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言葉の暴力や直接の暴力などでグロい表現がでてくるかもなの。それでも耐えれるよ〜って方だけ前にお進みください!具合が悪くなったらそこで試合終了!本を閉じて、深呼吸!←これ大事だから、絶対に忘れないでくださいね!

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妖精ゆーしゃ

#3

親友の証、涙のかたち

 秘密基地の扉がギィィィと嫌な音を立てて開いてしまった。そこには、若い男の[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]が立っていた。
「お前、ウォミルだな?」
低く、警戒するような声で言われた僕は、あぁ、見つかってしまったとがっかりした。男は僕を片手で持つと扉の前のハシゴに足をかけた。

あっ―――

そこにいるはずのない人と僕は目があった。子供は夜にこの森に来ちゃいけないのに。[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]は危険だから。
「イロホロ....?」
気づいたら口が動いていた。でも、隣には街の長がいる。険しい顔をしている長。
「ウォミル、お前を塔に封じる。これは街を水の脅威から守る処置——そして、未熟な力が己を滅ぼさぬようにする措置だ。」
周囲の大人も頷いていた。
「やれ」
長の一声で僕の周りにいた大人たちが僕を縛った。でも、僕は抵抗しなかった。というより、絶望で抵抗できなかった。なぜなら、長が続けてこう言ったから。

「イロホロ、よくやった。ありがとう。ウォミルの場所を教えてくれて」



―――次の日、僕は塔で目を覚ました。

 昨日のことは嘘じゃなかった。嘘だったら良かったのに。僕が水の力を持っているのも。イロホロが僕のことを裏切ったのも。嘘だったら良かったのに。

なんで?

僕はそう問わずにはいられなかった。僕が勝手に親友だと思っていただけだったのか。いやでも、イロホロは確かに言った。 「おれ達は、お前の親友だよ!」 と。あの言葉は嘘だったのか。それとも、監視だったのか。いつもジュリーとキュリー、イロホロがそばに力の継承が行われたあとも一緒に居てくれたのは。全部、全部、全部。


嘘だったのか?

ちがうよ、ウォミル。
” 嘘 ” だったんだ。

全部、《 嘘 》。


乾いた笑いが漏れた。まだ、笑えたんだな、僕は。そう思った。

――― カタンッ ―――

なにか落ちた音がした。ふと音がした棒で支えてある古びた板の窓の方をみると手紙のような紙の束が落ちていた。
家族とキュリー、ジュリー、そして…イロホロからだった。
「今更、こんな手紙送られても。」
最初はイロホロ以外の手紙を読んでいた。でも、塔でできることは食事と睡眠だけで、そのうち何度も読み込んだ手紙は飽きてしまった。震えながらも僕はイロホロからの新品のままの手紙を開けた。

『ウォミルへ
 
 ごめん。おれがウォミルの居場所を長に教えちゃったから、ウォミルは塔に閉じ込められちゃった。おれが悪いのはわかっているけれど、どうしてもこれだけは伝えたい。長は最初、おれに
「ウォミルの居場所を知っていないか?ウォミルは街の仲間だ。街の皆にもうウォミルを嫌な目でみたり、嫌なことを言わないと約束させる。だって、君の親友はまだなんにも悪いことはしていないからな」
って言ったんだ。長が言うんだったら皆信じてくれるし、ウォミルは悪いことなんにも、少しもしていないのをわかってくれたと思ったんだ。でも、大人ってずるくて、意地悪で、ウォミルを見つけた途端、 「塔に行かせる」 って。おれはあの後話が違うって言いに行った。でも、 「仕方ない」 の一言で終わり。信じられないよな。信じられなくていい。だって、ウォミルから見たら、おれは悪者だから。ごめん。

                           ウォミルの大親友 イロホロ』

なんだよ。なんだよ。なんだよ。こんな、こんな文をイロホロが書くなんて。疑っていた自分が恥ずかしかった。
(こっちこそごめん)
僕は心の中でそっと謝った。
僕は初めて、塔の中で少しだけ、息が吸えた気がした。


 数日後、僕の元にイロホロとキュリー、ジュリーが来てくれた。もちろん大人たちには秘密だ。塔の隣に生えている木にイロホロとキュリーは登ってきてくれた。ジュリーは怖くて登れず下で僕らの話しを聞いている。皆は色々なことを話してくれた。街に新しい妖精(フェアル)が引っ越してきたとか、街で迷子になった友好的な[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]の話、今、子どもたちの間で流行っている新しい遊び。キュリーとジュリーが力を継承したという話、秘密基地をもっと補強して強い雨が降っても雨漏りしなくなったという話。お話だけではなく、自分の力が嫌いなイロホロが力を使って見せてくれたり、キュリーとジュリーの双子のコンボ技を見せてくれたり、時には僕の家族からの手紙を持ってきてくれたり…皆、僕を忘れていないんだなと安心した。この時間だけは、塔じゃなく空の下みたいだった。誰も僕を化け物とは呼ばなかったし、笑ったら笑い返してくれる。それだけで、僕は少し元に戻れた気がした。
 ある日、僕はふと力を使ってみたくなった。街の[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]達は普通にやっている。僕は僕の中にある水を感じてみた。頭の中にある気もするし、お腹の下の部分にチャプチャプと音を立てている気もする。でも、流れていることがちゃんと分かる。手に力を込めてみる。水を指の先から出すイメージをして…目を開けると指先に水が溜まっていた。指先の水は、どこか暖かくて静かだった。まるで、僕の心の声を聞いてくれているみたいだった。手の力を緩めると水は床へ落ちてしまった。多分、正しい使い方では無いのだろう。本来は親や継承した[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]から使い方を教わるものだ。でも、嬉しかった。暴走していない。ちゃんと使えている。その事実だけでも嬉しかった。あの昔話は嘘だったと分かったから、僕は昔話に出てくるあの男の人とは違うんだってそう感じた。練習して、塔から出られた時に皆に水の力は僕は暴走させないって言ってやるんだ。そして、皆のためにこの力を使おう。心に誓った。
 毎日毎日、世話係が来ない時間にいっぱい、たくさん練習した。拳ぐらいの水だったら自由に扱えるようになってきた。どうやら、この水は湿気があればどこでも使えるらしい。自分の力を自由に扱えるのが嬉しくて、それに、他にすることもないから一日中練習した。練習に夢中になっていたら、いつもの時間より早く食事を僕に届けに来ていた世話係に気づかなかったみたいだった。
「あ、あn、あんた、それって…呪いの力………よね?いや、こっち来ないで。」
震える声で、手で足で女性の[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]が立っていた。
「ちがっ」
僕が一歩前に足を近づけると、女性は悲鳴を上げてどっか行ってしまった。
「いやああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
悲鳴が僕の耳にキーーーンと残っていた。水の力が呪い——それは、誰が決めたのだろう?なぜ僕の手元の水は、彼女にとって毒のように見えたんだろう。
しばらくして長たちが足早にやってきた。

「ウォミル、呪いの力を使ったそうだな」
「使った。」
「暴走したかもしれないんだ。お前は街の皆を殺したいのかッッ!!」
「ちがう。だって、力は皆使っているじゃん!僕も、使っていいのかなって。使いたくなった。」
僕は涙が抑えきれなかった。なんで、皆僕を悪者にするんだろう。なんにも悪いことしていないのに。しばらくの沈黙が過ぎ、長が言った。
「もう、二度と力を使うな。次に使ったら…どうなるか、分かるよな。」
そう言って長たちは去っていった。
 でも、僕の苦しみは力を禁止されたことだけではなかった。
翌日の朝から、食事だけが静かに扉の前に置かれるようになった。誰の声も、誰の足音も、誰のまなざしもなかった。 それは無言で告げられた、僕への決定だった。 
静かで確かな僕に対する 「拒絶」 だった。

作者メッセージ

やほやほ〜、こんアニ!ぴあのちゃんでぇす!前にも書いたかもしれませんが、私、気に入った子をどうしても辛い目に合わせてしまうんですよね〜。ほら、可愛い子には辛い経験を!とかなんとやらとかいうじゃないですかッ!しかも、私のショタ好きがスピードを加速して…いや、これ以上言うとただの変態に私がなるんで止めとこう。さぁ、今回のキャラクター紹介はっと言うと…そう!私、ぴあのちゃんです!いえ――――い(?)いや、できるだけネタは残しときたいじゃないですか?(共感の嵐を待っている)あ、リア友の主はここで一旦さよならしてね?バレたらちょいヤバな秘密抱えてるから

では、改めましてぴあのちゃんです!どっかのSNSで見たことある方もいる…いやいないか、底辺だし。羊と人の祖先をお持ちの音楽の神(?)最近は音楽だけではなく、小説の分野まで手を出してみた系ユーチューバーだよ〜!私、ここでめっちゃ有名になってアニメ化したいから!(いや、無理っしょ)皆、布教してね〜、バイアニ♪

2025/07/29 19:41

ぴあのちゃん
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