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偽マスの消されたあとの物語。

#29

28話

「……アレスだと? 勝手に舞台を荒らしてくれる」
るとの顔から、愉快犯的な笑みが消えた。勇者が勝手に契約した神の存在は、すべてを支配下に置こうとする彼にとって、明確な「異物」であり、看過できないノイズだった。
「なら、こちらも同格の『神』を用意するまでだ。……そして、制御してやる」
るとは、配下の魔王城の最奥深くへと移動する。そこで彼は、これまで喰らってきた存在――九頭龍の『無』の波動、リヴァイアサンの『空間支配』、そして彼自身の『暴食』の権能を融合させ、究極の「神格」を創造する儀式を開始した。
『事象再現(リプレイ):概念降臨・闇の根源神(カオス・オリジン)』
世界が軋むような漆黒の魔力が、るとの全身から噴き出した。それは光を喰らい、概念すら無効化する、真なる「闇」の権能。
【新たな神格】
闇神(カオス):存在そのものが世界の理を歪ませる、闇の根源的な支配者。
るとは、闇神としての力を手に入れると、すぐに勇者の精神世界へと干渉を試みた。
「おい、アレス。そこは貴様の遊び場ではない」
勇者の精神世界に、るとの闇の神格が降臨する。そこは先ほどまでアレスの戦意で満ちていたが、闇の根源神の出現により、光も音もない「無」へと塗りつぶされていく。
『……何者だ、貴様! この戦場に湧き出た、新たな闇か!?』
戦神アレスの怒号が響くが、るとの闇はそれを容易く呑み込んでいく。
「俺は、お前たちを管理する『管理者』だ。その勇者は俺の獲物。お前の好き勝手にはさせない」
闇の根源神の権能が、アレスの神気を侵食し、勇者の肉体と精神の境界線を支配しようとする。戦神の力を利用しつつ、その主導権を奪う――それが、るとの狙いだった。
「勇者よ、俺の声が聞こえるか。お前の中の『神』は、二人になった。どちらに従うか、決めるのはお前だ。……だが、俺に従う方が、はるかに『効率的』だぞ?」
アレスの荒々しい意志と、るとの冷徹な支配欲が、勇者の精神世界で激突する

2026/02/15 13:51

ゆっくりると
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