノ: 魔王級の武威がレンを死の淵へと追い詰める。

2026/02/15 14:03

ゆっくりると
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