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偽マスの消されたあとの物語。

#17

16話

騎士団の男を殺して脅す。「オレに逆らうなよ」と
「……少し、礼儀を教える必要があるようだな」
るとの瞳が、暴食の権能を象徴する禍々しい赤に染まる。
彼が指先をわずかに動かした瞬間、聖騎士団の最前列で最も声高に威圧していた屈強な男の体が、音もなく『消滅』した。リヴァイアサンから奪った空間支配の力で、その男が存在していた空間ごと、虚無へと削り取ったのだ。
悲鳴すら上がる暇はない。そこには、数秒前まで一人の人間がいたという事実さえも否定されたような、残酷なまでの「無」が残された。
「……ッ!? 何を——」
少女団長の顔が驚愕と恐怖で青ざめ、騎士たちが一斉に抜刀する。しかし、るとは一歩も動かず、ただ冷徹な圧を周囲に叩きつけた。神獣たちを喰らい尽くした「超越者」の魔圧。それだけで、訓練された騎士たちの膝がガクガクと震え、地面に縫い付けられる。
「勘違いするな。魔王じゃないと言ったのは、あんな小物と同列に扱うなという意味だ」
るとは、恐怖に凍りつく少女団長の顎を、冷たい指先で掬い上げる。その指には、先ほどまで彼を焼いていたフェニックスの残り火が、蒼い火花となって散っていた。
「オレに逆らうなよ。この世界のルールは、今この瞬間から俺が決める」
次元のデザスターで全てを喰らい、最強の「偽物」から「絶対的な支配者」へと成り上がったると。
彼の言葉に、聖騎士たちは反論することすら許されず、ただその圧倒的な暴力の前に平伏するしかなかった。

2026/02/15 13:45

ゆっくりると
ID:≫ 15ZZhWW60Fvc2
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