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偽マスの消されたあとの物語。

#34

33話

虚無の白が、ラウナの放つ漆黒の戦意と、るとの紡ぐ多重概念の奔流によって、極彩色の混沌へと塗り替えられていく。
「……計算外だな。これほどまでに『不純物』を混ぜ込まれるとは」
創造神の余裕に満ちた表情が、初めて苦渋に歪んだ。彼が編み上げた「完璧な理」は、るとが持ち込んだ異世界の記憶や、神をも喰らい融合させたラウナという「未知」の前に、次々とエラーを起こし、剥がれ落ちていく。
ラウナの不死不滅の肉体が、創造神の放つ消滅の光を真っ向から受け止め、その光をさえ『暴食』の余波で自らの力に変換し、さらなる一撃を叩き込む。
「今だ、ラウナ! その『理』の心臓部を固定しろ!」
るとの声が神界に響き渡る。ラウナが創造神の両腕を、次元を凍結させる拘束鎖で縫い止めたその刹那、るとは自らの全存在を賭した最大出力を解放した。
『事象再現(リプレイ):終焉と創生の交響曲(オメガ・ジェネシス)』
創造神の座、権能、そしてこの世界の設計図のすべてが、るとの『記憶』という巨大なブラックホールに吸い込まれていく。
神界の白が弾け、再構築されていく。るとの脳内にある「理想の世界」――科学と魔法が混ざり合い、誰もが役割に縛られず、しかし圧倒的な王(ると)が君臨する新世界へと。
光が収束したとき、そこには一脚の、より禍々しくも美しい『真なる創造主の椅子』が鎮座していた。
るとは、もはや光を失い、ただの「観測者」へと成り下がった元の神を見下ろしながら、悠然とその椅子に深く腰を下ろした。
「……ふぅ。これでようやく、俺好みの『舞台』が作れる」
隣には、傷一つ負わずに佇む忠実な半身、ラウナ。
足元には、るとの意のままに再構築を始めた、無限に広がる新たな宇宙。
「さて、ラウナ。最初の『新ルール』は何にする? ……まずはそうだな。俺を『偽マスター』なんて呼ぶ奴を、一人残らず消去(デリート)することから始めようか」
るとは、新世界の創造主として、万物を掌握するその指先を静かに動かしました。

作者メッセージ

ありゃこうなっちゃったか

2026/02/15 13:54

ゆっくりると
ID:≫ 15ZZhWW60Fvc2
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